[読書メモ]の記事一覧 | 親育ち日記

【bizmom】2008冬「夜９時までに」寝かし術

本屋さんで「夜９時までに」のキャッチコピーをみて買いました。bizmom (ビズマム) 2009年 01月号［雑誌］お迎え時間の異なる働くママの「時間やりくり術」が紹介されています。もちろん，睡眠研究の専門家や小児科医の記事も参考になります。うまく自分流にアレンジして取り入れてみたいと思ったところを書きます。１．「睡眠日記」をつける　　わが子にあった睡眠スタイルをみつけよう（榊原洋一先生）　毎日睡眠日記をつけるのはちょっと大変です。乳幼児の場合はかなり有効だと思いますが。うっかり「遅寝」になってしまった日の「原因分析」をして記録したいと思います。たいていは休日の長い昼寝だったりしますが・・２．子どもと一緒に就寝＆ママは早起き　最近，自宅でやらなくてはならないことが多く，子どもと一緒に就寝できず調子を崩しました。家事などはできれば子どもが起きている時間すますこと（洗濯など）や手抜きすることが紹介されていました。たしかに，子どもが寝たあと，ガチャガチャ家事をすると，睡眠の静かな環境を妨げる一要因ですね・・。難しい話ですが。３．寝る前に必ずトイレに行く　当たり前のように考えていました。最近は寒くなってきたので娘は「行かない！」といって，そのまま寝てしまいます。　しかし，白川先生によれば，膀胱に尿が溜まっている状態は，脳への覚醒刺激となり，深い睡眠を妨げるとのこと。やっぱり，寝る前のといれば「おねしょ防止」だけでなく「質の高い睡眠」のためにも必須だと思いました。・・・反省です。本誌の「目次」や「中身の一部」はベネッセのＨＰに載っています。https://blog.benesse.ne.jp/bizmom/blog/main/magazine.shtml

忙しいパパのための「子育てハッピーアドバイス」

ミリオンセラーの明橋大二先生の著書「子育てハッピーアドバイス」シリーズの「パパ向け」が発売されました。忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス普段仕事で忙しいお父さんが、育児にどうかかわればいいいのか？具体的なアドバイスが、著者自身の体験と反省も交えて、書かれています。・子育てに関わりたいのだが、どうすればいいのかよくわからない・それなりにやっているつもりだが、子どもや妻に認められないというパパにオススメです。と、同時に、「男心」というか「パパ心」を理解したいママにもお奨めの良書です。シリーズ３冊と比較したとき、本書の中で深く印象に残ったのは次のとおりです。（１）体罰のリスク　３冊シリーズより掘り下げられています。　　「体罰の根底にある考え方は、『間違っている人にはたたいてでも知らせなければならない』ということです」本書128ページより引用　その考え方が、児童虐待ひいては老人虐待につながると著者は指摘しています。（２）お父さん生きていて欲しい！　　　　最終章のテーマです。　　近年、働き盛りの男性の自殺が増加傾向にあります。　　　　本書では、不幸にもお父さん（著者の患者だった）の自殺の第一発見者となってしまった娘さんからの手紙が掲載されています。涙なしでは読めません。　（３）自己肯定感の重要性　　シリーズすべて通して強調されている、子育てで最も必要なポイントです。　　子どもの「自己肯定感」を育てるために、父親として何ができるかが全体として書かれています。「子育てハッピーアドバイス」３作を読んだ方も、読んでいない人も、パパもママも、子どもさんも、是非読んでいただきたい一冊です。

