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●女優の大原麗子さんが亡くなった。さびしい最後であった。
おそらくは、「カンビロバクター菌」の感染による「ギランバレー症候群」が、その死に大きく関わっていたと思われる。 カンビロバクター感染菌による食中毒(愛知県衛生研究所HP) 『本当は危ない有機野菜』にその実態をあますことなく報告してあったので、ここで再録し、大原麗子さんの死を無駄にしないためにも、学んでほしい。 ●この病気は、日本人としては、主に生の「トリ肉」を食べることによって感染する。 焼き鳥の生焼きでもうつる。 冷蔵庫内で、4度という低温でも増え続ける菌だ。 一度かかると、全身の筋肉が動かなくなって、心臓の筋肉(心筋)もマヒする。 特効薬もない。まったくの難病感染症である。 素敵な方でした ******************************************************************************** ●なぜ私だけがこんな目に「ギラン・バレー症候群」 『手先や足先が急に動かなくなります。 数日のうちに動かない部分が段々と、体の中央部に向かって進行していきます。私の場合はそのまま呼吸筋まで麻痺し自分で呼吸できなくなってしまいました。 もちろん顔面が麻痺して、見たり、しゃべったり、食べたりすることができなくなるのです。私の場合はさいわい1ヶ月ぐらいで完治しましたが、1年以上たってもなかなか回復せず、場合によっては足や手に運動障害が残る人もいます』 これは罹患した患者の体験談である。 そしてこの病気がギラン・バレー症候群という。 日本での発症は年間約2000人前後といわれている免疫系の病気だ。 日本では女優の大原麗子さんや、安岡力也さんなどの著名人の患者の存在によって、この病気の存在が広く知られるようになった。 病状も回復にかかる期間も個人によってまちまちである点がこの病気の特徴でもある。 意外な感じをもたれる方がいるかもしれないが、前述のカンピロバクターこそが、このギラン・バレー症候群の原因ではないかと強く疑われている。 もともとこのカンピロバクター属菌は、約百年前から家畜の流産菌として農業畜産界では認識されていた。 それにもかかわらず、逆に人の腸炎起因菌としての重要性が明らかになったのはまだ数十年以内という変わった経歴をもつ菌である。 したがってそういった性質は、もしかすると耐性菌が生まれた時点で新たに獲得していった形質であるのかもしれないのだ。 そんなカンピロバクターとギラン・バレー症候群の関係に関する各国での研究報告はつぎのとおりである。 ■ 1982年・英国 45歳の男性がカンピロバクターによる下痢症状がみられてから15日後にギラン・バレー症候群をひきおこす ■ その後の米国の研究統計 ギラン・バレー症候群患者の10~30パーセントがカンピロバクター既感染者であり、その数は425~1275名と発表された ■ 新潟大学 1990年にカンピロバクター感染後のギラン・バレー症候群患者2名を報告 1991年に同7名を報告 ■ 都立衛生研究所 抗体検査結果から、ギラン・バレー症候群患者52名中31名のカンピロバクターの陽性反応が確認 このように、その関係に関する検証はここ30年でようやく解明されつつある。 カンピロバクターとギラン・バレー症候群の関係。 それは、人や家畜、ペットの治療現場で発生した耐性菌が、われわれが考えている以上に、食物連鎖などを通じて人の生活圏と自然界を循環している証明なのかもしれない。 カンピロバクター感染後に、自己免疫疾患と考えられているギラン・バレー症候群が起こる理由を説明してこの項を終わろう。 ■カンピロバクターが体内に入る ↓ ■免疫系がこの菌を殺すために抗体を作る ↓ ■この菌と人間の神経細胞が似ているために誤って抗体が運動神経を攻撃する ↓ ■その結果、筋肉が動かなくなる といったもの。 10万人に1人程度の発症とはいえ、その1人となってはならない。 さらに問題は、ほかの感染症やその感染症の耐性菌だ。 