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あおがえるのひとりごと

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[熊野古道] カテゴリの記事

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ROAD TO 熊野　湯の峰温泉～新宮　熊野速玉大社～神倉神社

【7月7日】湯の峰温泉は世界遺産に登録されている≪つぼ湯≫があるのですが、小川のほとりにある２人しか入れない小さな温泉なので予約が必要。もう、疲れていたので民宿のお風呂でいいやということになる。民宿も温泉を引いてきているので十分満足。汗臭さもピークになっていたので、民宿に着き早速温泉へ(^^;)さすがは温泉。疲れも吹っ飛び部屋でのんびり。夕飯の時間になり、女将さんといろいろ話していると、ご主人が地元のＮＰＯのリーダーをしているとの事。面白そうなので、ご主人にＮＰＯの活動内容を伺いたいと無理を言いお話を伺う。本宮地方の活性化やそれに付随する文化活動をしておられるのだそうだ。また、本宮大社のお祭りがなくなっていたのを、新しい形で「八咫の火祭り」として復活させるということもされており、その実行委員長もされているとか。また、奥熊野太鼓という本格的な和太鼓の団体のリーダーもされています。和太鼓！おもしろそう！今年の「八咫の火祭り」が８月２５日にあるので是非来てくださいとの事。よかったら裏方の仕事もどうですか？と。ふむ、面白そうではある。・・・。今、書いていて思い出したけど、８月２５日は夏フェス「ＯＴＯＤＡＭＡ２００７」のチケットをとっていたのだった。。。げげっ。。。火祭りのＤＶＤを見せていただいたり、奥熊野太鼓の話を聞かせていただいたりと楽しく食事の時間を過ごしました。【7月8日】７時に朝食。今日の予定は、湯の峰から新宮までバスで移動。新宮熊野速玉神社に行き、その後、熊野三山の元宮、神倉神社にお参りをし和歌山へ。朝食を終え、１０時４０分のバスの時間まで宿で待機。出発時には女将さんとご主人の代わりに娘さんが見送ってくださる。キャンプ道具の入った荷物を見て娘「重いですか～？」い「持ってみます？」娘「うわ！重い！持てないです！」８月また来れたら来ますと、ご主人と女将さんによろしく伝えてもらうように言づけ、バス停へ。天気はむっちゃ晴れてる。。。オイ。。。。昨日までの天気は一体、、、新宮までは約一時間。新宮駅に荷物を預け、歩きで熊野速玉大社へ。荷物がないと、何か歩き方がおかしいような気がしてくる。熊野三山の一つ速玉大社にお参りをすると、お守りを売っている所に「由緒、由来をご説明いたしますので、お気軽におっしゃってください」という看板がある。巫女さんに説明を求めると、若い神官の方が出てきて、団体の参拝者の方と一緒に説明を受ける。ご神木がナギの木で、葉っぱを裂こうと思っても裂けないことから、良縁結びのご利益があるとか。さて、速玉大社を出て、神倉神社へ。　神倉神社の階段は急で、祭りの時にはこの階段を松明を持って走り降りてくるというが階段が急だし、石段が尖っているところもあり無茶危険。こけたら大怪我やわ。。。こわごわ階段を上っていくと、ご神体のゴトビキ岩がある。大昔はこのご神体の信仰が強かったんですね。原始信仰。さて、新宮駅の近くの喫茶店で発車の時間まで時間をつぶす。途中の香梅堂でお土産に≪鈴焼き≫を購入し、ふとカウンターの端を見ると八咫烏のキャラクター【ヤタちゃん】発見！発車の時間になり、和歌山へ。

2007.07.12

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ROAD TO 熊野　発心門休憩所～熊野本宮大社～湯の峰温泉

