2016/10/13(木)23:58
鍼へ
昨日は鍼を受けに門前仲町へ行きました。 あと1回くらいしか来られないと思うと、なんだか懐かしく、名残惜しく感じるこの街でした。 いつも見ている「深川ロマン館」なのに、初めて見た時の感動を覚えました。一つ一つの窓が小さく左右開閉ではなく、取っ手を持って、押し開ける作りになっています。 「私の小学校と同じだ」と思いました。私が小学校に入学したのは、昭和14年でしたから、そのくらい古い建築なのでしょう。もっともその前は障害者学校の建物で、「品川ロマン館」にするにあたって改装しましたが、前の建築そのものには手を加えなかったようです。 「ここに移ってから何年?」と先生に伺いますと、15年だそうです。その前は箱崎診療所、その前は鉄砲洲診療所で、鍼灸師をやっていらっしゃいました。独立して鍼灸院をここに開いたのでした。 鍼灸師を鉄砲洲で始めたのが45年前、私はその時からの患者です。随分お世話になりました。診療所でも評判が良く、ここに移っても患者さんは引き継いで、また新しい患者さんも付いて繁盛していたのに、残念です。 でももう年だから限界だった、とおっしゃいます。「もう来年は65だからね。」と。年を取ると鍼は無理になってくるのだそうです。細かい経絡を頭の中から引き出して、ツボに鍼をピシャリと当てるのは、容易なことではないと思います。仕方がないことなのか・・・とだんだん諦めがついてきました。 終わってから、赤札堂の5階にある東天紅で遅い昼食をとりました。炒飯を注文しましたが、まあまあ、味は無難なので、ついここへ寄ってしまいます。3時半ころでしたが、夜は息子が弁護団会議で遅くなり、晩ご飯がおそらく10時半ころになるので、好都合でした。