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カテゴリ:近ごろのファンタジー
読み始めてやっと本題に入ったところで1冊が終わってしまい、…いや、分冊だと軽いし、お試しできる点は便利なんだけど、次々と買い求めるのが何だかめんどくさいです。 王道をいく異世界ファンタジーで、魔法使いもの。独自の地図あり、暦あり(伐曜日、とかあります)で設定も楽しくこみ入ってます。呪文を唱えるだけの魔法ではなく、「秘術」「共感術」などの理論的?な解説が独特で凝ってるし。伝説の「秘術師」が物語作家に自分の来歴を語る形式なので、枠物語としての面白さもあります。 子供時代の悲劇、魔法学園、謎の女性、竜退治、復讐譚と、ドラマチックな仕立てはてんこもりです。才能+努力+試練+悪知恵=ほとんど完全無欠の主人公。 難を言えば、できすぎ。できすぎの主人公が自伝を語るので、鼻持ちならない感じもします。特に3巻の魔法大学あたりでは、最年少なのに何もかも他人より抜きん出ている主人公、可愛げがない。 魔法学校が舞台で、いけ好かない先生や友人から意地悪されたりしますから、ハリー・ポッターをどうしても思いだします。が、ハリーは有名な生まれのわりには素直で普通の子なので、読者としては憎めなかったのに対し、この物語の主人公クォートはずっとエゲツナイので、良くも悪くもお近づきになりたくないようなタイプ。 と、こんなふうにしっかり個性を描き出された主人公が、どのように生き抜いて伝説の秘術師として成り上がっていくか、物語はまだまだ続きそうです。5冊あったのは第一部で、第二部は7冊あるそうです。そして第三部完結編はまだ作者が執筆中みたいです。いやはや。 面白いんだけど気力がいりそうな大長編、このあと読み進もうかどうしようか迷います。個人的には主人公の弟子のバストくんが気になりますが…第一部だけでは、まだまだ謎がいっぱいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 28, 2025 06:01:25 PM
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