はい。今日も二回目更新。【7月7日】朝起きると雨は小雨になっていた。昨日汗だくになっていた服を休憩所の手すりに干していたが、もちろん乾いていない。雨と汗で自分がすごく臭ってることに気づく。げげっ。。。これは、他人には余計、、、シミケンも同じ事を思っていたらしく。思わずニヤリ。。。新しい服に着替え、ちょっとはマシか？早く風呂に入りて～～～。。。発心門休憩所（ほっしんもんきゅうけいじょ）を出発。しばらくは、民家沿いを通りアスファルトの道を行く。途中、蓮の花が咲いている池のほとりを通る。そうか、この時期やったな。水呑王子（みずのみおうじ）のある廃校跡まで来ると、次の伏拝王子（ふしおがみおうじ）までは山道になる。基本的に下りだったり平地だったりするので、いつもより楽。伏拝王子着。伏拝王子前の伏拝休憩所で、湯の峰温泉の水を使ったコーヒーが飲めるというので寄ってみる。店員のおばさん二人と話しをしていると、カメラを持ったおじさんが写真を撮っている。おじ「ちょっとコーヒー飲んでいるところ撮らせていただいてもよろしいでしょうか？」い「あ、いいですよ！？」おば「あの人観光課の方なのよ」観光課の方が熊野古道を歩いている人の写真を撮っておられるようだ。おばさん方の話によると、若い人にもっと来てもらいたいとの事。観光課のおじさんは、歩いた感想などを聞かせて欲しいとの事だったので、い「もうちょっと休憩するベンチも欲しいし、屋根のある休憩所も欲しいですね。」と、気になった事をズバズバ言ってみる。しかし、ここで世界遺産の壁が立ちふさがっている事を告げられる。世界遺産内に建造物を造るのは手続きが難しいというのだ。ユネスコの許可がいると。観光課の方といろいろ話すことができ、おじさんに今晩はどこに泊まるのかと聞かれる。い「湯の峰温泉に泊まろうと思っていますが、宿はまだとっていません。どこかに良い宿ありますか？とりあえず、洗濯機は欲しいです（＾＾；）」おじ「本宮大社の横に役所があって、中に観光課があるから本宮に着いたら寄って行ってください。紹介しますよ。ちなみに、今日は世界遺産登録３周年記念のイベントをやってるから、時間があったら見て行ってください。」伏拝王子を出て、しばらく山道を行く。山を下り、祓戸王子に着くと、もう目と鼻の先に熊野本宮大社の鳥居が見えている。熊野本宮大社の拝殿に参拝する。奥にある神社にも参拝し、ひとまず熊野詣は終了。湯の峰温泉の宿を取るために観光課へと向かう。役場ではイベントで和歌山出身のシンガーソングライター佐野安佳里さんがピアノの弾き語りをしている。邪魔をせぬよう通り過ぎ、別室で観光課の若いお姉さんが資料を持ってきて説明してくれる。と、先に着いていた先ほどのおじさんもやってきて、どこにするか相談に乗ってくれる。おじさんは「そうや。≪わだま≫のオーナーが来てるからそこにしたらどう？」い「あ、洗濯機があればどこでもいいですよ＾＾」おじ「じゃ、ちょっと聞いてくる。」しばらくすると、おじさんはオーナーを連れてやってくる。５時過ぎに宿に着くことを告げ、それまでの間本宮をうろうろする事にする。まずは、昼飯を食べに行き、その後、本宮大社が元あった大斎原（おおゆのはら）に行く。熊野本宮大社は元は川の中州にあり、明治の大洪水で流されてしまって、今の場所に移ったようだ。跡地には大鳥居が建っており、広場になっている。本殿跡には石室が二つある。大斎原を出て、５時のバスまで時間があったので喫茶店で時間をつぶす。時間になったので出ようとすると、常連さんのおじさんが話しかけてくる。一通り説明すると、「わしが送ったる」と湯の峰温泉まで送ってくださる。１０分ほどで湯の峰に到着し、今日の宿≪民宿　わだま≫へ。つづく

