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スーパーに行って、足を止めた。
何じゃこりゃ? ラーメンであろうことは一目瞭然であったが、何なのかよく解らない。 パッケージを見ると、そこには安藤百福生誕百周年記念と書かれている。 安藤百福は、言わずと知れた世界初のインスタントラーメンの開発者。そして日清食品(株)創業者である。 新製品大好きの私めは、早速この百福ラーメンを買って夕食の一品に加えた。 2003年度下半期のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』、原作は作家・作詞家・なかにし礼著の小説「てるてる坊主の照子さん」において、私はその存在を知るのだが、考えてみれば、なんとも偉大な話である。 戦後の混乱期、食料が慢性的に不足する中においてアメリカ合衆国から送られた援助物資の小麦粉を用いたうどん、ラーメン、すいとん、ビスケット、パンなどを厚生省が奨励していた。 しかし結果論として(おそらく流通させる上での問題から)パン等が多かった中において、画期的な発明である。 私が新製品を好きな理由は、その後にその商品が流行り定着するか否かという問題がさておき人が少なからず、努力をし、発想をし、生み出したものを感じるのが好きだからである。 それは人の新たな一面を見出すことにも似た喜びである。 百年を越えても尚、その魅力で人々を魅了する商品を、小麦粉のそしてラーメンの新たなる魅力を見出した(あるいは創造した)百福さん偉大である。 と眼鏡姿の百福さんを眺めながらラーメンをすする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月24日 22時31分32秒
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