有機堆肥の作り方

アルバム名:有機堆肥の作り方

日時   :4月15日

場所:趣味のyasu農園




 土の中に堆肥を入れる作業は、有機栽培の基本です。この有機堆肥は長い目で見た将来の土つくりに欠かせないものであると同時に、現在作っている作物の栄養分でもあります。
 私たちが自分で作れる有機堆肥には、生ゴミで作った堆肥や動物糞尿堆肥や落葉やモミガラなどで作った堆肥があります。ここでは、一番作りやすい落ち葉+モミガラ堆肥を紹介します。


 まず、比較的細かい材料のモミガラ、クン炭、米ぬか、油かす、鶏糞などを良くかき混ぜます。次に裁断した稲ワラや山シバ、落ち葉などの粗い材料を入れます。
最後にバイムフード600gを米ぬか10Kgに混ぜて全体にいきわたるようにします。
最後に糖蜜入りの水を全体を攪拌しながら投入します。水分が少なければ、醗酵温度が上がりすぎて堆肥は焼けてしまいますし、水が多すぎると堆肥は腐り、ウジムシが発生します。
攪拌が終わり、水分や材料が均等に混ざれば、1mほどの
高さに積み上げ、ダンボールやムシロ、上敷きで保温します。

 5~10日で第一回の切り返しをします。写真左はムシロを取ったところです。表面は湿っていますが、内部は発熱のため水分はほとんどなくなっています。
砕いて広げて、醗酵の進んでいる所と進んでいない所を良くかき混ぜて、酸素を供給します。この時に水分や窒素やリン酸の調整をします。
 
 備中鍬で全体を攪拌しています。この切り返し作業が最も重要です。この時に全体を攪拌しながら水分の調整を行います。一回約800Kgの堆肥で5~6回の切り返しを行います。
 1トン近い堆肥を備中鍬一つでかき混ぜるのですから結構大変な作業です。
 堆肥5
ほぼ最終局面の切り返し作業です。50度以上の高温で湯気が一面に上り、甘い醗酵の香りがします。全体の堆肥の色が濃い茶色になり、枯葉なども醗酵熱で形がバラバラに細かくなってきたら終了です。50センチほどの高さにして乾燥させてから保存容器(衣装ケース)に保存します。


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