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テーマ:読書(8487)
カテゴリ:本の事
パリオリンピックが始まりました。
来月末から息子がパリに1年間留学するので、 あまりにも良いタイミングで街並みなどをガン見 オサレ~~な雰囲気しか漂って来ない あんな街で息子は馴染んで暮らして行けるのだろうか。 親としては、期待と不安。 いや今は不安しかない・・・ オリンピックの関係者でもないのに、 平和の祭典のオリンピックを見て不安になっている私 さて、そんな息子が持っていた本。 桐野夏生の『日没』 分厚い本だが、久しぶりに一気読みした。 文庫も既にあるらしい。 レビューを読んだら 『久しぶりに度肝を抜かれた小説に出会った』と書かれている方がいて、 本当にそうだ、その通り!!・・・と、心から共感する。 読み終わった後、10分くらい放心状態だった。 オリンピックでは寝不足にならないと思われる私だけど この本を読み始めたら睡魔に襲われる事も全くなく寝不足になってしまった。 非常に美容には悪いがやめられなかった~ 最近、何を読んでもイマイチ・・・ ガツンと読み応えのある本を読みたいと言う方にはぜひお薦めしたい。 会社の本好き同僚女子にも薦めたいのだけど。 現在はこちらを貸出中。 お盆休みに読むと彼女は言ってたので、もう少し様子見しよう。 こちらの本はNHKで放送されたドラマを観てから私は読んだので、 内容は分かっていたし、実に原作に忠実で素晴らしいドラマだったなあと むしろドラマの方の評価が上がってしまった。 キャストも本当にイメージにぴったりで、キャスティング力の高さに さすがNHKと思った。 最近のNHKのドラマはどれも素晴らしい(←ほめ過ぎか?) 息子は『燕は戻って来ない』のNHKドラマは観ていないようで 「あの内容をドラマに出来るなんて・・・」と言っていたが 普通に?ドラマに出来る内容だったと私は思うけど、 『日没』はまず無理だろうな。 『日没』を読み終わった後ずっと思っているのは 私は特に秀でた才能もない普通の人間で良かったと言う事。 オーバー70歳の桐野夏生先生らしいが、あまりにの文才に圧倒された。 桐野夏生ほどの圧倒的な文才があったら、自分の才能のとの闘いで 普通の暮らしが出来ないのでは?とまで思った。 ・・・が、ググったら普通に?素敵な女性(お写真)でビックリ! あれだけの文章を書く方なら相当奇才なビジュアルかと勝手な想像をしていた私 ま、作家とはそんなもんだろう・・・と納得し、 やっと『日没』の後遺症から解放されました 読んだ2冊ともとても良かったので、この長く暑い夏の間に 桐野夏生先生の本、他も読んでみようと思う次第 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.28 08:02:54
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