2007.07.11

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ROAD TO 熊野　熊瀬川休憩所～発心門休憩所

【7月6日】熊瀬川休憩所の横を流れる熊瀬川は、常にドウと音を立て変わらないリズムで流れる。テントの中で川の音を聴きながら、自分は一体どういう流れの中にいるのか、その先は一体どこに繋がっているのか、いつもの不安が頭をよぎる。思考のワンパターンさに飽き飽きしながら、それでいて手放せない思いを抱えている心の重さ。本当にしんどい。。。それは自然の中に身をおいても変わらない。行動も思考もワンパターンで、自分のしょーもなさに呆れを通り越して笑いすらこみ上げてくる。心はこの川のようにすんなり流れてはくれない。テントを出て朝食の用意。ガスに火をつける。シミケンはまだ出てくる気配はない。川を見ながら朝食。シミケン起床。朝食を終えテントを畳んでいると、３０代の女性がやってくる。休憩所でメモをとりすぐに熊瀬川王子のほうへと去っていった。出発の用意を終え、休憩所の横の坂を登っていく。休憩所から発心門王子までの約１０キロはほぼ山道。アップダウンの激しいルート。今日も雨。もうそろそろ慣れてきてはいたけれど、途中の急な下り坂はとにかく慎重に。道中、二人ともほぼ無言。熊瀬川王子から女坂（めざか）をくだると仲人茶屋跡がある。朝一で急な上り下りをしたので、ここでちょっと休もうとシミケンに提案するが、シミケンは却下（笑）仲人茶屋からはすぐにこれまた急な上り坂の男坂（おざか）１キロで２００メートルほど上り岩上王子へ。ここで少し休憩。といっても、ベンチすらない。雨もきつくなっているし座る事が出来ない。岩上王子からすぐはまた急な下り坂。２．５キロ先の蛇形地蔵へとだんだん緩やかなくだりになっていく。平地に近い状態のところで谷川に沿って歩く。頭の中は朝の状態そのままで、だんだん怒りがこみ上げてくる。重い荷物を背負いながらも、走り出したい気持ちがこみ上げてくる。気づいたら走り出していた。はっと気づいてシミケンを見るとシミケンも走って付いてきている。その後は、シミケンと二人で蛇形地蔵まで走っていた。蛇形地蔵の屋根のある休憩所で一服し。昼飯代わりのカロリーメイトを口に放り込む。蛇形地蔵から三越峠（みこしとうげ）までは１キロほど。２００メートルほど上る。本当にアップダウンが激しい。三越峠の休憩所で休み、ここから３．５キロ先の猪鼻王子まではひたすら下り。１時間ほど歩く。途中、音無川沿いを歩くのだが、自然以外のものが全くない。川の水は澄んで綺麗で、原始的な感覚になる。猪鼻王子を通り過ぎ、目的地の発心門王子へ最後の峠道。急な坂道を一気に１００メートル上がる。発心門王子には社があり、参拝。しかし、周りを見渡しても目的地の休憩所がない。軽トラの年配のご夫婦が通りかかられたので、止まってもらい休憩所の場所を聞く。２００メートルほど先にあるよと教えていただきたどり着く。今までにないくらい大きな休憩所、隣に綺麗なトイレもあり、野宿するにはもってこいの場所だ。勝手に野宿をしてもよいか分からないのでどうしようとシミケンと話していると、先ほどの軽トラのご夫婦が戻ってこられる。何度もすいません、と呼び止め相談すると、「近くの家の方が管理人やから、その方に相談し」と教えていただく。シミケンと二人で管理人さんに挨拶に行く。管理人さんの許可を得て野宿場所の確保完了。明日はとうとう熊野本宮大社まで。

