Tu mancavi a tormentarmi(お前は私を苦しめることはなかった)
これも今練習している曲の一つです。 イタリア古典歌曲。チェステイ作曲。 破れた恋。何時までも忘れられない苦しみを歌っています。宗教歌的な雰囲気を持っていますが、内容は恋の執念と言うか、苦悩と言うか、叫びが聞こえてくるような歌です。 「これさらっと歌ってしまったらちっとも面白くもなんともないわね」と先生。これは男性の歌だとおっしゃいます。女性はこんなに恋に執着心を持たないだろうと。そうかもしれないとも思います。女性の中にもこういう人もいるかもしれないとも思います。 歌詞の意味を深めてビンビン歌ってくるよう求められます。だから難しい。 ここに歌詞とその意味を書いたアミーバブログを見つけましたので、アップさせていただきます。 Tu mancavi a tormentarmi お前は私をくるしめることはなかった。 8音節詩 オットナーリオ 複雑な思考の叙情詩Tu mancavi a tormentarmi 8 お前は私を苦しめることはなかった。cruderissima speranza, 8 残酷な希望というものよ。e con dolce rimenbranza 8 しかし優しい記憶というものでvuoi di nuovo avvelenarmi. 8 新しくあなたは、私を苦しめようとする。 Ancor dura-la sventura 8 災いは今もまだ続いている。d'una fiamma incenerita, 8 灰と化した炎のわざわい。la ferita -ancora aperta 8 傷口はまだ開いてpar m'avverta-nuove pene. 8 新しい傷を告げてくる。Dal rumor delle catene 8 鎖の音からはmai non vedo allontanarmi. 8 決して私は遠ざかる事ができない (繰り返し) それでYou Tubeを探してみました。女性のも幾つかありましたが、どれもちょっと上滑りな感じを免れません。やはりこれは男性の歌う歌なのですね。とすると私が歌うのは本当に難しい。 男性歌手のYou Tubeをお聞かせしましょう。 年代順だとおそらくこれが最初の歌になるでしょう。次がモーツァルト。第2部でベッリーニの「清教徒」のアリア「彼の優しい声が」を歌うことになると思います。 こう書き進んでくると焦ってきます。歌えるかしら?暗譜は?どうしましょう?