|
カテゴリ:社会とのつながり
長いな、と思っていましたら、皇太子殿下が10日の記者会見で「「外交官の仕事を断念して皇室に入り、国際親善が大切な役目と思いながらも(結婚後の10年間に)外国訪問がなかなか許されなかったことに大変苦悩していた。雅子のキャリアや人格を否定する動きがあったことも事実です」と述べられました。
これを聞いた時直ぐに「男子出生に絡む何か虐めのようなものがあったんだろうな。」と思いました。 何せ宮内庁からは、秋篠宮妃殿下に第3子を期待する旨の発言がありましたから。これを聞いた時「皇室の妃殿下というのは、世継ぎを生む為の道具として考えられているのだなー。」と信じられない思いでした。しかも、この発言は「もう雅子妃には無理の様だから、せめて紀子妃に・・・」と言わんばかりではないですか。彼女達の人権はどうなっているのでしょう。 宮廷での生活がいかに大変であろうかは、結婚当初、あのふっくらと美しく、生き生きとされていた現皇后殿下が、ご結婚後みるみる痩せられ、一時更に美しい時はあったにせよ、その後も細くなり続け、むしろやつれていかれた様からも、推察出来ます。 それでも皇后殿下は、直ぐに浩宮(現皇太子殿下)が生まれたから、雅子妃殿下の倍の回数の外国訪問が許され、雅子妃には許されなかったたのだと、今回の宮内庁の記者会見「お世継ぎ誕生に専念して頂きたくて、外国訪問を少なくして頂いた」旨の発言を聞いても分かりました。 この宮内庁のやり方は、「世継ぎを生めない妃殿下は、外国訪問に行く資格無し。」といって虐めているようなものです。 何てことでしょう!大体、外国にいらしたからと言って、一人で一年中滞在される訳ではないのですから、お子さんが出来る出来ないに関係ないでしょう。むしろ皇太子殿下からの「皇室としての国際親善が出来る」という言葉が殺し文句となり、折角の外交官としてのキャリアを諦めて皇族となられたのですから、どんどん外国訪問された方がその役割を果たせる喜びで、逆に心理的に良い環境が生まれ、お子さんが出来易くなる事だって有る筈です。今の様に、ご静養を要する体調に迄心理的に追い込む方が、余程お子さんを出来難くするでしょう。 もっと人の心理を分かる人に宮内庁に入って貰いたいものです。皇室の方々のカウンセラー的相談役っていらっしゃらないのかしら?彼女が皇室に入った段階からその様な方がいらしたら、未だ雅子妃のお心や体調の有り様も違ったのではないかと思うのですが。 それに、愛子様が生まれた事は評価されていないのかしら?お一人出来たのですから、もう良いでは有りませんか。女帝だって今までの日本の歴史には存在するのです。今朝のテレビで、宮廷生活の余りの自由の無さに、例え女帝が許されても、「愛子様の人としての将来の幸せを考えると、暗澹としたお気持ちになられているのではないか。」という発言もありましたが、その時は、愛子様が望まなければ、他のお世継ぎ継承権のある方だっていらっしゃるではありませんか。 そのことで、彼女の様な有能な外交親善役を宮廷に閉じ込めておく事自体が、国家の損失ではありませんか? でも、本来日本の最も上位にある人達の生活ににそこまで不自由を押し付ける事の出来る宮内庁って、一体何なのでしょう?本来彼らの幸福な生活を願うべき従僕ではないのかしら? 彼女が皇太子妃になられたとき、ウイーンにいる妹夫妻がウイーンっこ達の反応を教えてくれましたが、一様に「勿体無い!何でいつかは女性大使に成れるかも知れない人を皇室という巣に閉じ込めるの?」だったそうです。 でも、皇太子殿下の言葉通り、皇族としての国際親善が思う存分出来れば、水を得た魚状態で彼女も幸福感を得られたでしょうに。 その約束を果たしてやれずに歌を忘れさせられたカナリア状態になっている妃殿下を見る皇太子殿下の苦悩も相当なものなのでしょう。 古いしきたりや世継ぎ問題で皇太子ご夫妻にプレッシャーをかけ、妃殿下の人格をさえ否定するよう行為は、もう民主的とは言えないと思います。 やはり日本には、特に女性に関する人権が少ないと言う点で、「民主主義は根付いていない」という典型的な例を見せられた感じがします。 何だかアットランダムな書き方になりましたが、同じ女性として、雅子妃の置かれた立場に心からお気の毒になってしまって、思うままに書いてしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[社会とのつながり] カテゴリの最新記事
|