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HANNAのファンタジー気分

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October 11, 2019
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 最近、『小箱』という小川洋子さんの新作を見かけたのですが(ちゃんと読んだわけではありません、あしからず)、びっくり。このブログで数年前にとりあげたことのある、ロード・ダンセイニの『魔法の国の旅人』と表紙の絵がまったく一緒だったのです!

 調べたら、この絵はJ.J.グランヴィルというフランス人の画家の作品(絵本の1ページ?)で「彗星の大旅行」というタイトル。(1844年の作だそうですが、去年から今春にかけて兵庫県立美術館で展覧されたようです。)
 なるほど、どちらの本とももとは関係の無い絵が、偶然それぞれの表紙に使われているわけですね。とても物語性のある幻想的な絵で、そもそもの絵本はどんなストーリー(ストーリーがあるのかどうか知りませんが)なのか、気になるところ。

 それにしても、私としてはもう何十年も、この絵=ダンセイニの『魔法の国の旅人』として見てきたので、小川洋子の本の表紙を見ると、中身を知らないうちからなんだかすごい違和感を覚えてしまいます。
 あちこちで見かけるようなもっと有名な画像だったら(たとえばモナ・リザとか)、あるいは、絵自体と何かつながりのある本に使われているのだったら(たとえば幻想的なイラストの解説本とか)、こんなことはないんでしょうけど・・・

 本の表紙って、どうやって決まるのでしょうね。ダンセイニの原書(The Travel Tales of Mr. Joseph Jorkens)はこの表紙ではないようです。とすると「彗星の大旅行」を表紙に選定したのは誰なんでしょう。当時の早川書房の編集者さん? あるいはまさか訳者の荒俣宏??
 『小箱』の表紙は作者の選定でしょうか、あるいは出版社の選定なんでしょうか。選んだ人はダンセイニの本を知っていたのでしょうか?

 そして、この手の表紙の一致って、結構よくあることなんでしょうか。表紙の使用権というか、そういうのはダブってもよいのかしら。
 こんなに気になるからには、そのうち『小箱』も読んでみなければ・・・ と思うHANNAでした。

 画像左は私の持っている1980年代のハヤカワ文庫。2003年版(ハヤカワ文庫FT)でも同じ絵が使われています。





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Last updated  October 11, 2019 11:36:43 PM
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