「親力」がわが子の能力を決める～中央公論2006-09

ちょっと古めの中央公論の記事であるが、どういった内容か気になったので、読んでみました。■陰山英男氏「百ます計算」よりも「早寝・早起き・朝ご飯」～正しい生活習慣が学力を伸ばす　学力低下問題やゆとり教育批判が盛んになった頃から脚光を浴びるようになった陰山氏。正しく氏の苗字がでてこなくて、失礼・・・。　　自身の著書を通じて、一貫してしゅちょうされていることと変わりない。　というより、講演会などで、「早寝早起きなどがおろそかになるなら、遠くの私立より、地元の公立」という趣旨の発言をしたら、「陰山が、公立重視といった！」と報じられてしまうことに怒りを多少ながらもちらつかせいていた。　こういう報道する側が、マジぼけでやっているのか、わざと（売るために）やっているのかわからないが、主張を曲解されるのはたまらない。ここまでわかりやすい主張なのに。　論文では、大学受験などを「結果」とみなすのではなく、「三十代、四十代になったときその子がどういう仕事をしているのか、を想定した子育てに転換していくべき」と主張している。　本当に子どもの幸せを願うのならば、短期的で目に見えてわかりやすい目標達成にすがりつくのではなく、親も本気になって子どもと「絆」をつくれ！というメッセージと受け止めた。■正高信男氏　わが子をサルにしないための父親力　「ケータイをもったサル」と同じコンセプト。IT化によって、楽になりすぎて、人間が自分自身の力で環境と調整をはかったり、他者と調和をするということが阻まれていることを危惧されているよう。　人間にとって快適な環境がどんどんつくられていること、これは「母性」と言い換えることができる。母性との一体化は心地よいが、自立ができなくなる。自立するには「父性」が必要というのが氏の考え。ここがわかるようでわからない。　氏の言う「父性」というのは、どうも「社会性」や「公共性」のようである。世間の目とか、他者と生活していく上でぶつかり合い、折り合いをつける・・不快感を味わいながらやっていくことが大事といっていると解釈した。～ようわからんかったが。■正司昌子（レクタス教育研究所理事長）　子どもの異変に気づかぬ親たち　幼児教室を実践しているなかで、出会う子どもたちや親のエピソードが書いてある。　私も同様に変な親なのか？「手のない絵」が最近出現してきたと問題にしているが、そんなに問題なのか？よくわからない。発達心理学的にも、描画の発達にはいろんなプロセスがあるから、たまたま手を描かなくなった・・では、まずいのだろうか？　　氏は、こういう「異変」に気づくことがまず親には必要だと述べている。確かにそれを言われればそうかもしれない。　後半は、子育てに関するエピソードが綴られているが、完璧な親はいないので、特に参考になることはなかった。■岩村暢子（株式会社アサツーディ・ケイ）　母はなぜ娘に「伝える」ことをやめたのかー食卓の崩壊から見えてくるもの　1998年から2002年に、首都圏在住、1960年以降生まれの主婦対象に食卓実態調査を元にしたレポート。　結果は、家族がばらばらのメニューを適当に食べている実態だった。　この世代に私も含まれるが、我が家はいまのところ大丈夫である。　この調査結果を踏まえて原因を探ると、被調査者の母親や子ども世代へのかかわり方に特徴があった。実際には古き良き「家庭料理」というのも幻想だったり、アドバイスも控えめにするのが「よい親」という価値観であったり。　母親が料理をする（ジェンダー的には問題かもしれないが）ということを伝承することが実はスムーズに行われていないのだ。　母親世代が「自分たち自身が古い価値観を否定するアイデンティティをもってきたから、娘に『古いよ、お母さん』といわれるとだまってしまう。」「自分は通用しない、役に立たないと思い込みがちである」　つまり、親子の間に「伝える」「伝えられる」の関係が存在しなくなってきていると指摘している。　われわれ世代の娘ども（私たちのこと）が、親世代を「敬って」「たてる」ことが必要なんだと痛感した。　しかも、こういう出方を親にされているというのは、実は、全く持って健康的なコミュニケーションとはいえないのかも？と思った。結局、親が「いい親」ぶっているだけにすぎなくて、本物のコミュニケーションをしていないわけだから。すると、これをわが子にやってしまう恐れも十分ありうるということで。■金田一秀穂（杏林大学教授）　親子のコミュニケーションを勘違いしていませんか　結論のみで。　「私は、青年期の家庭内暴力の原因は、コミュニケーションの不足などではなく、むしろコミュニケーションのとりすぎなのではないかとおもうのだ。どんなにコミュニケーションをとっても、それは解決につながならい。むしろ、コミュニケーションを少なくすることのほうが、解決につながるのではないかと思う。」　「親の力というのは、そこで身を引く力であろう。くっつき合いそうな二人の磁石を引き離すための力である。子どもを自由にさせる子どもを信じる。良かれと思って今まですべての教育として今ある子どもができあがったのである。そのことを信じて、係留を解く。言葉を足すのではなく、言葉を引くのである。」　コミュニケーションというと心理学の範疇に入るが、言語学者さんだけあって、表現がおもしろい。多分、臨床の人なんかは、コミュニケーションの質が「権威的」だったり「主従関係」だったりということが、暴力などにつながる結論になるだろう。　ただ、病的なものははずしたとしたら、ある年齢に達したら、「引き算」でいくということは胸にとどめておきたい。それまで、いかに子どもと真剣勝負をするか！ってことなんだろう。------------------------------------------読書メモがあなたの子育てのお役に立てましたでしょうか？クリックお願いします。