2007.07.11

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ROAD TO 熊野　牛馬童子口～熊瀬川休憩所

ゆっくり更新と書きながら、本日二回目（＾＾；）【7月5日】風を伴った台風のような豪雨も、朝起きてみるとすっかりおさまっており、今日は一日もってくれるようにと願う。 ≪民宿ちかつゆ≫のご主人に、昨日迎えに来ていただいた道の駅まで送っていただき牛馬童子像のある箸折峠をめざす。牛馬童子自体もなかなか愛嬌のある感じですが、隣の役行者（えんのぎょうじゃ）がまたこれ可愛らしい＾＾こんなかわいい役行者は初めてです。普通はガリガリのおじいさんで髭を生やしてイカツイ感じで、どちらかというとちょっと不気味な感じすら受ける風貌なんですけどね。雨が降るとなかなか写真が撮れなくて、雨のやんだときに撮るのですが、熊野古道、大体こんな道ですね。道は基本的に細いです。これは牛馬童子像のある箸折峠からのくだりです。しかし、坂道がきついところなどは写真撮れないですから、どうしても一見楽に見える写真ばかりになりがちですね（笑）箸折峠から昨日泊まった近露まではあっちゅうま。最後の下りの石畳は晴れの日でも少し怖い感じがしました。昨日通らなくて正解です。絶対滑る。くだりの坂道の石畳って。。。階段にしとかないとねぇ。さて、近露の集落に戻って、近露王子に参る。隣の川では鮎つりのおじさんが長閑に楽しんでる姿が見える。幸せやね＾＾近露から小広王子まではアスファルトの道路。この区間は世界遺産にも登録されていないのだとか。ユネスコもよく分からん事をしなさる。山道だけ世界遺産ってどういうことなんでしょう。一応参詣道なんですけどね。趣旨から外れるような気がするけど。ま、えっか。近露→比曾原王子→継桜王子まで、ひたすらたらたらとのぼりが続く。継桜王子で昼時になったので、≪とがの木茶屋≫で≪半殺しだんご≫と≪名水コーヒー≫を注文。あ、メニューはこれだけです。　半殺しとは穏やかならざるネーミーングですが、もち米を完全についてしまうのではなく半分つくという事らしいです。なので、団子自体もお米の形が残った形で、上にあんこがのっています。コーヒーは名水百選にも選ばれている、とがの木茶屋近くの≪野中の清水≫を使っています。水が違えばこんなに味が違うのか！というくらい美味いコーヒーでした。タバコーヒーの僕としては満足でございます。　　さて、お腹を満たしたところで継桜王子へ。王子跡には大体このような石碑が立っています。継桜王子には社もあって、王子にしてはかなり敷地も広いですがこのようなところはまれで、石碑だけのところがほとんどです。継桜王子、巨木がいっぱいです。すごく落ち着く場所でした。頭もスッキリするし。継桜王子には、奥州藤原秀衛（ふじわらのひでひら）にまつわる伝説も残されていて熊野と奥州。昔は今の距離感ではないですから（今でも遠い）、どこまで本当か分からないですが（おそらく伝説でしょうが）その昔の熊野信仰が盛んだった事をうかがわせるものである事は確かです。さて、継桜王子をでて、中川王子まで１キロ、中川王子から小広王子までは２キロとアスファルトのたらたら道を上って行く。小広王子から少し下ったところに熊瀬川という川が流れています。その脇に、珍しく屋根つきの立派な休憩所があります。その中にテントを張り、今日はここまで。テントを張り終わって、しばらくベンチに横になっているとシミケンも僕も知らないうちに寝てしまう。隣を流れる川の音に自然とリラックスしてしまったようだ＾＾食事を終えると、なんだかんだとシミケンと話す。川の向かい側では蛍がちらほらと。今年はよく蛍をみる年です。

