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カテゴリ:太鼓・祭
昨日に引き続き、祭りの話題であがった意見を書こうかと思います。
四日市では夏に「大四日市祭り」という祭りを開催していますが、以前は三日間祭りがありました。 現在は、なぜか二日間に縮まってしまいましたが、毎年だいたい同じタイムテーブルで行われます。 初日は子ども諏訪太鼓、そのあとに踊りフェスタというダンスのコンクール(よさこいのようなもの?)。 二日目(千秋楽)は郷土文化財行列と諏訪太鼓合同演奏、そしてフィナーレの「Kai-kouめぐりあい」という踊りと太鼓の融合イベント??とかいうやつ。 まずおかしいと思うのは、ダンスイベントと郷土文化財行列を同じ祭りの期間内で行うことです。 名古屋で行われる「名古屋まつり」と「日本ど真ん中祭り」は別々の期間で行われていて、同じようなジャンルでありながら別個の魅力を持つ「伝統芸能」と「よさこい」を、別個の祭りを開催することでそれぞれを引き立たせています。 名古屋祭りのHPで調べたところ、名古屋祭りでもすべてが郷土文化財行列などの「伝統芸能」に限って行われるわけではありませんが、「ナゴヤ・バンド・フェスティバル」など伝統芸能とはまったく違う魅力のものを持ってくることで、それぞれが際立っていることが成功のカギになっていると思います。 それに対し四日市祭りでは、伝統芸能と踊りフェスタの似た魅力がゴチャゴチャになってしまって、中途半端なものになっているような気がします。 そのうえ魅力が似ていても、参加する側も観客側も伝統芸能と踊りフェスタでは「興奮の種類」がちがって、子ども諏訪太鼓でのキリっとした興奮を、踊りフェスタでのワイワイ(?)とした興奮がかき混ぜてしまうような気がしてなりません(これは実際に祭りを見ないと分からないことですが)。 色彩の方法でたとえると、名古屋祭りはお互いを際立たせる「補色」の色彩をうまく使った例で、四日市祭りはきれいな色にしようとして「類似色」の色彩を使ったら中途半端になってかえって汚くなった例です。 かえってわかりにくくなりましたか? 色彩の話からもうひとつ、会場のスポットライトも考え物です。 四日市祭りに限らず、割とイベント系って赤や緑や黄色やら・・・って気持ち悪くなるくらいスポットライトで色を使ってくれてますが、そんなに色はいりませんから(苦笑) せっかくの極彩色の衣装もスポットライトの色で台無し。色が死んでます。 おととしだったか、僕の中学校も希望者が踊りフェスタに参加しましたが、衣装の浴衣の色がスポットライトのゴチャゴチャでまったく見えない。 せっかくだから、白っぽいライトに切り替えてそれぞれのチームの衣装の持つ色のきれいさを引き出すべきだと考えます。 昨年の祭りは「鯨船」のオンパレードでしたが、日が沈んだ後の「明神丸」の練りで赤や黄色や緑のライトが、船を飾る金箔を照らしたときの色の汚さ。 踊り子の赤の入った粋な衣装も台無しですよ。 それに伴ってお金もかかっているはずですよね。 スポットライトの色を減らせばそれなりにお金もうくと思うのですが。。。 それなら、コンテストの優勝や準優勝につく「副賞」を賞金にできるし、優勝チームはその賞金を衣装代にするとか、もっと参加する側への配慮も必要だと思います。 ついつい興奮して長々と書いてしまいましたが、まだまだ書き足らないことがあります。 一方的な意見で申し訳ありませんが、これは祭りに情熱を持った人間の一部の意見です。 ご理解のほど、よろしくお願いします。 夜叉神天 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月19日 10時15分10秒
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