家畜由来の感染症や、その感染症の耐性菌が、カンピロバクターと同じようにヒトの自己免疫疾患系の病気に関係している可能性はないのかということである。 そういった意味でじつに興味深いがある。 医療関係者向けの事前接種(プレ・パンデミック用のワクチン)の話が先日発表されたばかりであるが、その接種の安全性に関する話だ。 『1976年に米国ニュージャージー州でH1N1型の豚インフルエンザが流行。 大流行を恐れた政府がよびかけ4000万人がワクチンを接種したところ、約500人がギラン・バレー症候群をおこした』というもの。 この数字は、数字としてはかなり高いものと考えられる。 この事件でひとつだけ言えることがある。 それは新型インフルエンザ・鳥インフルエンザ・カンピロバクター症・ギラン・バレー症候群の間には、すべて「家畜」が関係していることだ。 それは誰にも否定できない。 (『本当は危ない有機野菜』徳間書店刊より) ※カンビロバクター菌は、これからの感染症です。 鳥さしやレバーの生焼けは危険です。 トリ・インフルエンザ菌も含めて、家畜由来の事件が多すぎます。畜産という廃棄物未処理の産業が、いかに時代に逆行しているかがわかります。 ******************************************************************************** 大原麗子さんを悼む ●大原麗子さんは、その甘い声と、潤んだ大きな眼の美人です。 見つめられたことはないですが、見つめられるとたぶん「動けなくなる」くらいの色気を発するひとでありました。 ●渡良恒彦氏・森進一氏のお二人と結婚履歴がおありになるが、晩年(といってもまだ62歳)はあまりにもさびしすぎます。 老人ホームや病院での死もさびしいものだ、と思っていましたが、これはひどい… 大原さんは朝鮮系の帰化日本人でもありました。 「飯島愛」の孤独死事件と重なって、女優の不幸せが印象的です。 昨日今日と哀悼が続きます。笑い話どころではありません。 合掌 ***************************************************************************** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
わたしも大好きな女優さんでした。。。
(2009.08.07 21:15:38)
大原麗子さん、私も好きでした。
たった1人で (2009.08.07 23:15:55)
切れちゃった(^_^;)
あれだけの大女優だった方がたった1人で 亡くなったなんてやりきれません。。。 カンビロバクター菌は猫ちゃんの腸の中にも あるのですね! ナンナンと密接に暮らしすぎてるので 気を付けないといけませんね。 (2009.08.07 23:19:32)
うわ~もう死んじゃったの?ショックって感じでした
なんともいえない色気のある人でしたね~ あの色気を無理にまねようとするといやらしくなってしまいます 羨ましいですね~(色気) 一生かかっても会得できないですね~ 鶏肉が一番安いからよく食べるんですけどね~(汗) キャベツを食べて虫はわかすし、鶏肉でもどうにかなったらこわいな~ (2009.08.08 16:44:24)
とらのこどもさんへ
>わたしも大好きな女優さんでした。。。 ----- お別れの会には行きませんでしたが、お別れしました。麗子さんの声が好きだったんです。甘くって。 (2009.08.25 22:06:08)
ゆめにゃん♪さんへ
>切れちゃった(^_^;) >あれだけの大女優だった方がたった1人で >亡くなったなんてやりきれません。。。 >カンビロバクター菌は猫ちゃんの腸の中にも >あるのですね! >ナンナンと密接に暮らしすぎてるので >気を付けないといけませんね。 ----- そうですね、猫は耐性があるから発病しないけれど。 牛のO-157と同じです。人間はやられるんですね。 (2009.08.25 22:08:58)
ゴリタマゴさんへ
