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発達と成長と幸せの心理学

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2004年05月05日
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カテゴリ:社会とのつながり
ケロヨンmk2さんの日記も拝見しましたが、「天誅」という言葉を使われること(例え冗談でも私は使いませんが、娘に言わせると私はまじめに考え過ぎるそうですから、若い方の感覚とは異なるのでしょうね。もっとも帰国子女の娘は「天誅」の意味を分からないかもしれませんが、ケロヨンさんは旧い言葉をご存知ですね)から、私とはかなり異なる感覚の方とお見受けしました。でも、「私も、3人及びその家族へのバッシングに心を痛めている者の一人です。」というお言葉に、ホッと致しました。HP上で使用される言葉は激しくても、行動やお気持ちには優しさがある方なのでしょうね。「3人の自宅にイタズラ電話をかけるような行為は、許されるべきことではないと考えています。」という点では、私も同意見です。

また「・・・命の危険があるはずの「拘束中」よりも、命の危険がないはずの「帰国後」の方が受けるストレスが高い???これは、どう考えてもオカシイ。(普通、命の危険が最もストレスを感じるのでは?) 「焼き殺される危険」よりも「バッシングに合うこと」の方が、3人にとって「心の傷」となる。理解不能です。 この点をご教示いただけると有難いのですが。」という点について考えてみました。

4月22日の私の日記に「先ず、何故犯人が『もっと怖がれ。』と言ったのでしょう?」という件で、「3人は死も覚悟してホテルを後にしました。人は死を覚悟して行動する時、意外と落着いているものだと思います。(開き直って)度胸が据わるからです。」と書きました。この開き直った時の気持ちは、何かをやる前に「命の危険を冒しても良い。」と思った事のない方には解らないかもしれませんね。

私は60年も生きて来ましたので、それなりに「その為に死んでも本望。」と覚悟して行動した事があります。今のオフィスも、「ひょっとしたら米国のカウンセラーの様な危ない事件(殺人も含めて)に遭遇する事があるかもしれない、でも今までの人生が(辛い事は有っても結局は)幸せだったから、この幸せになれる気持ちを少しでも多くの人に分けたい。」と一応の覚悟はして始めました。それで、覚悟した時の人の気持ちを少しばかり解ります。

また、「それと3人には、イラク人のために働いてきた、という自負があったでしょうから、話せば分かってくれるかもしれないという思いもあったでしょう。」とも書きましたが、後の今井さんのインタヴュー中に、「犯人グループは当初『スパイか』『なぜ日本の軍隊は……』などと詰問する一方で、<3人が自分達のイラクでの仕事を説明したら理解してくれ、>「ソーリー(申し訳ない)」とも繰り返した。」(毎日新聞 4/30)という言葉(<>は私の挿入です)で、その通りだった事が分かったのではないでしょうか。そして高遠さんは「戦わない方法は考えられないの?」と落着いて語りかけ、彼らからアドヴァイスまで求められています。

捕まった当初の恐怖やビデオ撮りの為の脅しによる恐怖も、イラクの医者が心配したようにPTSDの原因になる要素もあったけでしょう。でも3人は、話し合いの中で、何故武装グループがそんな行動を起こしたのかという理由や気持ちも理解した様ですから、命の危険への怖さは解放されるまでに薄れ、むしろ武装グループを始めとするファルージャの人々への同情をさえ感じていたと思います。そして「焼き殺す」という言葉は、日本政府への脅しとして使われましたが、3人には直接使われなかった様ですし、自衛隊の撤退を求められていた事も解放以前には「知らなかった。」とのことですから、ケロヨンmk2さんの仰る「焼き殺される危険」を3人は感じた事は無かったと思われます。だからこそ「イラクに残りたい。」という言葉が出たのだと思います。

一方で、解放されてホッとした時、彼らは自分の母国の政治家達や国民の多くから、生還を喜ばれるかもしれないとは思っても、まさかこんなに迄バッシングされるとは思ってもいなかったでしょう。つまりバッシングへの覚悟は出来ていなかったので、ショックもより大きかったのだと思います。例えば病気で家族を亡くした人は、一応の覚悟が出来ますが、いきなりの事故で家族を亡くした人の方がショックが大きいですよね。その様に、人は緊張しながらも覚悟出来た時より一安心した時にいきなり受けるショックの方が、「心の傷」を大きくしてしまうのです。誰でも、緊張して構えている時には、叩かれても直ぐに跳ね返せますが、安心して油断している時に叩かれたら跳ね返せない筈です。

それが如何にショックであったのかは、「面会した写真家の森住卓さんの話を聞くと、これまでやってきたことは何だったのかという強烈な自信喪失に襲われ、自分の存在に確信が持てない状態に追い込まれているようです。
 事件そのものに起因するトラウマももちろん小さくないでしょうが、それ以上に、一連の被害者バッシングの影響が大きそうです。」(江川紹子ジャーナル 「批判にお答えします」5/2  http://www.egawashoko.com/menu4/)という状態が現しています。ここでの江川さんの主張は、私と共通するものが多いです。関心のある方は是非お読みになって下さい。

以上の説明で、ケロヨンmk2さんの「オカシイ」という疑問が解ければ良いのですが・・・。





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最終更新日  2005年12月01日 14時37分55秒
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