テーマ:家を建てたい!(9769)
カテゴリ:よもやま話
WBSで公務員改革を取り上げていました。要は官僚バッシングです。一部当たっている部分もありますが、ちょっと偏向報道も見られます。そこで公務員宿舎の実態をご報告しましょう。
さて、わが家にも公務員がいます。というか実は私も公務員宿舎に住んでいるんですけどね。 社会人になり親元をすぐ離れた私は会社からほど近いマンションに、家賃12万円で住んでいました。部屋からは新宿の摩天楼が見える。若い時はこういうのに憧れたんですよ。ただ給料の半分が家賃に消えていたのでかなりツラかったっす。引っ越した直後から将来嫁になる彼女との同棲生活が始まりました。彼女もアルバイトをしてくれたので、高い家賃でも何とかやっていけました。 更新の時に郊外に引っ越して家賃78,000円のアパートに住みました。住んで1年後、彼女が何とか公務員になりました。やったー。その時、頭に浮かんだのが、 「そういえば、公務員宿舎って家賃、バカ安だよな・・・」 私の兄は国のお金を管理する●●省の役人なのですが、数年前まで宿舎に住んでいた事がありました。家賃がバカ安だったのを覚えています。何しろ宿舎を建てるのは各地方の財務局、その上部組織である●●省は特に優遇されていました。 宿舎には単身者向けと世帯向けがあり結婚している人は世帯向けに住みます。ただ、入省したてのペーペー役人は当然ながら大体が単身者向けに入ります。しかし、結婚さえすれば世帯向けに住めるハズです。嫁は最初、宿舎に入る事に抵抗しましたが、調べてみると3Kで1ヶ月6,400円で住めます。 おおお!親方日の丸! 世帯向け公務員宿舎は普通、公務員のだんなさんに奥さんと子供が住むパターンを想定していると思いますが、 「嫁が公務員でも住めるだろ。そうじゃなければ男女平等に反する」 と申請したところ、拒否される理由もなく一発でOK。すぐに引っ越しました。ただ嫁は職場の同僚から 「入省直後に結婚して、だんなさんと官舎に入るなんて考えたね」 「アルバイトの私には信じられないわ」 と相当イヤミを言われたそうです。まぁ、そうでしょうね。同じ職場の公務員達もそういう考えはあまり無かったようです。世帯向け宿舎に入る場合、だんなさんが公務員、奥さんがパートというパターンが多いのです。もしくは両方、公務員だったり。だから、だんなさんが民間で、公務員よりも良い給料を貰ったうえ、宿舎に住むのは最強(モラル的には・・・ですが)だと思いました。子供を産みたければ、奥さんは育児休暇が貰え、相変わらず宿舎には住めます。節約のために、あらゆる手段を講じたかった私は、自分の行動に一抹の後ろめたさを感じつつも、月7万円もの節約に大喜びしたものです。ちなみに私の職場でも 「税金ドロボーだよ。そういうの」 って言われたものです(遠い目)。でも別に犯罪じゃありません。正規のプロセスを踏んでいます。生活のためにあらゆる助成金を申請する。公営住宅に住む。場合によっては生活保護を受ける。そういう人達と同じです。私は自分の与えられた選択肢から最良の方法を選びました。批判している人達も正義感から言っているのか、単なる妬みなのか、まず考えるべきではないでしょうか。 体制批判は私もします。世の中無駄を省くべきです。 でも、1個人は与えられた環境で最良の方法を選ぶべきです。私の場合は公務員宿舎に住むことが最高の節約術でした。 さてその後、国民のバッシングを受け、宿舎は値上げをしました。確か30~40%のアップ。なので今の家賃は9,800円です。それでも安いですね。因みに駐車場代は1400円。東京の相場じゃないです。こんな事で驚いてはいけません。単身者向け宿舎の家賃はなんと 980円ポッキリです。 ランチ代で一ヶ月の家賃です。すごいですね公務員は。でも、いいこと尽くしでもありません。 (つづく) ↓面白かったら一票...ね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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