夫婦2人インド霊性修行の旅。その19。
とてもご無沙汰していましたインド霊性修行の旅日記インド霊性修行の旅。その19。2010年10月26日に書いたブログの続きを今日は書いてみようと思います。インド滞在からちょうど1年経った先月9月には、1年前の事がリアルに思いだされていました。今日で完結させようと思います。2010年9月13日。夫婦2人6日間のインド霊性修行の旅最終日。午前中私たちは、前日にも行ったシヴァ神とパールヴァティ女神の寺院、アルナーチャレシュワラ寺院へと向かいました。前日寺院の1番見たかった所が閉まっていたので、再度訪れたのです。ここの寺院はおよそ2000年の歴史があると伺いました。ここの寺院に入ってすぐに、生きているガネーシャ(像の姿をした神さま)がいました!ガネーシャ好きの旦那さまのJさんは「ガネーシャだガネーシャだ」と子供のようにはしゃいで写真を撮っていました。前日入れなかった洞窟のようなシヴァ神とパールヴァティ女神が祀られている場所へと入ります。(写真NG)「男性原理シヴァ」と「女性原理パールヴァティ」の結合された完全神。完全神「アルダーナリシュヴァラ神」の発祥がこの寺院と伺いました。半分がシヴァ神、半分がパールヴァティー女神です。お坊さんが私たちの名前を呼びながらプジャーという幸せになるお祈りをして下さいました。立派な首輪もかけて頂き祝福していただきました。このプジャーとても強力だったように思います。このアルナーチャレシュワラ寺院は1度訪れると、磁石のようにまた訪れる事になるらしいのです。前世で私たちはこの土地の近くに住んで霊性修行していた時期があったようです。2000年の歴史がある寺院なので、前世でこの寺院に2人で来たのだと思います。この寺院に足を踏み入れた時、懐かしいなんとも言えない気持ちになったのを覚えています。先ほどのプジャーとても強力だったと書きましたが、実は旦那さまのJさん。この時は私に何も言ってなかったのですが、プジャーの後から頭が痛く少しずつ具合が悪くなっていたようなのです。初めてこのような霊性修行の旅にゆくと、滞在中や日本に帰ってきてからカルマの解消が、体調やイライラなど、わかりやすく出る場合が多いようです。私は3度目でしたが、インド初めてのJさん。ご縁があってたくさんのプジャー(儀式)に参加させて頂けた旅でしたが、特にまだ変化がありませんでした。そしたら旅の最終日に出てきたようです。本人もまだ気のせいだと思っていたようで、寺院を後にして車を少し走らせ、聖者シヴァシャクティアンマの所に行きました決まった時間に行くと、聖者シヴァシャクティアンマに会えると話を聞いていました。到着して中に入ってゆくと、もうすでに何人かの方が胡坐で座り瞑想をしています。私たちも胡坐で座りその時を待ちました。静かーにシヴァシャクティアンマが姿を現しましたそして1人1人を丁寧にみつめてゆきます。聖者を目にするのは貴重な恩恵なので私はずっと目をそらさないでみつめていました。目が合いました。その時、私の中の神がズキュンと反応したのがわかりました。そして心の中が慈愛であふれてゆきます。女性聖者はにこっと微笑んで下さりました女性聖者は椅子に少し座り、静かに歩いて戻っていかれました。なんとも不思議な感覚。日本ではこんな方に会った事がないこの旅ではサイババと2人の女性聖者に会う事ができました。(サイババは今年の4月24日肉体を離れられました)霊的真理が書かれている本「あるヨギの自叙伝」の中で、聖者パラマハンサ・ヨガナンダはたくさんの聖者に会った時の体験を書き記しています。本を読んだ影響もあり、悟りの境地にいる方に、私もたくさん会ってみたいなと思っていたのでこのようなご縁にとても感謝した旅でした。泊まっている修行場に帰る前にお店でチャイを飲みました。そこの犬お母さんのお尻の所に子供が隠れています。可愛いさて旦那さまのJさん。お昼にお部屋に帰ってきてから本格的に調子が悪くなってきたようでお昼ご飯も食べられませんでした。お薬を飲んでベッドに横になって安静です。(先ほどの寺院のプジャーの前までは象をみてはしゃいでいたのが嘘のよう)熱が下がらず私も午後からお部屋で看病です。Jさんが寝ている間は、隣で1人でマントラを唱えたり瞑想をしたり本を読んだりして私は過ごしていました。その時ですね、不思議な体験をしたのです。横になっているJさんが何気なく私の手を握った時、前世で一緒にいた時の記憶が甦ってきたのです。前世でも2人一緒にいて、そしてJさんが死を迎える時だと思われる記憶です。その時のおもいが溢れてきて、私は涙がとまりませんでした。前世から相思相愛だったんだというおもい。だから死ぬ時にもっと一緒にいたかったというおもい。その気持ちが強かったからまたこのように今世でも同じように一緒になったという事実。願いが叶えられていたんだというそのことへの感謝のおもい。そんな前世の記憶のおもいと、その事実を知ったその時のおもいが混ざり合って、今思い出しただけでも涙がでてきます。Jさんがインドで霊性修行をしたいと言いだして実現した、夫婦2人でのインド霊性修行の旅。今、旅を振り返ってみると、インドに2人でいた前世の時代をリアルに再現する内容の旅になっていたことに気づかされます。最終日のこの涙の体験は、もっとJさんとの時間を大切にしよう。もっと幸せにしてあげたいなと、いとおしさが強くなった体験になったのでした。インドで最後に受けたプジャーの効果はとても強力でした。19時30分のラマナアシュラム(修行場)の夕食の時には、Jさん少し調子が回復してきたので最後のベジタリアン夕食を一緒に食べました。ここの聖者ラマナのアシュラムには3日宿泊し大変お世話になりました夜中1時にアシュラムを出て、インドのバンガロール空港に向かいます。バンガロール空港からインドのデリー空港に着き、日本行きの飛行機待ちの時間がけっこうありました。その時、空港でインドの旅を振り返りその時の想いを紙に書いたものが残っています。今、読み返してみてもたくさんの導きとミラクルがあった旅だったなという感想です。インド出発前、スケジュールを組んでいる時からミラクルが始まっていたようです。神さまがすることは本当に凄いなと感動しました前世でシルディサイババとご縁があった私たち夫婦。そのようなご縁もあったので今年サティアサイババが肉体を離れる前に、2人でお姿を見る事もできて良かったです。そして日本に帰ってきてからも、Jさんと私の中ではたくさんの、心と意識と状況の変化を体験しました。成長もしました。絆。深まりました。この日記をブログに書きだしてから、インド行きを計画されている、いろいろな地域の方から、ブログの方にメールが来たりしていました。インド出発前にネットで検索していたら、私のブログにたどり着いたりするようです。サイババのアシュラムやラマナのアシュラムの事などの質問メールが多かったのですが、このようにちょっとしたご縁でつながって、少しでも何かのお役にたてた事も、インドでの出来事をブログに書いてみて良かったんだなと嬉しく思いました今までのインド霊性修行の旅の内容にご興味がある方はこちらの1番下が1番初めになっています。「その1~その19完結」になっています。神聖な場所は写真NGの場所が多かったのですが、できるだけ写真も載せました。もしよろしければ覗いてみて下さいませ。読んで下さってありがとうございました。2010年夫婦2人インド霊性修行の旅。 完