札幌の測量山(三角山・円山)
札幌市も京都市と同様に碁盤目状に造営されていますが、そこにはやはり測量山がありますね。その一つが三角山だと思われます。上の写真は北5条通りから西に向かって撮影したものですが、奥に見えるのが三角山ですね。形が三角形だから三角山と呼ばれているようですが、実は三角測量に使ったので三角山と名付けられたのではないかと思っています。この山を使って、北海道庁の位置が決まったのではないでしょうか。北5条から北3条の通りの西に見えます。当然、円山も測量に使われています。中島公園の北を走る菊水・旭山公園通り(南9条)の西に見えるのが円山です。上の写真の中央右奥に見えるのが円山。そこに向かっている通りが、菊水・旭山公園通り。さらに円山の右奥に見える三角形の山が、三角山です。左端に見えるのが藻岩山となっています。ちなみに京都(平安京)では、清少納言が『枕草子』で「岡は船岡」と詠った北の船岡山、名前を隠された嵐山、五山送り火の五山、京田辺市の甘南備山、比叡山、愛宕山などが測量山となっていると思われます。