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先々週から先週にかけて、 精神や知的の障害者を雇う3社を取材していた。
都内や神奈川県内の中小企業で、 社員数では100人以下となる。
こういう小さな会社で、 経営者が創業者で、大株主でないと、 難しいようにも感じた。
関係者のかた、 ありがとうございました。
取材対象はあえて、 重度の障害者に絞った。
ところで… 取材の合間に、 3社の役員などに僕が 疑問を感じ続けていた、ある会社の担当者のことを話すと、 「発達障害の疑いがある」と答えていた。
「発達障害」の実態を聞くと、 あまりにも似ているから、 だんだんと怖くなってきた。
鳥肌がたつような思いにもなった。
詳細は機会があればいつか、ここで書こう。
聞く限りでは、 ヘビー級の「発達障害」は一種の精神障害のようなのだが、 妙に納得することが多かった。
今回の取材テーマである 精神や知的の障害者を雇う会社の 採用や定着、育成については 記事掲載前であるので、 ここで詳細に書くことはできないが、 役員や人事総務担当者の話を聞くと、 つくづく、この人たちの採用や育成は 難しいと思う。
アサヒを筆頭に、 全国紙の記事を読むと、 その苦しみのようなものを 感じとることができないケースが多いが、 実際のところはむしろ、「苦労」しかないようにも感じた。
たとえば、 重度の知的障害の社員が入社後、 何かのはずみで興奮して大声を出し、 しばらくの間、 トイレにこもってしまうケースもあるようだ。
その後、 職場の隅のほうで、 画用紙に絵を描いたりさせると、 しだいに心が落ち着くようだが、 そこに至るまでに一定の時間がかかる。
その間にも、賃金を支給せざるを得ない。
仕事を処理するスピードは 健常者の10分の1以下でもあるという。
しかも、 対処できる仕事は限られているらしい。 「することがない」となる。 それでも、その間にも賃金を支払う。 まして最近は、最低賃金の額が上がっている。
小さな会社は もともと、資金繰りなどで苦しむケースが多い。
経営する側としては、苦しいだろうね。
障害者には一定の賃金を支給はしているのだが、 これがさすがに記事には盛り込めないような事情に なっている場合もある。
難しいところ、だな。
これじぁ、 2重苦、3重苦で、いや、5重苦、6重苦で 雇うこと自体に無理があるだろう。
ひごろ、「リベラル」なんて自認する識者や 全国紙の記者が、こういう問題になぜ、黙秘を つらぬくのが、30年以上前から解せない。 (そもそも、「リベラル」の意味を心得ていない 疑いがある。特にアサヒがその筆頭。ここの新聞社の 上記の賃金の支払いなのだが、 親や福祉施設の支援者などが仮に承諾をしていたとしても、 その額でほんとうにいいのかどうかは、 考えてみる必要があるように思った。
このあたりは、労基法などに照らしあわせても、 グレーなところだろうな。 だけど、そこに踏み込まないと、 結局、全国紙のような「自己規制」の報道と 同レベルのなってしまいかねないから、気をつけたい。
もう1つ。
知的障害者の場合、 老化のスピードが速いらしい。 取材相手である会社の役員や、 就労支援センターの所長などが話していたかぎりだが…。
たとえば、 40代前半の場合、健常者でいえば60代の体に なっている可能性があるという。
これらは、 知的障害者を雇う会社を取材すると、 役員などから時折、聞く話でもある。
このような事情も、 全国紙の記事などではあまり見かけないが、 大切なことであるので、記事に盛り込むようにしたい。
8月から現在にいたるまで、 ある事情で 1日に歩く歩数が、平均で9000になってしまった。 ここ10数年では、少ないのかな。
2005年から1日で平均1万5000歩いてきたから、 心身の状態がよかった。
歩数が少なくなると、よくないな。 ということで、さきほど、1万4000歩歩いてきた。
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Last updated
2020年06月07日 23時53分51秒
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