2007.07.10

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ROAD TO 熊野　高原熊野神社～近露

みなさんこんにちは！いーぴんです。実は一昨日熊野より帰ってきました。山の中なので途中携帯の電波が通じない地域があったり、繋がっても更新する気力、体力がなかったりと、失礼をば。。。覚えてる範囲で書きますのでよろしくです。【７月４日】午前９時半、高原霧の里休憩所を出発。朝から雨が降っている。今日は約１０キロ先の近露という集落まで向かう予定。今回のルートは一番高いところで７００メートル超。高原熊野神社が３００メートル地点なので、約４００メートルのぼることになります。高低差４００メートルはロール時も何度か経験しているので、なんとかなるかな～なんて楽観的に考えていましたが、霧の里休憩所を出た時から早速急な坂道だったので気分もピリッとしてくる。軽装ならば、滝尻王子から近露までは１日でいける距離だといいますが、キャンプ道具を担いでの坂道は本当にゆっくりの歩みになってしまいます。高原熊野神社から大門王子、十丈王子と上り下りを繰り返しながら徐々に山を登っていきます。降り続く雨はじょじょに強くなってくる。ポンチョ装備の体は内側は汗でびしょびしょ。外は雨でびしょびしょ。坂道を登ったり降りたり、、、下りの坂道。石畳のところや、石段のところなどは油断をしていると滑ってしまいそうなので要注意。神経を使うので、周りの景色を楽しむ余裕は・・・ない。何キロか歩いたところで休憩したいが王子ごとにベンチすらなく、ただひたすら歩く歩く。雨で、地べたに座り込んで休憩できないのは素人にはホントに過酷です。十丈王子手前にやっと屋根つきの休憩所を発見。ポンチョを脱ぎ、乾かし、少し長めの休憩をとる。休憩をとっていると、ポンチョ姿の若い女性が軽装ですたすたとゆく。あ～うらやますぃ＾＾；そうこうしているうちに、雨が小降りになってくる。十丈王子から一番標高が高い上多和茶屋跡までは約２キロ。何度か上り下りを繰り返し、７００メートル地点まで到達。あとは下るだけ。上多和茶屋跡から大坂本王子までは約２キロ。途中、石屑の坂道などがあり滑りやすいので注意しながら降りる。後ろのシミケンにスライディングタックルをかまされないかも要注意！（笑）大坂本王子まではなんとか無事到着。次は、一キロ先の牛馬童子口に。昼飯を食べていないなと思い、時計を見ると２時。牛馬童子口には道の駅があるので、そこまで行こうと坂道を下る。案外早く道の駅到着。昼飯を食べ、一服していると突然雨が強くなってくる。豪雨だ。。。牛馬童子口から近露までは１．３キロの距離だが一つ峠越えがある。パンフレットによると、最後のくだりは滑りやすいので要注意との事だったので、今日はここまで。≪民宿ちかつゆ≫のご主人に連絡すると、道の駅まで迎えに来てくださる。≪民宿ちかつゆ≫は近露王子のすぐ裏にあります。源泉かけ流しの温泉≪ひすいの湯≫があり、食事も温泉を使った鍋料理や鮎ご飯などおいしくて満足。これで民宿なのか？旅館並ではないか！とシミケンと話す。（ロール時の民宿よりは割高だが。）しかし野宿で汗だくだったので温泉にも入れて大満足！温泉は重曹泉。美人の湯といわれる≪龍神温泉≫と同じ泉質です。肌にいい泉質なんですね。確かに入った後はつるつるしています。女性には喜ばれるでしょうね。ま、男の僕たちにはあまり関係ないといえば関係ない。夜半まで大雨は降り続き、明日は大丈夫か？と心配しながら眠りにつく。