>うわ~もう死んじゃったの?ショックって感じでした > >なんともいえない色気のある人でしたね~ >あの色気を無理にまねようとするといやらしくなってしまいます >羨ましいですね~(色気) >一生かかっても会得できないですね~ > >鶏肉が一番安いからよく食べるんですけどね~(汗) >キャベツを食べて虫はわかすし、鶏肉でもどうにかなったらこわいな~ ----- 生でなければ大丈夫です。焼き鳥でなった人がいます。よく焼いてね。 (2009.08.25 22:10:09)
大原麗子さん、お美しい女優でした。ものまねを見るたびに「お前とは違うんだよ!茶化すな!」と心の中で叫ぶほど、本当にお美しい方でした。その大原様がギラン・バレーに罹り、寂しかったであろう晩年を過ごされたと言うことを知り、しばらくの間、言葉を失ってしまっていました。
私は、現在ギラン・バレー後の自主リハビリに毎日を費やしています。 振り返れば、罹ったのは2014年の8月。思い出してみてください。 その前月末、某ファストフードチェーンや某コンビニエンスストアで販売されていたチキンナゲットが、製造過程で床に落ちた肉や賞味期限を数年もごまかした肉をさも当然のように製造ラインに投入し作っている中国の工場のシーンを背景に「自分はこういうことを知っているし、こんなものは食べないから気にしない。日本人はたべるんでしょう?すごいわね。」と工場の従業員が言っていたのが印象的だったあのニュースが流れた頃です。私は業務委託という名の偽装派遣だったので、定時+数百時間の残業をこなしつつも、いただける給料は十数万。残業代は1円も付きませんでした。給料日前の数日間は、もやしとナゲットにどれだけ助けられたか、そしてそれを何年続けていたか…今思うと悔しいばかりです。ちなみに、その会社からは「病気に罹った人間は使えない以上燃えないゴミ同然だから、クビ」と、すぐにクビを宣告されました。こき使っておいてこの始末です。 なお、入院先の病院でも、チキンナゲットを食したことが引き金の一つということは認めてくれました(検査記録に医師の記載が残っている)が、それについて販売会社の本部宛に手紙をお送りしたところ(今は生産拠点国を変えていますから何も言えませんが)その会社は「大変でしたね」の一言で終わらせて(いや、終わらされて)しまいました。 既に1年以上を棒に振ってしまっていますが、今後後遺症が残るのか、寛解(完治はしない病気なので、そういう表現はしません)するのか、あと数年をかけて見ていく必要がありそうです。 その間、ほんのわずかな傷病手当金があと残り半年(計1年半)、その後は障害者としての障害年金の受給が待っているだけで、まともに身体を動かせない以上、仕事に就くのは難しいです。普通の年金ですら生きていくのに大変だと聞いている昨今、もともと国民年金という制度が(表向きはしっかりとした骨子が存在するものの)当時のお年を召された国会議員の方々が「働くには疲れた我々が手っ取り早く合法的にベーシックインカムを手にするには?」「だったら、若い人たちから上澄みをもらって年寄りで分ければいいんじゃね?これから人口も増えるし」という軽いノリで作られたほぼ無計画のいい加減な仕組みから生まれたものだということも、あまり知られていないくらいですから、障害年金もたかが知れていることくらい、ここを訪ねてこられた方々はご存じかと思います。 この文章を入力するだけで、既に5時間が経とうとしています。 これでは即戦力はおろか仕事は無理でしょう。この時間に起きているのも、時々全身を襲う痛みで目が覚めるからであって、望んで不摂生をしているわけでは無いことも、どれだけの方々にご理解いただけるのか…。 本当に、いろんな意味で笑い事ではありません。 そればかりとは限りませんが、中国製の食品には、本当に気をつけてください。そして、「これくらいならまだまだ」という慢心は持たず、何かあったらすぐに病院へくらいの気持ちは、若い方も含めぜひお持ちいただけたら、その願いが叶えば幸いです。 (2015.09.06 04:20:22)
難しい病気の説明が少し分かり難い、ましてや自分の症状と照合するとアレもコレもと当該だったり、無かったり…やはり専門医に診て貰い検査するのがベストだと思う
(2019.03.06 00:16:39)
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