義母、同居のトラブルメモ(糖尿病)同居生活は、すでに12年近くになる。始めの3年は、それこそ本が一冊出版できるほど、沢山の事があった。 悔しい思い、哀しい思い、辛い思い・・・、全て主人と分かち合い、主人と理解し乗り超えてきた。 ここ数年は、義母と私、お互いが交わし方覚えたせいか、大きなトラブルはなくなり、年に何度か、私が主人に泣きついたり、ソレを踏まえて主人が義母と喧嘩したり・・という生活でした。 基本的には、上手く行っていたと言っても良いと思う。 3月22日、私が旅行中に小指の関節を脱臼してしまい、3週間の金具の固定と診断がおりて、かなり不自由な生活となる。 翌日、義母が乳がんと糖尿病と宣告され、30日に入院が決定。 入院前の期間、不自由な手でもパートに行き、家事もほとんど1人でこなした。 「がん告知され、精神的ダメージが大きい」と判断し、コチラも我慢。 30日に入院する際、、義母の希望でパートを休み、10日後程度といわれた乳がん手術の当たりも、急遽休みを調整する。 実際は、糖尿病治療と検査入院であるため、病院内では普通の生活。 ただ、食事制限で間食が出来ないのが、辛いと言っていた。 ★ここで補足しておくが、★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 義母が60過ぎの女性とは思えないほど、よく食べる。 男の人用のご飯茶碗で2杯。「今日は ちょっとおかずが少ないかな~」と思うと、おもむろに生卵を冷蔵庫から出して”玉子掛けごはん”を無言で、目の前で食べれられてしまう。 そんな事もあり、コチラも食事は多めに出した。 一方、生活は昔 流行した「カウチポテト」そのまま。 用事がなければ、一切部屋から出ず、一日中自室で寝転んでテレビを見ては、うたた寝の日々。 毎日、毎日忙しい生活を送る私が、そんな人のために 昼食を用意しなければならないのが、非常に苦痛で、パートに出ているようなものでした。 糖尿病の一番の原因は、大食漢と超運動不足と断言できますね。 でも、本人は「甘い物は食べないのに・・・」とさも、私の食事が悪いと言いたげでしたけどね。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 話を戻します。 空腹で退屈な入院生活だろうと思い、忙しかった1日を除いて、毎日顔を出した。 もちろん、頼まれたものを大量に届けた時もあったし、実家から子供たちが帰ると、毎日トランプをさせるため、一緒に連れて行った。 脱臼当初は、車の運転も自転車も乗れなかったので、移動はバス、帰りは徒歩。 雨の日でも通った。 そのことに関しては、退院した日に 「いろいろ、ありがとね」とお礼を言ってもらえた。 乳がん手術まで、一時退院した義母。 オペまでは食事制限を頑張らなければならない。 栄養士さんは気軽に 「この際、ご家族全員で健康食の習慣をつけてはいかがですか?」なんて言ってたけど、ウチには中学と小学生の食べ盛り、育ち盛りの男の子が二人いる。 仕事で多忙中な主人もいる。 とてもじゃないけど、糖尿食と一緒では、コチラに支障がある。 料理は得意じゃないし、不自由(金具で固定されているが邪魔)な手で満足に料理もできない。 それでも、試行錯誤し、栄養士さんに教えてもらったカロリーコントロールのめやすを元に、工夫して、見た目同じように、減塩・低糖・低カロリーの食事を一週間作った。 塩の代わりに、お酢を増やしたり、しょうが焼き用の肉ではなく、しゃぶしゃぶ用の肉にしてボリュームを出したり、半分炒って余分な油を出したり・・。 当初、「自分で作る」と言っていた義母だが、ほとんど台所に立つことはなかった。 約束だった運動も、全く行なわず、いつもどおり自室でテレビを見ている生活。 4月12日、事態が急変した。 夕食のメニューは、鶏肉のミートローフ。 カロリーの少ない鶏肉を使い、しかも半分は脂分を落として作ったので、超ヘルシーメニュー。 