「30代社員」を食い物にする職場に見切りをつけろ!
上田君が、逃げている。工作員から、漏れてくる。「30代社員」を食い物にする職場に見切りをつけろ! これを書くために、メーカーの関連会社に在籍していた男性から話を聞いた。男性の40~50代の上司の言動が、わたしがかつて勤務した職場のそれに似ていて、息苦しくなった。 ゆきづまる会社は似ているな、と思った。 こういう管理職たちがいつまでも残ることにも問題がある。 2週間前、東京駅のそばで取材したコンサルタントの言葉を借りると、「たらたらと練習をしていて、試合になると、4番を張る」のは、やはり、間違いだ。 そもそも、試合に出すことが大きな誤り。コンサルタントは、「球団に残ることこそ、問題」と話していた。 そのとおり、だろうね。ところが、社長以下、役員たちが、気がつかない。自分たちが、このレベルの選手だったから。会社員は30代半ばになると、この絶望的な構造に気がつくと思うが、会社を辞めない限り、腐れ縁を断ち切ることができない。 なんとかならないの、かね…。 そのような思いもあり、「上司は単なるアホなおじさん、アホなおばさん」を書いた。 かねがね思っていることだった。 この20年ほどで大量のビジネス書には目を通してきたが、その大半が、「上司は部下に教えることができる」ことを前提に書かれてある。 そのことに、強い疑問を感じる。 人を育成するのは難しいことであり、ほとんどの人はできないものなのだ。 そんな、ありえない空想を前提に話が進むから、苦しくなるのではないか、と思う。 空想を追い求めると、あまりにも遠いところにあるから、滅入ってしまう。 参議院で、安保法制の議論が始まった。「国民への説明が足りない」と批判しつつ、説明をさせないようにする民主党の魂胆がみえる。 1960年代ならば、このスタイルでもよかったのかもしれないが、今は、これでは多くの国民の支持を得られないだろう。 当時とは、北東アジアの情勢があまりにも違っている。 このあたりへの考察がないまま、政権を奪うことはまず不可能。2011年3月の震災時に、次々と失政を繰り返した、大きな理由は、日ごろから、治安維持や防災など、国防を真剣に考えていなかったこと。 労働組合や市民団体を多数、抱え込む政党だから、おのずと限界があるのだろうが、政権与党としては無理があった。 と、2011年12月、民主党の国会議員が、取材時に話していた。 民主党はひとことでいえば、能力不足だった。 参議院の議論をみていると、民主党には、PDCAサイクルが回っていないことがよくわかる。