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テーマ:旅のあれこれ(9938)
カテゴリ:歴史散歩
地下鉄を乗り継いで、カンタベリー行きが出ているチャーリング・クロス駅へと向かいます。
英国の鉄道は、行き先によってロンドンの駅が違ってきます。 日本の場合も東京駅、上野駅、新宿駅等によって異なりますが、イギリスの場合はそれがかなり細分化されているのですね。 主な駅は7つあります。 ボーンマスやイーストボーンといった南西部に行くならウォータールー駅、南のブライトンならヴィクトリア駅、エクセターやバース、ブリストル、オックスフォードといった西方面へはパディントン駅、シュルーズベリーやウェールズのホーリーヘッドなどの北西方面は私が一泊したヒューストン駅、ケンブリッジやイプスウィッチなど北東方面はリヴァプール・ストリート駅、エディンバラへはキングスクロス駅、そして今回乗る南東方面に向かうためのチャーリング・クロス駅です。 カンタベリーを訪れるのは初めてでした。大学もどこにあるのか知りません。 でも、スコットランドを旅行中にユースホステルで一緒になった人から「丘の上にある、見晴らしのいい大学だよ」という話は聞いておりました。 つまり町に着いたら、丘を目指せばいいわけですね。 ロンドンから電車に揺られること約1時間40分。カンタベリーの駅に到着します。 おそらく正午を越えたころだったと思います。 そこからは地図を頼りに丘の上にあるという大学を探します。 その時頼りにした地図がこちら。 カンタベリー西駅から北西に向かえば、キャンパスに着くようです。 ちなみにこの地図は、ケント大学の入学綱要に掲載されていた地図です。 で、こちらがその入学案内綱要のカバーです。 英詩の父と称される14世紀のイギリスの詩人チョーサーが書いた『カンタベリー物語』のイラストを使ったカバーです。 カンタベリー大聖堂に参詣する巡礼者たちの24編の物語から成る『カンタベリー物語』は、中世イギリス文学の最高傑作のひとつに挙げられています。 さて、地図に描かれたとおりに、ウィツタブル通りをテクテクと登って行くと、「聖トマスの丘」にでます。そこを右折して大学通りに出れば、あとは一本道。駅から約1・6キロ、20分ほどで大学のキャンパスに到着しました。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.15 15:59:34
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