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2018年05月03日
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久留米美術館で開催中の「岸田劉生と椿貞雄展」を2回に分けて鑑賞する。
前回は第1章、今回は2章3章を鑑賞。
前回観た後、図書館で松本清張の『岸田劉生』を借りて読んだ。
劉生が京都時代にお気に入りの舞子に入れあげて、借金を重ねていたという
エピソードは、美術館では分からない。
また祇園遊びで酒浸りとなり、でっぷり太っていた。
徳山で客死した劉生のデスマスクは確かに肉付きが良かった。
それにしても劉生も青木繁も天才と呼ばれている画家は、
おおよそ繊細で破天荒なナルシストである。
片や、天才を慕う椿も坂本繁二郎も振り回されながら、捨てきることができず、
自身は画壇で成功しながらも、早世した天才の影に一生付きまとわれる運命となる。
芸術家にとってこれはある意味不幸である。





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最終更新日  2018年05月03日 10時15分53秒
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