2007.07.10

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ROAD TO 熊野田辺駅～滝尻王子～高原熊野神社

【7月3日】ブッダゲストハウスのオーナーは、アジア各国、南米全域回ったという筋金入りの旅人。たまたま僕が行ったことのある、中国雲南省昆明、大理、瑞麗の話（特に瑞麗）で盛り上がり、更には和歌山、熊野古道の話で夜中の2時半まで。当然、朝早く起きれるはずもなく10時起床。夜半に降り続いた雨もなんとかやんでおり、11時15分発の田辺駅発のバスに乗り、熊野古道の世界遺産の出発点である滝尻王子へ。12時、バス停に着き、まず熊野古道の資料が展示してある熊野古道館へ。しばらく見学し、2ヵ所あるお土産物屋さんの一つに入り、店のおじさんと話す。お遍路の事を話すと、おじさんは感激した様子。なんとアイスコーヒーのお接待をうけ、昼飯を食べようとお弁当を買うと、更に味噌汁のお接待まで。信仰心の篤いおじさんです。ありがとう。おじさんは熊野古道の語り部もしているらしく、いろいろ教えてくださり、これから登る山道の説明をしてくださる。「木の根っこが滑るから気をつけや」1時出発。滝尻王子にお参りをし、いざ熊野古道！滝尻王子から高原熊野神社までの4kmは、ひたすら登り。結構急勾配なのと、途中に息を整える平地もあまりないので、シミケンと二人で息を切らして登る。途中、シミケンは気持ちが悪くなったらしく、しばらく休憩をとる。シミケンは早くにお遍路を終わっているので、ペースが戻らないようだ。なんとか、4km先の高原熊野神社に到着。高原熊野神社（たかはらくまのじんじゃ）の付近には集落があり、熊野古道を歩く人の為の無料休憩所がある。とりあえず、今日はここまでにする。今日はウォーミングアップという事で。ただ、テントをはってもよいか付近に住んでいる方に確認しないといけない。周りを見渡すと、近くに《珈琲　欅(けやき)》の看板があったので、そこで聞いてみようと向かう。店に着くと、お店は休み。でも、中にいたおじさんが気付いて出てきてくださる。おじさんに野宿をしても良いか尋ねると、野宿してはいけないと言われる。近くに野宿する場所があるかどうか尋ねてみる。しかし、なさそう。困っていると、「分かった、担当の人に言っておいてあげるから」驚いているとおじさんが名刺を。おじさん実はその地区の区長さんだったのです。お店は休みでしたが、特別に特製オレンジジュースをいただき、あまりのおいしさにシミケンと二人で感動！休憩所にもどり、雨が降りそうだったので早速テントを張る。初めての割りに意外と早く張れる。夕御飯はアウトドアショップで買ったお湯で戻すパスタを。シミケンはカレー。思ってた以上のうまさと景色をみながら食べる開放感になんかジーン。。初日、雨はほぼふらず。なんとかこなしました^^

2007.07.03

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ROAD TO 熊野紀伊田辺泊

【7月2日】さあ！旅の始まりです！今回の旅は、田辺市から熊野本宮大社に向かい、そこから那智大社まで行くというコースでございます。お遍ローラーのシミケンと共に、ぶらり2人旅。本日は、10時35分和歌山駅発の特急くろしお7号に乗り、紀伊田辺駅へ。晴れていれば、進行方向右手に見える海がきれいなのですが、今日はあいにく曇りなのでイマイチ。約1時間ほどで紀伊田辺駅着。駅前の武蔵坊弁慶の銅像がお出迎え。弁慶は田辺出身なのです。駅前から、今晩お世話になるブッダゲストハウスに。ゲストハウスは、格安で泊まれる宿。食事とかはないですが、なにせ安い！しかも、相部屋が基本なので、旅の出逢いもあるかも^^こういう形態の宿は、世界的には当たり前にあるようですが、日本では沖縄以外あまりまだ浸透していないようです。ま、儲からないですから仕方ないのかな？京都などにも3000円くらいで泊まれる宿があるみたいなので、今度はそういうところで連泊して京都巡りというのもいいかもしれない。今回のブッダゲストハウスは一泊1900円と格安料金。一戸建ての民家をちょっぴり改装したこの宿。一階が和室2部屋。二階も和室2部屋。2階は宿泊スペースで、片方は男性用、もう片方が女性用の部屋になっています。今日はシミケンと2人だけのようです。宿に着き、オーナーとミニチュアダックスがお出迎え。宿の2階に荷物を置き、1階でオーナーに説明を受ける。オーナーは40代の男性。若い時はネパールやインド、メキシコなどを旅していたという。どおりで、部屋の飾り棚に仏像が並んでいるわけや(笑)ネパールの仏像の中に、蔵王権現のようなポーズのがあって欲しい！でも高い！無理！(販売もしてるんですよ)2時間ほどオーナーと話す。世間話から、地元の観光の問題点まで。日本の観光地の難しさが分かりました。一泊1900円でやっていけるのかと思い、ゲストハウスを何故始めたのか聞いてみると、「お金がないから旅が出来ないのは違うでしょ。だから、そういう人の為に安い宿をやりたいなぁと思って。」「じゃあほぼボランティアですね」凄いです。まさに旅人の為の宿ですね。オーナーが旅人だというのがポイントかもしれません。オーナー曰く、熊野古道の途中にもゲストハウスができれば、歩く観光客も増えるのでは？と。宿があれば軽装で歩けるからね。オーナーとの話が一段落して、僕とシミケンは駅前の観光案内に向かう。熊野古道の資料を物色しに。シミケンはJRのパンフレットで発見した、熊野詣に着ると似合いそうな、作務衣の上着のようなのを気に入ったよう(後ろにヤタガラスのマークあり)駅のキヨスクに売っていると書いているので行ってみると。白と緑の2種類のうち白が売り切れたようで、白が欲しかったシミケンはがっかり。JRに電話して取り寄せてもらえるか聞いたが、明日いっぱいかかるとの事で断念。後は白浜のホテルか旅館に聞いてみるしかない。資料をもらって、宿に戻ってくると、宿の縁側に20代の女性が座ってミニチュアダックスと遊んでいる。オーナーはいないらしく、しばらくその女性と話していると白浜出身と聞いて、さっきの熊野詣用の上着を売っている場所を知らないか？と聞いてみる。すると、「ちょっと彼に聞いてみます。彼ホテルに営業で回ってるので知ってるかもしれんし。」「お願いしま～す！」結果は残念！見つかりませんでしたが、親切なカップルに出逢いました。いや、これぞ醍醐味。しかし、上着。熊野古道沿いの土産物屋に売ってるかもという情報を得たので、明日確かめます。写真はブッダゲストハウス。

