2011/10/02(日)17:27
インプラント手術体験
小さい頃甘いものが好きだった私は上顎の前歯が義歯だらけである。
その義歯のうちの1本の歯根が弱くなって義歯を支えきれなくなったため
本日インプラントの手術を受けた。
インプラントとはご存じの方も多いとは思うが、簡単に言うと顎の骨にチタン
製の人工歯根を埋め込み、その上に義歯を装着するものである。
骨にドリルで穴を開けることを想像しただけで逃げ出したくなる気分であったが
そのほかに有効な治療がなかったため仕方なく手術を決意した。
手術の流れは予め渡されたパンフレットで頭に入ってはいたが、手術中は
ガーゼで眼をマスクされるため今何をされているのかはわからないことが
多い。ただ電動ドリルで顎に穴を開けるときだけは不気味な振動が頭蓋骨
に反響し、ときどきメリメリと骨粉の砕け散る音がする。(これを読むとイン
プラントを受けようとしていた人の決意を打ち砕いてしまうかもしれないが
あしからず) 恐怖心はそれだけで終息しない。ときどき施術する医者が
「これ・・よくわからないなぁ・」とか「うーん ぎりぎりだなぁ」とつぶやくたび
に恐怖心と不安が容赦なく襲ってくるのである。とにもかくにも手術は
無事終了し、3ヶ月間は仮の歯での生活を余儀なくされる。医者から
はくれぐれも仮の歯に力がかからないようにしてくださいと念を押される。
そうはいってもついうっかり柔らかいと思って噛んでしまったものが
思いの外固くて義歯を壊してしまったことは一度や二度ではない。
早く3ヶ月が過ぎ去って欲しいと祈るばかりである。(長文失礼しました)