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2006/05/27(土)22:49

ビバ!西宮

本、あれこれ(4)

私は、かなり重症の活字中毒者です。本はもちろんの事、車内吊り広告や 通りすがりの看板にいたるまで読まずにいられません。 子育てで忙しく、読書などできないという方もいらっしゃるでしょうが、 それなら食事を抜いてでも本!というぐらいなんです。 常に同時進行で何冊か読み、予備の未読本が数冊はないと嫌。 ちなみに現在読んでいるもの。 移動中「LOVE]みうら じゅん 就寝前「エジプト十字架の秘密」エラリイ・クイーン 家事の合間「知っておきたい日本の神様」武光 誠 控えの本達は、 新刊で「ビター・メモリー」上・下巻 サラ・パレツキー 「レディ・ビクトリア」リンダ・ハワード」 「ダウン症児すこやかノート」藤田 弘子・大橋 博文 で、現在読んでいる「知っておきたい日本の神様」の中に、 蛭児(ひるこ)神についての紹介がありました。 この神様はわかりやすくいうと、恵比寿さん。 「えべっさん」ですね。有名な西宮神社の社伝によると 日本神話の国生みのところで、イザナギの尊とイザナミの尊とが 子作りをしたが、妻が先に声をかけて子どもをうんだところ、 出来損ないの蛭児神ができたそうです。(出来損ないという言葉は 本のまま引用してますのでご了承下さい) かれは骨のないクラゲのような姿をしており、三歳になっても足が たたなかったので海に捨てられたそうな(か、神様…)。 葦舟にのって流れ着いたかれを西宮の人達は、海のはてから来た 見慣れぬ姿をした神として、夷三郎殿(えびすさぶろうどの)と 名付けて豊漁や航海安全の神として祭ったそうなんです。 どうして、私がこの箇所に惹かれたかというと ダウン症の子どもは「福子」といって家庭に繁栄をもたらすんだよと 繰り返し、聞かされたからなんです。 そんなのは、適当な気休めだろうと聞き流してたんだけど、 えべっさんのおいたち(三歳になっても足がたたないとか、体がぐにゃ ぐにゃとか)あらら、なんだかすごい親しみが湧いたのです。 勿論、ダウン症といってもすごい個人差があって、同じ症例だからと ひとくくりに出来ませんが、うちのウーは筋力も弱く歩けるのも三歳 なら恩の字かなあという感じなんで、そっか、海のはてから来た神様 の仲間なら色んなことが違って納得!って感じなんですよ。 えべっさん、西宮に流れ着いてよかったね。 捨てられた神様を大切にした、おおらかで素晴らしい人達が住んでいた んだなと思うと、なぜか私がお礼を言いたくなったわ。 近いうちに西宮戎神社へお参りに行きます。 って、誰に言ってるんだかなあ。

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