2007.07.02

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ＲＯＡＤ　ＴＯ　熊野　準備完了。

本日、熊野詣の準備完了いたしました。昼から、シミケンとアウトドアショップ≪好日山荘≫に行き、足りないものを買い足し。揃えていた1/25000の地図をコピーしに図書館に行くも、日曜という事で満車。近くのファミマでコピーをし、家に帰ってチェックするも一枚地図が足りない事が発覚。急いで閉館３０分前の図書館に飛び込み、なんとか確保。。。コピーした地図に情報を入れる作業をしていると、1/25000の熊野古道は細かすぎて非常に分かりづらい、、、あ～でもない、こ～でもないと二人で四苦八苦。。若干分かりづらいところは、明日泊まる田辺のゲストハウスのオーナーに確かめる事にする。明日の南紀の降水確率は５０％らしいです。明日一日は白浜観光（三段壁、円月島、白浜温泉など、アドベンチャーワールドは時間かかりすぎるから無理）をしようと思っていたのですが、はてどうなる事やら。。。。

2007.07.01

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シミケン（ＮＩＧＯ）来和

日付はかわって昨日の話ですが、シミケンが和歌山に到着しました熊野古道に一緒に行く予定なのですが。予定では２日からになりそうです。しかし、出発はおそらく雨でしょうね、、、急遽予定を変更して、和歌山出発を田辺出発にしました。田辺までは電車でＧＯです。なんだか気が重いんですよね～。。。さて、昨日は興味を持っていただいた方にエミルマＣＤ＆ＤＶＤの発送をし、シミケンを関空まで迎えに行き、和歌浦などを散策し、後は家でのんびりまったり。夜は地図を見ながら野宿ポイントと水道とトイレポイントの書き込みをしました。今日は、宿の予約と電車の予約、地図のコピーで準備完了とします。シミケンくんは新しく楽天ブログを開設しました。≪マナティー≫というブログです。シミケン改めＮＩＧＯ（ニゴー）という名でやっています。このブログのお気に入りブログから行けますので是非見てあげてください。あ、そうそう。エミルマＣＤ＆ＤＶＤまだ発送可能なので、そしてタダなので（笑）是非ご遠慮なく、興味のある方はご連絡を＾＾

