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数日前、出版社の編集者から電話があり、 「今も、ライティングの仕事をされていますか?」と 尋ねられた。
予想もしない問いに返答に窮するが、 「ええ」と答えた。
毎日フル稼働だったから、 ある意味、新鮮というか、考え込む問いかけになった。
そんな印象を与えているのか、ね。
それにしても、何かがある、ような気がする。
とはいえ、大きな変化とは思えない。
今日は、沖縄戦が終結した日とのこと。
この20数年で通算12~15回行ったが、 いろいろな意味で変わらないところに見える。
あの頃、接した人はその多くがなくなった、と 人を介して聞いた。
当時で50歳~70歳だった。
大多数の日本人からすると、 沖縄は、観光以外では関心のない地域だから、 本音はどうでもいいのだろう。
米軍の基地があれほどに多いのは、 特殊だとは思う。
太平洋戦争で国家に最高に貢献したのが、 都道府県別でいえば、文句なしに沖縄。 ところが、なぜか、戦後一貫して しいたげられる。
そのことを、 大多数の日本人が認めようとしない。
米軍の基地を減らそうともしない。
それでいて、 平和主義者を気取る。
本土に住む日本人のエゴむきだしを感じさせて、 おもしろいのかもしれない。
本来、沖縄県民は、 戦後、国から「名誉国民」として称えられ、 様々な待遇を受けてしかるべきだった。 戦争の是非はともかく、 国家に最大級の貢献をした人たちであることは事実。
そのことを教育現場でも徹底して教え込むべきであり、 国の指導者層がその世論をつくるべく、リードするべきだった。
2011年の震災で、 東北の消防団員が250人以上死亡した。
消防団の予算は減り、待遇は悪くなり、 団員が減っていく。
国や地域を守ることを「右傾化」として やむをえないのかもしれないが、 世界に目を転じると、消防団の待遇を充実させているのが、 常識的なところ。 世界の常識は、日本の非常識。
沖縄戦で国を守ろうとした人たちを否定し、 消防団も軽く扱い、しいたげる。 これで平和を語るなんて、10万年後も理解できない。
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Last updated
2021年01月23日 18時24分58秒
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