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カテゴリ:マネージメント・ベンチャー
リストラ先進国イギリスについて
1999/5/19 のニュースステーションで取り上げていた。 まず登場したのがロンドンのイスリントン通り。 ここのソーセージショップを営む人は かつては銀行員で2000万円の収入を得ていたという。 ビッグバンで彼のつとめる銀行は吸収合併。 リストラされる。 彼は退職金でソーセージショップを開店。 はじめは赤字続きで退職金は底をつきそうになる。 ハーブをつかうソーセージが売れ始め 現在では2店舗をもつように。 銀行員時代の収入の1/4だが 新しいビジネスをおこすということは そうした収入の減少にはかえられない と彼はいう。 もう一人はロンドンの証券会社につとめていた。 年収は1000万円。 ところが、ロンドンを離れたいということで リバプールへ。 年収は400万円に。 しかし、ここにもビッグバンの流れはやってくる。 会社の中で高給取りの彼がリストラされた。 「リストラは個人の能力に関係ない。会社の事情だ。」 能力があっても給料が高く 会社に負担ならリストラされてしまう。 最初は途方にくれたようだが これは別の仕事につくチャンスと考えなおした彼は その後、マンチェスターで リストラされた人のためのカウンセラーの職につく。 今では年収1300万円にもなるという。 リストラされた経験が生きていて リストラされた人の気持ちもよくわかるそうだ。 ビッグバンで仕事はハードになり、 体のことを考えるならば45歳で引退を考えた方がいいそうだ。 この放送から5年たつ。 しかしこの話は決して古く感じない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.30 12:51:42
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