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白山菊理姫

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2006.10.01
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カテゴリ:メディア
学校のいじめ
おそらく全国には、鹿川君のようにいじめられ、同じようにつらい学校生活を送っている少年や少女が、昔も今も大勢いるのではないだろうか。

私にも思い当たる苦い思い出がある。高校生の時、学校は結構荒れていた。どこの学校も同じだろうが、中野富士見中と同様に性質の悪い「ツッパリグループ」がいた。彼らが「獲物」として狙うのは、おとなしくて心根の優しい男子生徒だ。そのツッパリグループが、私の級友にちょっかいを出すようになった(実は私も目を付けられていたが、私のほうが運動神経も体力も上回っていたので難を逃れていた)。

最初はプロレスごっこなど悪ふざけだったが、段々とエスカレート。最後は当時流行っていたブルース・リーの過激なカンフーごっこにまでなった。技をかけられたり、標的にされたりするのは、その級友であった。

私はそれを傍から見ていたが、どこまでが悪ふざけでどこまでがいじめなのかわからず、結局そのいじめへのエスカレートを止めることができなかった。後でわかったが、その級友は、毎日が地獄の苦しみだったという。鹿川君と同じである。

いじめはとうとう警察沙汰になり、私の家にも刑事が事情を聴きにきた。暴行事件として立件できるかどうか、目撃者の証言を集めていたのだ。私はそのとき初めて、その級友が自殺しようかとまで思い詰めていたことを知った。私はその級友の心の叫びに気付かなかったのだ。

何という想像力の欠如。結果的に傍観するということは、いじめへ加担するのと同質である。いくら口でいじめに反対していても、いじめを止められなかったら、ほぼ同罪だ。

幸い、私の級友は自殺することはなかった。紙一重だったなと思う。もし自殺していたら、私の心には決して癒されることの無い大きな魂の傷が残ったであろう。その級友が自殺しなかった今でさえ、当時を思い出しては、自分の貧困なる精神と勇気のなさに恥じ入っているのだから。
(続く)





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最終更新日  2006.10.01 12:19:22
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