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カテゴリ:おうちのまわりの四季
卵から育ててきた我が家のスズムシたちのうち3匹が、今日、とうとう一生を終えました。
ここ1か月、飼育箱せましと、リーリー鳴き競っていたオスですが、力尽きてたおれ、一部食べられていました。食べているのは、メスです。羽も小さく鳴きもせず、地味な存在だったメスたちは、ここへきて急にぶくぶくと太りだし、死んだオスの体をばりばり食べているのでした。たぶん、ふくらんだおなかの中には、卵がたくさん入っているのでしょう。 スズムシはほんとうは今頃ようやく成虫になるのだと思いますが、我が家ではだいぶ早く育ってしまいました。 5月初め 長男の雑誌のフロクについてきた乾燥卵に水をやり始める。 5月末 アリより小さな幼虫がつぎつぎと孵化。 卵に水をかけた1時間後ぐらいに集中して孵化しました。 6月 キュウリやナスやカツオブシの粉などを餌に、25匹のスズコたちが元気よく育つ。昼間 は飼育箱に入れた板の裏にひそんでいます。 7月 終齢幼虫で初めてメスに産卵管ができ、雌雄の区別が可能となる。 7月中旬 早くも羽化する。羽化して1週間ほどたつと、オスが鳴き出す。 個体によって鳴き声はさまざま。キレイな声のコもいれば、ガラガラ声のコもいます。 8月 昼間も活発に動き回り、ケンカしたり、鳴いたり、餌を食べたり。 30度以上だと動きが悪いが、昼間でも冷房をいれた室内(28度)で、霧吹きで水をや ると、10分ほどたって鳴き出す。 そして今日に至る。 たかが虫の一生も、なかなか見どころがあって面白いです。 そういえば昔、『ファーブル昆虫記』(子ども向き)が大好きでした。大人になってから、きちんとした昆虫記を読んでやろうと思い、岩波文庫の完訳ものを買いましたら、これが20冊ぐらいもあって、さすがの私も途中で挫折。 だって、子ども版と全然違うんですよ。 たとえば、ファーブルは当時、『種の起源』で進化論を唱えていたダーウィンに、思いっきり反論しているんです。へえ、びっくり。 狩バチは獲物の神経節を正確に毒針で突いて麻酔させ、幼虫の餌に供するのですが、ファーブル先生いわく、ハチがどこを毒針で突くか何世代にもわたって試行錯誤できるはずがない、獲物の体のうちただ1点の神経節を偶然刺して成功する確率などゼロに等しい、というわけです。 いつかまた、全巻読破してみたいですネ。ウチの息子は夏休みの読書に、子ども版第1巻もまだ読み終わらず、四苦八苦していますが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 27, 2005 10:12:42 PM
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