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カテゴリ:絵本の読み聞かせ
小学校のお母さんたちの、読み聞かせボランティアの選書会に出かけました。6月なので、雨ふりやカエルなんかの出てくる絵本がたくさん集められました。
その中にあったのが、『せかいいちおおきなうち』。父さんかたつむりが子どもに昔話を語ります――どんどん殻を大きく奇抜にしていったチビかたつむりが、とうとう家の重みで動けなくなる話。 絵も文もわかりやすくてよいのですが、ひとつ、読み聞かせる時にひっかかるところがありました。大きなおうち(殻)をほしがる子かたつむりに、お父さんかたつむりが一言、 「うどのたいぼく。」 と言い放ちます。そして昔話を始めるのですが、その昔話の中でもチビかたつむりの父さんが、「うどのたいぼく。」とくり返すのです。 平易な文の中に、ぽんと異質に出てくるこの言葉。じっさいに声を出して子どもに読み聞かせるとき、どんなふうに読んでいいのか、むずかしいのだそうです。 なるほどねえ。意味がわからない子どももいるだろうなあ。でも、読むのを中断して説明するのもナンだし。この部分、原作(英語)はどうなってるんだろう。・・・見れば、翻訳者は谷川俊太郎。ははぁ、だからこんな言葉が出てきちゃうんだなあ。日本語も大切にしよう、みたいな、さすがだなあ。やっぱり、はっきりと読んで、意味が分からなくても聞き手の意識にちょっと残るようにしたいですねえ。 ・・・というような話しあいがありました。読み聞かせって、結構、奥が深いものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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