ベビーブック　2006年５月号

娘が１歳になってから、「TV絵本」なるものを買っています。今まで試したのは、「いないいないばぁ」と「おかあさんといっしょ」の月刊誌です。これら２誌は毎月１５日が発売日（両誌とも講談社刊）。発売日から毎日のように読んでいると、月末にはちょっと飽きてきたりするのです。娘も私も風邪をひいて家の中での遊びが中心となるので、毎月１日発売の小学館発行の「ベビーブック」を試してみることにしました。NHK教育テレビ番組のみならず、「あんぱんまん」や「ハローキティ」や「トーマス」なども登場します。守備範囲は広いといった具合です。本誌は、工作する部分が多く、工作したものを使って遊ぶことができる子ども向きです。娘は、作ったものはビリビリにしたり、作る前から肝心の部分を破いてしまいました。こういう段階の子どもさんには不向きなんでしょうね（泣）ふろくについてきた、「メガブロック（バンダイ社）」４ピースは娘に好評でした。まだブロックは使いこなせないと思っていたのですが、１歳３ヶ月の器用さでも積み重ねられました。通常のブロックと異なり、はまる位置は特になく、凹凸さえ合っていれば360度どの角度からでも重ねることができます。はめた後に回転することもできます。「いい設計をしてますなぁ」というのが母の感想です。「やるな！バンダイ」と思いました。親向け情報誌には、反抗期の子どもに対する対応法が特集されています。まあ、こういう知恵は「反抗期に入る前に一通り知っておくのがポイント」というのが一番役に立ちました（笑）お値段は１冊４８０円。付録のブロックで十分楽しめたということで・・・。興味のある方は次のHPをご覧くださいね。小学館ベビーブック（毎月１日発売）http://www.u7mag.com/babybook/

【親子で楽しむ科学】視覚ミステリーえほん

「不可能図形」を知っていますか？代表的なものに、「ペンローズの三角形」というものがあります。言葉で説明してもわかりにくいので、http://www.kwa.jp/mm/column/eye-7.htmを見てくださいね。平面に描かれたこの三角形。実際にあるように見えます。しかし、よ～く見てください。部分だけをみていると全く違和感はないのですが、全体をみると＜本来はねじれるべきところがねじれていない＞ということに気がつきます。つまり、２次元で描かれた実際にはあり得ない立体を「本当にある立体」として見てしまうのです。なんと！これが立体になってしまったのです。図書館の棚をふと見ると、今回紹介する「視覚ミステリー」の表紙が目に飛び込んできました。「えっ！不可能図形が可能になっている！！そんなバカな」視覚ミステリーえほんさて、この写真にはどんなトリックが隠されているのでしょうか？この図形のみならず、「エッシャーの滝」と同じような場面も３次元で表現されています。『本の中の写真はどれも、光や角度を調整してカメラの前の物体を忠実に再現しています。』　本書より引用そうです！この本の写真は、人間が「錯覚に陥りやすい」ということよりも、いかに人間がただ単にモノを見ているのではないということを教えてくれます。人間がモノを見るときには、２次元の網膜上にうつった物体を３次元として脳が変換をして認識しているのだと実感できるのです。さあ、皆さんも本書を手にとって視覚のなぞの世界を探ってみませんか？--------------視覚ミステリーえほん