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カテゴリ:発達障害
26日の日記に書きましたAD(H)D(注意欠陥[多動]障害)傾向といじめに困っていたΣ君のお母さんがオフィスにいらして下さいました。私が、今更新準備中のオフィスのHPや学会での発表に事例として出させて頂く為の文章を点検して頂く為に、お暇な時にお寄り下さるようにお願いしていたのです。
そのとき、又嬉しいお話をお聞き出来ました。 26日には、昔のいじめっ子の「たかり」を拒んだ話を書きましたが、その第二弾の事件(?)があったそうです。別の昔のいじめっ子(近所)が家に訪ねてきて、玄関に出たΣ君に「カード(何のカードか聞き逃しました)をくれよ。」と言ったそうです。Σ君なら「はい。」と渡すと思ったのでしょう。でもΣ君は、「そんなの渡せねーよ。帰れ。」ときっぱり断ったそうです。お母さんは、26日に書いた件で、「すっかり自信を付けた様だ。」Σ君の成長振りを嬉しそうに話して下さいました。 そして、もう一つ嬉しい事に、授業も良く理解出来る様になり、お父さんが教えて下さる勉強方法も素直に受け入れて頑張り、成績もぐんと上がったそうです。お母さんは、リスニング療法に関して「最初は、先生が『期待され過ぎてがっかりされても困りますので、余り期待しないで下さい。(私はどなたにも『どれ位改善されるかどうかは人によって違うので、何%改善出来ます、としか言えないのです。でも、全く改善しなかった人も居ません。』と言うのです)』と言われたし、Σも『ただ、聞くだけで本当に効果アンの?』と疑っていたので、私もたった3ヶ月でここまで効果が出るとは思っていませんでした。でも少しでも良くなれば、と思ったし、偶然音楽がストレス解消に良いという話やお酒にまで効果があると聞いたばかりだったので、『少しでも良くなれば・・・』と思ったんですよ。」と笑いながら仰いました。それでも私も「私自身、A君(A href=http://plaza.rakuten.co.jp/yasuragu/diary/200304060000/>2003年4月6日の日記参照)場合は小学生だからあれだけ効果が出たのだろう、と思ったのですが、中学生でここまで改善されるとは思っていませんでした。大きくなってからも効果が出るものなんですね。」と笑いながら答えましたが、お母さんの接し方やフォローが良かった事が厳しかったお父さんの気持ちも接し方を変える方向に動かして、ここまでの結果が出たのだと思います。 そして、HPや学会での発表文に目を通された後、「これで同じ様な悩みを抱えた方が、リスニング療法をやってみよう、という気になられると良いですね。」と仰って下さいました。実例を知って疑心暗鬼の方もリスニング療法を試す事で救われたら良いな、というお母さんのお気持ちが伝わってきて、とても嬉しい気持ちになりました。 このΣ君のお母さんと同じ気持ちを持っていて下さるA君のご両親や他の方々(いずれ許可を得た方はHPにアップする予定)のご好意を生かす為にも、もっと多くの方々にリスニング療法を利用して頂き易くするにはどうしたら良いのかを今、一生懸命考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月01日 14時26分18秒
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