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    弥々*とはず語り   

2006.04.18
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カテゴリ:語り日記

一連の茨木のり子さんの語りシリーズ以来、久々の語り日記ですねん



北国の人にはすまなんだが

ここんところ関東は、春らしいええ陽気が続いておりまする

木々の若芽、一気に芽吹き

ハンドル握りながらでも、車窓を通して確認できるほどに

柔らかい新緑は、目にも優しく語りかけてくる

だから吾も・・・ なんとなく・・・

この詩が語りたくなりましたん



日本の四季に感謝して、自然の摂理に敬意を捧げ・・・



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水の星 

宇宙の漆黒の闇のなかを
ひっそりまわる水の星
まわりには仲間もなく親戚もなく
まるで孤独な星なんだ

生まれてこのかた
なにに一番驚いたかと言えば
水一滴もこぼさずに廻る地球を
外からパチリと写した1枚の写真

こういうところに棲んでいましたか
これをみなかった昔のひととは
線引きできるほどの意識の差が出てくる筈なのに
みんなわりあいぼんやりとしている

太陽からの距離がほどほどで
それで水がたっぷりと渦まくのであるらしい
中は火の玉だっていうのに
ありえない不思議 蒼い星

すさまじい洪水の記憶が残り
ノアの箱舟の伝説が生まれたのだろうけれど
善良な者たちだけが選ばれて積まれた船であったのに
子子孫孫のていたらくを見れば
この言い伝えもいたって怪しい

軌道を逸れることもなく いまだ死の星にもならず
いのちの豊饒を抱えながら
どこかさびしげな 水の星
極小の一分子でもある人間が
ゆえなくさびしいのもあたりまえで

あたりまえすぎることは言わないほうがいいのでしょう


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この詩は、茨木のり子さんの詩集『倚りかからず』の中の一編である

詩集タイトルの『倚りかからず』を、いつか朗読したいと思いながら

いまだ、何かに倚りかかってばかりの吾なれば

恐れ多くて語れない

今日はほんの少し、春の陽気に後押しされて

久々に・・・語ってみたくなりましたん

季節は誰の元にも平等にめぐってくる・・・

時は刻々と刻まれてゆく・・・

あと二日もすれば、穀雨となりし・・・水の星

泣かぬと決めた朝

画:宇田川民生氏



記:2006.04.18 17:12:43


【2005年の17日】

【2005年の今日】













Last updated  2009.01.31 19:33:58
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 どこぞの@ Re:長男坊の意地と親心(03/16) ご無沙汰してます! 台風のニュースを見て…
 @弥々@ Re:姪っ子たちへのプレゼント(03/01) >こちらなら伝わるかなとコメントしてみ…
 @弥々@ Re[1]:『 小さな娘が思ったこと 』(語り12)(02/26) ゆりこさんへ >以前に教えて頂いたボ…
 ゆりこ@ 姪っ子たちへのプレゼント お久しぶりです。 前回、どこにコメントを…
 ゆりこ@ Re:『 小さな娘が思ったこと 』(語り12)(02/26) ご無沙汰しております。 忙しく久しぶりに…
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