親しき仲にも礼儀あり!
ある女性から相談がありました。
「私は嫁いでから、8年になるのですが、姑との関係がうまく行かず悩んでいます」
「そうですか。よくある話ですね。」
「姑は、ご主人を早く亡くして、女手ひとつで主人を育てていますので、すごく気が強いのです。
頑固で、怒ると本当に怖いのです。」
「ああ。よく分かります。
私の家内の母も、母子家庭を切り盛りしてきましたから、ものすごく気が強い一面があります。」
「先生の、ご本を拝見しましたが、お義母さんと一緒に住まわれているのですよね。」
「そうです。家内と結婚する時に、家内と一緒に私の家に来て貰いました。」
「先生は、家長ですから、立場が、お強いですが、私の場合は、嫁という立場ですので、弱いんです。」
「ところで、ご主人は、助けてくれないのですか?」
「はい。主人は母親には、頭が上がらないのです。」
1 家庭でギクシャクするのは、礼儀を知らないからですよ。
2 親しき仲にも礼儀あり!このことをまず、ご主人と話し合ってください。
「私は礼をつくして義母に接しているつもりですが。」
「それは他人行儀の礼。親しき礼ではありません。
笑顔、冗談、バカ話、素顔の自分をさらけ出すのが家庭での親しき礼儀です。家で神経を使ってピリピリしていたのでは、ノイローゼになってしまいますよ。」
「そうなんです。気を使って使ってノイローゼになりそうです。」
「だから、お義母さんが、怒るのですよ。他人行儀はやめろ!って。」
「えっ。そうなんですか。」
「だと思います。もうバカになって自分をさらけ出してみませんか。
そのためには、ご主人の協力が必要です。
自分をさらけ出すが、お義母さんの心の世界には土足では踏み込まない。これがコツですよ。」
「そんなに簡単に変わるような義母では、ありませんが、
確かに寂しい人ではあると思うのです。」
「そうです。寂しい人なのです。家族の笑顔に飢えて生きてきた人なのです。だからお孫さんには優しいでしょう。」
「はい。そうです。」
「人は愛ですよ。愛の心で接してくださいね。
家族の原点は助け愛。いがみ哀ではありませんよ。」
杜甫の作品に、「石壕史」という詩があります。
要約すると次のような意味になります。
杜甫が、日暮れに、石壕村で宿をとったら。
夜中に役人が、人を捕まえにきた。
宿のばあさんは、門を開けて、役人と応対した。
役人は言う。戦争だ!人を出せ!
聞き耳をたてたところ、ばあさんはこう訴えている。
「三人の息子は、みな戦に出て戦死しました。生き残ったのは私と、乳のみ子を抱えた、嫁だけ。」
「嫁を連れて行く!」
「お待ちください。
この、ばばあめは、力はもう衰えたけれども、お役人さまの、お供をして今日にも参ります。
戦場での飯炊きくらいには、お役に立てると思います。」
つぎはぎだらけのボロを着て、
乳飲み子を背中にした、嫁が裏口から飛び出してきて
「いいえ私が参ります。」と泣き叫ぶ。
力なき、私は、ただ立ち尽くすのみ。
傍観者の、ご主人に、この詩を!!どうぞ見せてください。
ご主人にとっての「親しき仲にも礼儀あり!」とは、
傍観者ではなく、
当事者としてモノをはっきりと言うことなのですから!!
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