なまけもの投資日記

2005/10/13(木)23:23

不動産流動化銘柄はどこまで行くの

医療関連サービスについて最近シリーズで書いているのですが、今日は息抜きに不動産流動化銘柄について書きます。それにしても今日は不動産流動化銘柄が大幅上昇でした。ダビンチ、パシフィック、アセットマネージャー皆好調でした。特にダビンチはストップ高でした。 保有している銘柄の業績が順調かどうかを評価する上で、指標となる数字は業界によって違います。小売業なら既存店売り上げ、マンションディベロッパーなら完成品在庫などが指標となります。不動産流動化銘柄の場合は、管理している資産総額が重要と思います。ただ収益のことを考えると、やはり不動産利回り相場と長期金利の差が一番重要と思います。 日本の不動産市場においては、都心のオフイスビルの場合、利回りが最近少し下がってきており、4-5%らしい。一方長期金利は最近少し上がってきて1.6%ぐらいです。不動産利回りと長期金利の差が2%以上ある状態が続けば、まだまだ不動産流動化銘柄の成長する余地は十分あると思います。 ただ業績が好調だったら、株価も一緒に上昇していくかというと、それはわかりません。かってITバブルの時にヤフーが高値をつけ、その後急落しました。ただこの間にヤフーの業績が不調になったわけではありません。むしろヤフーは倍倍ゲームのように順調に業績を伸ばしていたのですが、市場の期待度が業績以上に熱くなりPER数百まで買われてしまい、その後市場がPER数十まで評価を下げたため、株価が急落下してしまいました。 不動産流動化銘柄は利益を順調に増やしているのだが、株価がそれ以上に上昇している可能性もある。ダビンチなんて年初来で約5倍である。不動産利回りと長期金利の差は少しずつ狭まってきているので、その辺は気をつけないといけない。予想PERが50を超えるようだといったん降りたほうが良いのかもしれない。ただダビンチやパシフィックは11月や12月が決算なので、そうなるとまたPERを次の決算の業績予想値で計算することになってしまう。 とりあえずダビンチ今日一部売りました。8月のこともあるし、慎重にやっていこうと思っております。

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