天の王朝

2005/05/11(水)08:45

不思議な世界(その92)

不思議な世界(690)

知られざる人類の歴史3 正木和三は、火星と木星の間を周回していた惑星から逃れてきた人たちが地球にやって来たのではないかと主張する。確かに火星と木星の間には、直径1キロメートル以上の小惑星が100万個以上存在するとみられる「小惑星帯」(アステロイド・ベルト)がある。かつての惑星が滅んだ残滓であるのだろうか。 地球に宇宙船で逃れてきた3億6000万年前の記憶は、現代の地球人にも残っており、UFOはその記憶の現われではないか、とも正木は言う。地球は今、かつてのベータ星のように環境破壊が進んでおり、核融合エネルギーなども大きな危険を伴いながら開発されている。「そこで生命体が、ベータ星の愚行を繰り返さないよう、遠い日の恐怖の記憶をUFOに託してよみがえらせ、私たちに警告を発している」というのだ。 もちろん、これはあくまでも正木の主張であって、超能力者が皆認めている地球人の歴史というわけではない。たとえば秋山眞人説は正木説と微妙に異なる。秋山によると、火星など太陽系内の他の惑星には、確かに今の地球に地球人が住んでいるように人類が住んでいたという。そして、ある一定の進歩を果たして宇宙へと旅立っていった。彼らは太陽系人とも呼べる人類で、一部は金星系列の宇宙人となったらしい。このため、火星などの惑星では今でも、「卵の抜け殻」とも呼べる文明の残骸が残っているのだという。 秋山説では、地球人が有史以来歩んできた道は、恐竜との戦いの歴史であったという。人類の祖先である、ねずみのような初期の哺乳類が地球上に誕生したとき、この惑星を支配していたのは恐竜たちであった。草食や肉食の巨大な恐竜が地球上を闊歩していた。一方哺乳類は、恐竜におびえながら暮していた。だが、支配者であった恐竜も、隕石の衝突、宇宙からの放射線照射などにより滅んでしまった。 後に残ったのは、恐竜の屍や卵を食べながら地下で生活していたラット類だった。このラット類が進化して、人類になった。しかし、哺乳類と恐竜の戦いの記憶は遺伝子の中に組み込まれており、現在の人類にも恐竜に対する恐怖心が残ってしまった。 「問題は、そんな私たちの文明に最初に干渉してきたのが、恐竜と同じ爬虫類から進化した宇宙人であるグレイ・タイプだったのです」と、秋山は言う。ところが哺乳類の潜在意識には、爬虫類の恐竜に対する恐怖心が強く残っていた。そのため、竜族ともいえるグレイ・タイプでは、哺乳類世界である地球を進化させることができなかったというのだ。 折しも、宇宙人側の干渉にも変化が現われた。地球に類人猿が出現したころ、今度は哺乳類から進化したヒューマノイド・タイプの宇宙人が地球にやって来た。 (続く)=文中敬称略

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