俳優の今井雅之氏が死亡した
「沖縄の現状は植民地」ではなくて、「日本の現状は植民地」でしょう?誤字じゃないの?俳優の今井雅之氏が死亡した。今井さんとか、漫才師のいくよさんや、映画俳優・高倉健のように、あっさりと、さわやかに、余韻を残して逝きたいね…。「闘病」や「痴ほう症」になるのは、避けたい。ところで、タレントの大橋巨泉はまだいたの?たしか、がんに何度もなっているよね。未練がましい、というか、しぶとい。がん治療に相当な金をつぎ込んでいるんだろう。あの、鳥越俊太郎も…。ふたりとも、大騒ぎをして、それで金儲けをして、したたか、だね。節度がない、破廉恥な人たちだから、仕方がないか。大橋はたしか、国会議員をしていた時期がある。さしたる実績もなく、まさしく税金泥棒。今井さんを取材したことはなく、何の接点もなく、舞台を観たこともない。震災発生直後、たしか、福島でがれきなどを撤去していた姿が報じられていたことは覚えている。俳優としての売名行為であったのかもしれないが、ナショナリストとしての使命感があったのだと思う。がれきの撤去は、本来、被災者が率先し、するべきだった。自分が生まれ育った町を守るのは、当たり前のこと。ところが、当時、警察や自衛隊、消防、海保などに任せて、見事に何もしなかった人たちが多かった。ミンドが低い、というか、言葉が出ない。中には、消防団などに「もっと早く、遺体を運べないのか」と促がしていた遺族などもいる。悪質きわまりない。そこまで言うならば、少しは、自分でもなんとかするべきであるのに、一切、何もしない。それでいて、巧妙に「弱者」を演じる。その場合の「弱者」は、消防団員だろうに…。全国の日本人は、そんな姿に騙され、義援金などを出す。詐欺まがいのキャンペーンともいえる。本来の弱者は、「人災」で家族を殺されていながら、「自然災害」ということで封じ込められた遺族のことだ。しかし、そんな遺族は脇に追いやられ、弱者ではない人たちが、弱者を演じ、甘い蜜を吸っていた。メディアは、こういうことを指摘しない。震災を語る識者の大半は、現地に行くことなく、ゴースト・ライターを使い、本を書くから、無理からぬことかもしれない。今井雅之氏の死とはかけ離れたことを書いているが、人の命はつくづくはかない、とあらためて思う。54歳という年齢は若すぎるのかもしれないが、実りのある人生で、質の高い時間を生きていたようにみえる。ほとんどの人は、こういう生き方をできないのだから…。本人ははるか前の、神風特攻隊員の生まれ変わり、と思っていた、という報道がある。ほんとうに「生まれ変わり」なんて、あるのだろうか。俳優の高倉健のエッセイ「あなたに褒められたくて」(集英社)を読むと、「遺伝」「血筋」みたいなものはあるようには思えた。このエッセイは、おすすめだ。高倉健の祖先を知ると、なるほど、と感じなくもない。今井雅之氏の祖先は、どうなったのだろう。ミー?祖先のことなど、知りたくないね。そんなロマンチストじゃないから…。