テーマ:愛しき人へ(908)
カテゴリ:家族のこと
一章は、雪が孫を抱く年月までを いくつかの遺句を交えながら、したためた 二章は、吾が直接関った晩年の雪を思いながら・・・ 明治女の雪・・・ 戦後の大変な時期を乗り越え、教職の経験を生かし 女手一つで、子供達を立派に育て上げた雪・・・ 他人の子も我が子のように慈しまれた雪ではあるが 長男に対する思いだけは、別格だったようだ その長男の初の息子、つまり長男の長男(吾の旦那殿)は 雪にとって、これまた特別の存在であった ~旦那殿の誕生に寄せて~ 初孫(旦那殿)の長男(吾の長男坊)ともなれば 雪の関心も、それはもう益々一際のようで・・・ ~吾の長男坊、誕生に寄せて~ 長男坊の誕生を機に 義祖母と、義父母、弟2人が暮す8人家族の大所帯に同居となる 仕事に生き、二人分の食事の支度も、旦那殿と半々だった暮らしから 180度変わっちまった環境、さらになれない育児が重なり・・・ 吾はノイローゼ寸前へと・・・ 雪の長男坊に向けられる関心が重圧となり・・・ 常に義祖母の雪に、一挙手一投足を監視されてるような錯覚に陥り 吾は、自分の子供を自由に育てられないと嘆き 勝手な妄想とジレンマに追い込まれていった 雪は、ただただ曾孫が可愛いだけであったのに・・・ 精神がほんの少し病んでいた吾は、被害妄想の渦に飲みこまれ 同居は半年でギブアップ 離婚を覚悟に別居を申し出た吾に、黙って頷く旦那殿・・・ すんなり理解を示し、許してくれた義父母の気持ちがありがたかった 吾は、この時自分の我を通して自由を手に入れたことによって 3人の子宝と、吾を理解してくれる旦那殿に守られながら 今こうして己の望むがままに、夢に仕事に打ち込んでいられる だが・・・代わりに 雪とはこの後、とうとう最後まで打ち解けられずに 永遠の別れを迎えてしまったのだ 記:2005.11.27 21:42:15 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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その時の弥々の、精神状態も分かるよ。
私は同居の経験は無いけど、同居してたら きっと同じような状態に陥ったと思う。 そこで、別居を許してくださった周りの方は、理解があるな。 なかなか、キレイな形での別居は難しいんじゃないのかなー。 弥々、恵まれてるな。 (2005.11.29 13:35:59)
なんだーさん
>その時の弥々の、精神状態も分かるよ。 >私は同居の経験は無いけど、同居してたら >きっと同じような状態に陥ったと思う。 >そこで、別居を許してくださった周りの方は、理解があるな。 >なかなか、キレイな形での別居は難しいんじゃないのかなー。 >弥々、恵まれてるな。 ----- @うん・・・恵まれすぎてる・・・ だから、吾・・・胸が締め付けられる思いでいたたまれんのや・・・ なんだー、この二章へのコメント嬉しかった、ありがとうね^^ 吐露日記だけに、誰かにこの思いを救って欲しかった このままコメント無しだったら、サイト閉じるかなって思ってたんでな・・・ 完全には表現できてないのに・・・なんだーは行間に滲む思いまで汲み取ってくれたようで・・・ 救われたよ・・・本当にありがとう(*_ _)ペコリ (2005.11.29 14:57:41)
二章から入ってしまいました。
なんと… これには共感しまくりです! 大きく頷きました。 元舅姑もそうでした。 初孫に接するじーさん、ばーさん。(想像できると思います) 私はあなた方の孫を生んだのではない!!! って毎日思ってました。 でも、いい人のふりが得意な性分で、不機嫌にさえなれず このまま小さく生きていくんだろうな。 って思ってた私。(その後いろいろあるのですが) 同居を全部否定できないけど、 苦しまれたことと思います。 タイムマシンがあれば、間違いなく 手を取り合い、語り合ったはず! それは愚痴でもなんでもありで。 ああ、わんぱく3兄弟のたくましい母というイメージが ひっくり返った! 2014ねんから、足跡残させてもらいます! (2014.08.19 23:04:57)
ぱんださん
>元舅姑もそうでした。 >私はあなた方の孫を生んだのではない!!! >って毎日思ってました。 @へ?元?元って…こりゃ、いずれゆるりと拝聴せねば^^ ちみもかぁ… ---- >でも、いい人のふりが得意な性分で、不機嫌にさえなれず @ん、ちみってそういう人だったの^^ 恩師への周りの声にも声は出せず…だけど誰より恩師を尊敬なすってた!弥々は、そういうちみが好き! お話頂けずとも、ぱんだはんはそういう方だって、なんやろ、突然絡んでこられた時から、直感でこの人は!って察知したよ^^楽天では、そういう人との縁をいくつも紡いでこれたっけ… ツイッターでは無理かな?って半ば諦めていたが…ちみに出会えてよかったんにゃん♪ ---- >ああ、わんぱく3兄弟のたくましい母というイメージが >ひっくり返った! >2014ねんから、足跡残させてもらいます! @不惑の40代になり、ようやくね、自分以外のことが見通せるようになり… 知命の50代にこそ、これまでの罪をプラスに転じていけたらと、思いを深めておるところ… 子育ても一段落…雪にしてやれなかったこと、いよいよ親へと手を差し伸べる日も近しだしねぇ… ぱんだはん、おおきにね^^ (2014.08.31 14:25:31) |
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