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    弥々*とはず語り   

2006.02.19
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カテゴリ:語り日記

鋭い批評精神とヒューマニズムに裏打ちされたみずみずしい表現で
戦後女性の生を歌い上げた詩人の茨木のり子さんが
東京都西東京市の自宅で死去していたことが
19日分かった。79歳だった。
(asahi.com抜粋)
NAMIDA
この訃報を知ったのは、V.I.P takenokoisyaさんの日記だった



吾の大好きな詩人である

ショックだ・・・

もっともっと彼女の詩を受け取りたかった

またしても語るに足りない吾ではあるが

お許しを頂き、ここに哀悼の誠と共に

一篇の詩をおかせて下せーまし


【いつものように下記下線のタイトルをポチッとしていただくと、語りBARに飛びまする】

【手記よりも聞いてみてにゃ】




自分の感受性くらい
  ここを↑ポチッとしてにゃぁ~
(音声聞こえんかったら、PCのボリューム上げてくんろ~) 

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ



この詩に寄せる茨木のり子さんの手記より
  ここを↑ポチッとしてにゃぁ~
 
実は、この詩の種子は戦争中にまでさかのぼるんです。 美しいものを楽しむってことが禁じられていた時代でしたね。でも、その頃はちょうど美しいものを欲する年ごろじゃありませんか。音楽も敵国のものはみんなだめだから、ジャズなんかをふとんかぶって蓄音機で聞いたりしてたんです。隣近所をはばかって。 それに、一億玉砕で、みんな死ね死ねという時でしたね。それに対して、おかしいんじゃないか、死ぬことが忠義だったら生まれてこないことが一番の忠義になるんじゃないかという疑問は子供心にあったんです。 ただ、それを押し込めてたわけですよね。こんなこと考えるのは非国民だからって。そうして戦争が終わって初めて、あのときの疑問は正しかったんだなってわかったわけなんです。 だから、今になっても、自分の抱いた疑問が不安になることがあるでしょ。そうしたときに、自分の感受性からまちがえたんだったらまちがえたって言えるけれども、人からそう思わされてまちがえたんだったら、取り返しのつかないいやな思いをするっていう、戦争時代からの思いがあって。だから「自分の感受性ぐらい自分で守れ」なんですけどね。一篇の詩ができるまで、何十年もかかるってこともあるんです。

地蔵

この詩は、これからも
吾の歩むべき道への、志にかわりはない
その事を、ここに改めて茨木のり子さんへと
宣誓させて頂きまする




記:2006.02.23 13:12:55












Last updated  2009.01.31 19:39:41
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 @弥々@ Re:姪っ子たちへのプレゼント(03/01) >こちらなら伝わるかなとコメントしてみ…
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