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規格はずれの人間は、舞台を得なければ活躍できないのだ! ある自治体主催の創業セミナーで、私が、8時間、講師を務めたときの話です。 30代の会社員が質問しました。 「私の今、勤めている会社は、旧態依然とした社風で、時代の流れから取り残されそうとしています。 私たち、若手改革派は、そういう気風を改めようと、 上層部に進言しているのですが、左遷、リストラをちらつかされて、意気消沈する仲間もいます。」 「まるで明治維新前の、各藩での、尊王攘夷派の粛清のような話ですね。」 「そうなんです。私は、やられる前に手を打て。こう思ってこの講座に参加したのです。」 「退職して会社を自分で興したい。というわけですね。」 「はい。そうです。」 「一言、言っておきますが、創業は簡単ですが、会社を20年、30年と継続発展させていくことは至難の業です。 どの企業にも社風というものがあります。貴方は、今の会社の規格には納まらないタイプ。 つまり規格はずれの人間のようですね。」 「そうだと思います」 1 貴方は、就職先の選定を間違ったのでしょう。 2 どこの会社にも執行部によって会社の進むべき道、つまりレールが敷かれています。 このレールから外れる列車は、レールの上を走ることが出来ません。 3 つまり貴方は、規格はずれ。わだちが外れるのは、車の規格が同じではないから。 規格外の列車は、作り直すか、廃棄処分。これが現実です。 4 こういう場合の選択肢は、いろいろ考えられます。 社に残って、社の規格にあった列車になるか。 あるいは、今からレールを作っていこうという若い会社に転職して自分を燃焼させるか。 あるいは独立するか。です。 5 独立するということは、社員の生活に責任を持つということ。 6 創業に当たって、どのようにレールを敷くのか? これが勝負の分かれ目だと思います。 7 レールというのは、微妙なカーブはあっても基本的にまっすぐでなければ、列車を走らせることはできません。 8 いきなり直角に曲るようなレールの敷設工事をしたのでは、脱線してしまいます。つまり倒産です。 9 貴方は直情型のようです。つまり直角に曲るレールを敷設したがるタイプ。 10 おそらく、このまま創業しても、難しいでしょう。 カーブを描いた線路を敷設できるように心の状態が、向上したときに、 またアドバイスしましょう。 史記の平準書に「不軌の臣」というのがあります。 漢の武帝の時代、朴式という男がいた。彼は牧羊を営んで大金を得たが野心などない男だった。 彼は都に登って、武帝に資産の半分を献金したいと申し入れた。 当時、多額納税者は、徴兵免除、爵位や官職までも手に入れることができた。 武帝は尋ねた。「どのような官職が望みなのか」 朴式は、「いえいえ仕官などめっそうもない。天子さまが匈奴と戦って、我々を守ってくださる。そのせめてもの、ご恩返しでございます」 これを聞いて武帝にこう耳打ちしたものがいる 「朴式の申し出には胡散臭いものがございます。 こうした手合いこそ用心なされませ」 人間不信を極めれば、まともな話も歪曲してしまう。 つまりまっすぐなレールをわざわざ曲げるものもいるということなのです。世の中には多い話です。 己のレールはまっすぐ作る! 行く手に山があれば、微妙に旋回しながら、前に進む! トンネルを掘るときは時間がかかる。 あせらず騒がず、平常心で、コツコツと掘り続ける。 トンネルを掘るプロセスで勉強する。 だからこそ人生の展望が開ける。 このことも覚えておきましょう。 ★ 「幸せになる法則」 ★ 「自分の人生を変える方法」は、人生の応援歌です。
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Last updated
2025.01.26 08:20:06
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