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今井さんや郡山さんが御身体の調子を取り戻され、きちんとご自分の意見を言われたニュースは、とても嬉しいものでした。きちんとご自分の意見を言われたニュースは、とても嬉しいものでした。今井さんは、あの若さにも拘らず、自分の考えをしっかり持って行動していらっしゃるのを感じました。一部には、彼がふわふわした気持ちでイラクに取材に出かけたと非難する人もいましたが、記者会見を拝見した限りでは、劣化ウランに関する記事を書くための取材をしたいというご自分の信念に基づいた行動だったからこそ、下記の様に堂々とした態度が取れたのだと思いました。
自己責任論について、郡山さんは「ジャーナリストは危険だからこそ現場に立って伝えることがある。ぼくらに当てはまる言葉ではない」、今井さんも「自分にとっての責任は、今回のことを日本の人たちに伝えることだ」と語った。(毎日新聞(4/30) http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040501k0000m040099000c.html より) ただ、高遠さんの体調が回復していないことは、悲しいことです。一日も早く回復される事をお祈りしています。 では、掲示板へ書き込んで下さった方へのお返事です。 ♪あっこ♪さんの「本来私達全員がイラクの人達のために何かをする義務があると思います。普通の日本人が怖くて出来ないようなことなのに危険を承知で行ってくれた人達。彼らは公的存在ではないにせよ、いやだからこそ、純粋に助けたいと言う気持ちを持つ人間として日本が最も誇れる代表と言っても良いと思うんです。その彼らを非難する権利なんて、忙しいにせよ安全な生活をしている者にはないはず。」というお気持ちが、イラク邦人人質の方々に届くと良いですね。私も何とか彼らのイラク人の為の行為をバッシングや非難をする人々だけではなく、誇りに思ったり感謝したりする人々も30%近くいると言う事を知って貰いたいものだと思い、彼らのセラピスト・斉藤学さんにでも伝えられないかと方法を探ってみましたが、彼には彼のやり方があるでしょうから、いらぬお節介にならぬ様、控えました。 Mikanさんの「助けてやったとか迷惑かけられたとか、何でそんな偉そうなの?自己責任とか言ってるけど、じゃあ政府やマスコミや心ない人達によって傷つけられた人達への責任は誰がとるの??」に賛成です。小泉さんの口調から「助けてやったのに。」というニュアンスが溢れていましたものね。でも彼らの行為によって誰が迷惑を掛けられたのでしょう?彼らはあくまでも誘拐事件の被害者であり、迷惑を掛けたのは犯人です。彼らやワイルディングさんの様な行動をする人々がいなければ、イラクの真相は伝わらず、第二次大戦中のように、私達はそれこそ目隠しをされたまま、判断しなければならなくなってしまいます。ファルージャで米軍が住民をどのように虐待・殺害し(例えば怪我をして動けない市民の喉を掻き切って殺す等)を誰も知る事のないまま、米英軍にとって都合の良いニュースを信じるしかなくなるでしょう。 また、先日、日本テレビで米軍に爆弾をしかけた犯人とそれをかくまう村人(殆ど全員)へのインタヴューを放送していましたが、そういう勇気ある行動も、もしインタヴューの前に彼らに拉致されていたら、やはり『自己責任』として、家族や本人達へのバッシングが正当化されるのでしょうか。 前にも書きましたが、『自己責任』というのは、誰にでも伴うもので、何らかの行動をする人、或は行動しない人も全て自己の責任で行動しているのです。それでも(例えば植村直己さんの様な用心深い人でも)事故に会ったり犯罪に巻き込まれたりします。そんな時、助けられる人があれば、それを助ける手立てを取るのが、人間なのではないでしょうか。『自己責任』を非難の理由にすべきではないと考えます。 ワイルディングさんのファルージャからの報告や渡部さん達のインタヴューでの説明で推察出来る様に、誘拐する武装グループには、イラク人の為の行動をしている人々は、解放する、というルールがあるようです。そして、人質となった人々は、自己責任で自分の行動を犯人に説明し、解放されました。しかも彼らが「イラクに残りたい。」と言ったとき、犯人達が自衛隊の撤退を要求していたということは知らなかったようですから、本来の目的を自己責任で果たしたいと思っても当然であり、その意に反して連れ帰ったのは政府であり、その費用を請求するのは筋違いだと考えます。 勿論、政府は人質となった人々を助ける為の情報収集をし様と努力はしたでしょう。それは国として当然の事です。でも以前からのパイプが無い為に、情報収集の手段は「下手な鉄砲撃ちゃ当たる」式だった為に、莫大なお金を使った、という説がありますが、それは3人の責任ではありません。イザという時の為の情報網を構築していない政府の責任です。 邦人誘拐の報があった時は、多くの方が心配されたでしょう。ですから、彼らもご家族もきちんと「ご心配頂きまして有り難うございました。」と言っています。その言葉は妥当だと思います。それ以上の「迷惑を掛けて・・・」という言葉は必要ないと考えます。 (*続きは、5月2日分へ: 5000字以上はきちんと表示されない可能性を考え、4月30日に書き始め、中1日置いて、5月2日に完成した本文を、2日分に分けてアップし直します。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年05月02日 23時49分56秒
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