病人と患者
病人は病院の玄関に入れば患者になる。看護師さんの案内で診察室で医師の診察を受けることになる。 私は30年まえの11月初め、寒気がするので近所の医院で点滴をしてもらった。医師は大きな病院に行って精密検査を受けるようにと、勧めてくれた。翌日、会社の指定病院にマイカーを運転して行った。病院の受付に行くとたちまち車椅子に載せられた。胃カメラ検査の結果、十二指腸潰瘍と診断されて、そのまま入院、絶食・点滴の1週間になってしまった。おもゆ、3分がゆ、5分がゆとなり、再度胃カメラの結果、傷も癒え・出血も止まり、退院となった。3週間近い入院になってしまった。 翌年・秋にまた黒い便が出て、すぐ近くの病院に行った。同じパターンの治療だったが、10日で出てきて後、自転車で通院した。その翌年もまた同じことになった。 次の年は、ガスターという胃液を止める薬が出て、医師に勧められ秋口から、毎晩寝る前に飲むことにした。暮れ前まで飲んだが、十二指腸潰瘍は予防出来た。翌年もまた服用したが、胃腸の疾患は出なかった。その後、体質が変わったのか、胃の病気は忘れてしまった。 近年、いろいろな病気をやって、いろいろな薬を飲んでいる。特に朝晩、痛み止めを飲んでいるので、ガスターに類する薬を毎晩愛飲させてもらっている。