その分、時間が掛かったが、いつもの夕食に時間(7:30)には間に合う計算。 っが、6時半。 いきなり 勢いよくリビングに義母が入ってきて 「あのさ、私間食できないから、6時ごろにはご飯食べないと、気持ち悪くなるんだよね。これからは自分で作って別に食べるから(怒)」 そう言い捨てて、台所に立つ私を無視して、キャベツを刻み、チンしてドレッシングを掛けて終了。 この人は、いつもそう。 お腹が空くと、非常に機嫌が悪くなって、当り散らす。 私に対しての嫌味ではないと、長年の経験で分っていても、どうしても怒りを私にぶつけているように思える。 60過ぎた、いい大人がする態度じゃないと思うんですが。 「栄養士さんは、間食に甘い物はダメだけど、例えばきゅうりを一本かじるとか、トマトを食べるとか、カロリーの少ない物なら大丈夫ですよ・・、って言ってましたよね。お母さんも一緒に聞いてたじゃないですか?」 「そんなの聞いてない。間食はダメだって聞いてる」 「いえ、栄養士さんと3人で面談した時、ちゃんと そう言ってましたよ。覚えてないんですか?」 「いや、聞いてない。」 聞いてないんじゃなくて、覚えてないだけでしょうが・・。 嫁の言う事なんて、聞く耳持たないって感じですね。 「じゃ、せっかく鶏肉でミートローフ作ったから、少し食べて下さい」と2切れ乗せると 「これじゃ、完全にカロリーオーバーだわ(怒)」と捨て台詞。 「低カロリーの鶏肉で、しかも脂分まで抜いてるんですから、全く問題ありませんから!!」 こっちもたまらず 言い返してしまいました。 馬鹿にするにもほどがある。 一部始終をリビングで聞いていた主人も、義母の退出後に、 「ごめんね、一生懸命やってくれてるのに、あんな態度で・・」と義母の代わりに謝罪してくれました。 その後二日間は、6時半ごろ降りてきて、やはり野菜をチンしておしまい。 運動の為、台所に立とうという気持ちは皆無らしい。 とどめの1発は、その夜に来た。 コチラも そのあからさまな態度に、かなりうんざりだったので、車で主人を迎えに行った帰りに、愚痴を聞いてもらった。 「まだ、もう少し我慢できそうだから、お母さんには伝えないでね。空腹でイライラしてるのは理解してるから・・」と最後に付け加えた直後でした。 着替えを取りに行った主人に、義母は 「糖尿病食を配達してくれるところ、探しておいてよ」 と・・・。 それを聞いた瞬間、張り詰めた糸が音を立てて切れた。 どうしようもないほどの大量の涙と、嗚咽を隠す為、手のひらを 口に押し付けた。 「それが、どういう意味か分る!!」 何故大泣きしているのか理解できない主人に言った。 「嫁が作ってくれないから、配達を頼むの?? 近所の人、親戚、病院の人、聞いた人がどう思う??」 「別に、周りのことなんて気にする事ないよ。自分で作るのが面倒だから頼むってだけじゃない」と主人。 甘い、甘すぎるよ・・。 「じゃ、聞きますけど、あなたは一度だって同居の件で 他の人から責められた事ある? 何時だって悪いのは嫁。 何をしても一生懸命やっても、何かにつけて悪いのは嫁なのよ。 私は言いたい。 おっしゃるような悪妻を選んだ夫は悪くないの? 自分の親を虐待するような嫁を野放しにしているなら、それは自分の息子をボンクラ亭主って言いふらす事と同じではないの?? それに、自分で作るのが面倒だからって、糖尿病になった原因、何も反省してないじゃないの。 運動どころか、家の中だって必要最低限の移動しかしてない。 食事だけが原因だって思ってるって事? ソレって、病気の原因は 「私の作る食事」って言ってるよね!!」 一生懸命やってきた自分が馬鹿らしくなった。 情けなくなった。 「一体、私は何をしているだろう・・」と。 なかなか、境遇が違うと理解できないと思う。 一緒に生活し、同居の苦労を見てきた主人でさえ、理解できなかったぐらいだから・・。 |