027227 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

やすくんのエッセー

やすくんのエッセー

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

yasu-kun2005

yasu-kun2005

Category

Favorite Blog

今から会おうよ 東京りんごさん

Freepage List

2005.10.31
XML
カテゴリ:環境・科学技術
化学工業の歴史にみる
産業と環境の関係について述べる。

化学工業で最初に重要になったのは、
酸であり、アルカリだった。
これは産業革命とともに繊維の生産が増し、
繊維を洗浄しなければいけなくなった
という社会的要請があったからだ。

酸やアルカリを生産する過程の途中や最後に
酸性の気体や、アルカリ性の灰が生じた。

まず酸性の気体は。。。

1)そのまま空気中に出す → 近所から苦情がでる
2)煙突を高くして拡散させる → 広範囲な被害
3)気体を水に溶解して排出ガスをきれいに
  → 酸性の水はそのまま川へ流したため水質汚染
4)回収した酸性の気体を再利用する

こういう順番に環境汚染対策が進んでいく。
最初は 環境のためにかける費用はマイナスになるだが
効率よく再利用することができれば、長い目で見て
コストもやすくなるというメリットが生じてくる。

アルカリ性の灰は
1)そのまま放置する → たまりすぎてこまる
2)どこかにうめてすてる → いずれはすてるところがない
3)灰を出さないプロセスにする

こういう順番にかわっていく。
最終的には灰を出さないプロセスがいい。
そのプロセスに変えられないとすれば
技術的に高いレベルを要求されるという障壁があるためだ。

技術開発には多額の資金がかかるので
最初は環境にお金をかけることに抵抗がある。
しかし、余分なものを排出しないようになれば
無駄がないという点で競争力をもつことになる。

新しい技術を導入すると
古い技術を廃棄しなければいけなくなるので
導入には 何かのきっかけが必要になる。
新しい技術を導入することに対しては
苦労はあっても長い目で見ていいことだ。
しかし、古い技術をまだ使えるうちに
古い技術を廃棄するのは無駄になるから、
いつ新しい技術に置き換えるかの判断がむずかしい。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.11.30 22:49:42
コメント(0) | コメントを書く
[環境・科学技術] カテゴリの最新記事


Calendar

Archives

・2024.11
・2024.10
・2024.09
・2024.08
・2024.07
・2024.06
・2024.05
・2024.04
・2024.03
・2024.02

Recent Posts

Comments

プラントエンジニア@ Re:大学では魔の川、企業では死の谷というずれ(01/17) 呼び名はどっちでもいい。とにかく今まで…
SERENE@ Re:大学発ベンチャーの起業と勘違い(01/16) 産学連携の神様が言っていた。特に機械工…
もずく@ Re:大学発ベンチャーの起業と勘違い(01/16) 機械工学的な要素であれば、魔の川の原因…
yasu-kun2005@ みゆみゆさん 自分の未来に投資できる時間が どれだけ…
みゆみゆ@ おはよ 私は高卒で、高校生のころは早く自分で稼…

© Rakuten Group, Inc.
X