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雑草の如く生きるのだ! 知り合いの経営者が、大学を卒業した息子さんとふたりで尋ねてきた時の話です。 ~息子は、なんとなく覇気がない。 「市川さん。最近、大活躍だね。講演で引っ張りだこで、出社する暇もないようだけど、会社、大丈夫?」 「わはは。我社は、別名、新庄警備。 笑い転げていれば仕事になるのさ。 私は、出社しても楽天で遊んでいるだけのアホ社長だから、いてもいなくても関係ない。」 ~出社する方が邪魔だったりして(爆) 「笑は商なりっていうけど、貴方の会社ほど、実践しているところはないと思うよ。」 「これは、社風だね。つまり私の後姿。」 「どうしたら、笑って儲かる会社になるのかなあ。 我家の二代目の息子に聞かせたいんだ。」 「一言で言うと雑草経営だね。」 「踏まれても蹴られても、小便かけられても、そいつを肥やしにして、また、ガオオ~~~~~!!っと立ち上がる!! ということだろう。 今日はね、その先にあるものを聞きにきたんだよ。 聞き出すまでは、帰らないからね(爆)」 1 最近の人間は、農薬づけの精神的病人が多いんだよ。 2 つまり、子供の時から、いい子を演じ続けて、よい学校に進学、そして親の喜ぶ、大企業や官庁に就職。 まあこういう人が社会のエリート層の中に存在する。 もちろん自主的に自分で努力して、その道を選んだ人は別だ。 3 親子の気持がピタリと一致していれば、 問題はないのだが、普通は、心にひずみが生じる。 「俺の道はこれでよかったのだろうか? 親の敷いたレールに乗っていただけではないのか?」 という人生に対する疑問だ。 4 鬱屈しているから、上半身は東大だが、下半身は保育園という、精神的に病んだ人も出てくる。 「息子さんにズバリ尋ねるけど、親父の跡なんか継ぐ気はなかったんじゃないのかな。」 なにやらモジモジしていたが意を決したように 「実はそうなんです」 親父が横から声を出した。 「えっ。なんだってえ。お前は、俺の跡を継ぐっていうから、東京のW大に無理してやったんじゃないか!!」 「親父、本当のことをいうと、俺は、エンジニアになりたかったんだよ。でも親父やお袋を喜ばせようと、今日まで、いい子を演じてきたんだ。」 5 こんな言い方は酷かも知れないが、 息子さんに、跡取りは無理だよ。 6 今からでも、遅くはない。自分で自分の道を切り拓いて生きてごらん。 「市川さん。なにを言い出すんだ。いまさら息子を動揺させるようなことをなぜ言うんだ!!」 「貴方、今、私に聞いただろう。 雑草の道を!! コレが雑草の道だよ!! 貴方はまだ若い。息子を縛る必要はない!! もうしばらく社長を継続しなさい!! 今まで、貴方と奥さんは、この子を純粋培養で育ててきた。 息子に足らないのは、自主性とヤル気だ! 今すぐ、息子さんを、かごの鳥から解き放ってやりなさい!!。」 息子が言った「親父、あと10年、俺に時間をくれ。やりたいことをやってみたいんだ! このまま、親父の会社にいたら後悔すると思うんだ。」 7 さっきまで、息子さんの表情は暗かった。 しかし今は明るい! これだよ。雑草人生とは!!腹の底から笑えない人に跡を継がせてはいけない!! 「市川さん、貴方が、まさかココまで諫言してくれるとは。 帰って家内と家族会議を開くよ。正直、目の覚めた想いだ。 これが、雑草経営。笑は商なりだったのか。 ありがとう。本当にありがとう。」 その後、奥さんも交えて、私の会社で相談の結果、息子は、好きな道で、修行をすることに。 おそらく一回り大きな、腹の底から笑える男になって、戻ってくることでしょう。 韓非子の説林に「老馬の知」というのがあります。 斉の桓公が、弧竹国に遠征したときのこと。帰途についたとき、季節は冬になっていた。 一行は、道に迷い、立ち往生してしまった。 このとき、随行していた管仲が、 「老馬の知、用うべし」 ~こんなときは、年老いた馬ならば、道を探し出すものです。と進言した。 一頭の老馬を先頭に立てたところ、はたして見失った道に出ることができた。 人は、純粋培養では生きられない。 吹雪の中や、雑草の道を 老馬の、助けをかりて踏みしめていけ。 それが人というものだ!と教えているのです。 ★ 「幸せになる法則」 ★ 「自分の人生を変える方法」は、人生の応援歌です。
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Last updated
2025.01.25 08:10:56
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