2007.06.30

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延期。

来週行く予定になっていた熊野古道、1週間延期になりました。。。シミケン、スマン！カッテヲイイマシタ。。。頭の中の整理と≪情報≫のお勉強が追いついていないということです。。最近（前から）どうも頭の調子がおかしいようで、何事にも後ろ向き状態が続いております。ここ数年来最高に自信喪失でござる。発想の転換を迫られておるようです。。。昨日の深夜、（何故か）久しぶりに以前やっていたバンド≪エミルマ≫のライブビデオを見て、「あぁ。この頃は～」なんて、おっさん病を発病させていました。なんか、久しぶりにバンドやりて～な～。。。。ヲイヲイ！またベタな事言ってるぞ！！

2007.06.24

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ROAD TO 熊野

今、熊野古道を歩くための準備中です。出発は来週あたりかな。シミケンと二人旅です。今回の旅は野宿を敢行します。初めての体験なので、少々不安もありつつ。熊野古道を歩くにあたって少しその歴史を調べてみました。熊野古道。それが何処に繋がる”道”なのか。意外と知らない方も多いのではないでしょうか。かくいう僕も、地元和歌山に住んでいながら今回調べるまであまり知らなかった。熊野本宮大社に繋がる道という事くらいしか。熊野古道。熊野三山（熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社）へ参詣する道。平安末期末法の世。南無阿弥陀仏と唱えれば極楽浄土にいけるという浄土信仰が貴族に広まって、中でも鳥羽（21回）、後白河（33回）、後鳥羽（28回）の三上皇が熊野御幸を行ったほど熊野詣はブームになったようです。「蟻の熊野詣」といわれるほど流行っていた時期もあるそうな。鎌倉時代には武士たちにも浸透し、江戸時代には伊勢参りと同様庶民にも広まったとか。ところで、熊野本宮大社は神社だし、阿弥陀仏は仏教なのにどういう関係があるんだ！と思われる方もおおいでしょう。ちょっと説明が難しいので、以下抜粋。我が国に仏教が渡来するのは六世紀のことである。この異国の仏と日本の神は当初互いに敬遠していたが、やがて平安時代後期になると、日本の神々は、仏陀や菩薩が衆生を救済するために、仮に姿を変えて現れたのだとする権現（ごんげん）思想〈または垂迹（すいじゃく）思想〉が広まり、神と仏は一体化していった。神と一対となる仏を本地仏（ほんじぶつ）といい熊野三山の本地仏は次のように決められた。○本宮大社　家津美御子大神＝阿弥陀如来○那智大社　熊野牟須美大神＝千手観音○速玉大社　熊野速玉大神＝薬師如来　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈熊野古道を歩く〉要するに、熊野本宮大社の本地仏は阿弥陀如来なわけですね。なので、浄土信仰と熊野本宮大社が神社である事との矛盾はない（？）＾＾さて、まず熊野本宮大社に向かうルートが幾つかあります。京都の城南宮から、大阪を縦断。和歌山市を通り紀伊田辺まで行く≪紀伊路≫ 口熊野と呼ばれている紀伊田辺から山間経由で本宮大社まで行く、上皇、貴族たちが通った道といわれるメインルート≪中辺路（なかへち）≫。紀伊田辺から紀伊半島の西海岸を海岸線沿いに那智勝浦まで行く≪大辺路（おおへち）≫ 高野山から１０００ｍ級の峠を４つ越えて熊野本宮大社に行く、一番の難所≪小辺路（こへち）≫小辺路、中辺路、大辺路の大中小は距離の長短をあらわすらしい。伊勢神宮から紀伊半島の東海岸を通って熊野本宮大社まで行くルートの≪伊勢路≫ 今回の歩こうと思っているルートは和歌山市から≪紀伊路≫を通り、紀伊田辺（きいたなべ）まで行き≪中辺路≫を通って熊野本宮大社まで向かう道。宿の心配がないので、和歌山から田辺までの約90キロは2泊3日から3泊4日。田辺から本宮大社までは1泊2日の行程かなと思っています。はてさてどうなる？？八咫烏（やたがらす）は現れるのか？＾＾

2007.06.22

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