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文春新書『英語学習の極意』著者サイト

観劇・読書メモ 15

平成25年7月24日~11月10日の実況です。項目ごとに、日付を遡る形で記載しています。
ひとつ前の 平成25年4月15日~7月23日 の実況はこちら
ひとつ後の平成25年11月11日~平成26年1月31日 の実況はこちら。



観 劇:

【観劇マナー】
上演中、
コンビニのビニール袋ノド飴の小袋のシャカシャカ音は、劇場じゅうに響きます。
ビニール袋は手元に置かず足元に。ノド飴は開演前に口に含む。これが大事なマナーです。

演劇の通ぶって上演中に変なタイミングで笑う困ったひと】
赤坂レッドシアターや下北沢のスズナリのような小劇場で、どてっとした黒い鞄をひざに置き、
小太りでハゲ頭の男を見たら要注意。一度、注意したのだけど、なかなか治らないようだ。みんなで注意してやりましょう。



251110 日生劇場開場50周年記念特別公演、二期会創立60周年記念公園 Lear (リア) @ 日生劇場  作曲: Aribert Reimann 演出: 栗山民也、出演: 小森輝彦 (リア)、小山由美 (ゴネリル)、臼木あい (コーディリア)、藤木大地 (エドガー)、三枝宏次 (道化)
(ドイツ語公演。2列目中央、指揮者を左前に見て楽団がすぐ目の前、演じるオペラ歌手たちを見上げる、すばらしい席だった。昭和53年ミュンヘン初演、日本では今回が初演の作品で、音楽はとくに前半が現代音楽仕立てだが飽きない。リーガン役の歌唱にムリがあったが、リア王のバリトンと、最後に継承者となるエドガー役のテノールをはじめ、皆みごと。道化の語りもおもしろい。疲れていた日だが、観てよかった。)

251109 ミュージカル メリリー・ウィー・ロール・アロング @ 天王洲 銀河劇場  作曲: Stephen Sondheim 演出: 宮本亜門、出演: 小池徹平、ラフルアー宮澤エマ、ICONIQ、高橋 愛、柿澤勇人
(煙草と煤煙でちょっと煤けたような味わいが加わればいいのにと思った。味の練れていない新酒のような舞台だった。男優陣が不発。宮澤エマさんは、かの宮澤喜一さんの孫ということでも話題だが、しぶく役を務めあげた。高橋愛さんは、すなおに演じてくれて好感。美しい ICONIQ さん、人工美の感じは、あとで経歴を見てなるほどと思った。ストーリーが、人間関係を過去に遡って覗き見る趣向。逆の仕立てなら so what? だったかもしれない。)

251027 ミュージカル エニシング・ゴーズ @ 帝国劇場  作詞・作曲: Cole Porter、上演台本・演出: 山田和也、出演: 瀬奈じゅん、鹿賀丈史、すみれ、田代万里生、吉野圭吾、玉置成美、小寺利光、照井裕隆
(すみれ さん演じるホープ・ハーコート嬢は、オードリー・ヘッバンの演じるアン王女だ。胸が苦しくなるくらいすてき。吉野圭吾さんの “怪演” が、ジプシーとの縁を語るシーンでド迫力で炸裂した。アンサンブルでキュートなキューティを演じる高橋千佳さんが、ぼくの好みです! 芝居中、みんなが瀬奈じゅんさんに目がいっているとき、ぼくが高橋千佳さんをじっと見ていたら、アイ・コンタクトできた。2度目を見て、このミュージカルも 「ミー&マイガール」 と並び、ぼくの演劇殿堂入りです。)

251022 ニューヨーク・シティ・バレエ2013 @ Bunkamura オーチャードホール  指揮: ダニエル・キャプス、管弦楽: 新日本フィルハーモニー交響楽団
(プログラム B は "Swan Lake" (P.I. Tchaikovsky), "Four Temperaments" (I.F. Stravinsky), "Symphony in C" (Georges Bizet) の3本。白鳥の湖は単調で飽きた。このバレエ団は、踊り手の動きのタイミングを合わせることに重きを置いていないようで、明らかにタイミングがズレている瞬間がありすぎ。はっきり言って、東宝ミュージカルだったら NG だ。練習不足の感じがぬぐえず、ノレなかった。プログラム A には 「ウェストサイド物語組曲」 という演目があったことを知った。21日のチケットを買って、そちらを見るべきだった。楽しみにしていただけに、後悔の多いバレエ鑑賞でした。)

251019 エドワード二世 @ 新国立劇場 小劇場  作: Christopher Marlowe、訳: 河合祥一郎、演出: 森 新太郎、出演: 柄本 佑(たすく)、中村 中(あたる)、石田佳央、下総源太朗、窪塚俊介、大谷亮介、原 康義、瑳川哲朗
(シェイクスピアの劇作に比べると、ストーリー展開がストレートで、脇スジや詩的言語への傾倒がない。柄本 佑さんは、あの柄本 明さんの息子さんだ。わざと一人だけあたかも素人芝居をしているような浮きぶりで、エドワード二世の場違い、時代ばなれを表現した。中村 中さんが紅一点、明瞭な言語と存在感。客席、隣のご婦人がやたらと動くひとで、参った。)

251014 音楽劇 それからのブンとフン @ 天王洲銀河劇場  作: 井上ひさし、演出: 栗山民也、出演: 市村正親、小池栄子、新妻聖子、山西 惇、久保酎吉、橋本じゅん
(最近忙しくて人に譲ろうと思ったがうまくいかなかった切符。観たら、9日前に比べてやはり進化があって (「天皇陛下」 でちゃんと居ずまいを正すとことか)、役者陣の意気もぐいぐい来るね。盛りだくさんの芝居だから、1度じゃ不足なんだな。新妻聖子ちゃんはソロの歌が完璧のミュージカルナンバーに仕上がっているし、かわいい悪魔もすっかりなりきってるし、いつもながら出来すぎの女優さんだ。橋本じゅんさんの 「常識の唄」 が楽しめた。最後、市村憤が指の血で壁に新たな小説を書きだすと、後ろで再びうごめきはじめる猫とひと……。)

251012 イーハトーボの劇列車 @ 紀伊国屋サザンシアター  作: 井上ひさし、演出: 鵜山 仁、出演: 井上芳雄、辻 萬長(かずなが)、木野 花、大和田美帆、石橋徹郎、みのすけ
(昭和55年の初演をエスペラント仲間数名で観たことがある劇。当時は観劇法を知らなかったのだなと33年後のいま観て思う。エスペラントの発音が相変わらず間違い多し。いちど楽屋で指導をさせてもらいたいものだ。次の公演では申し入れをしよう。賢治に議論を吹っ掛ける台本がおもしろい。「思い残し切符」 もキーワードだ。)

251009 ミュージカル エニシング・ゴーズ @ 帝国劇場  作詞・作曲: Cole Porter、上演台本・演出: 山田和也、出演: 瀬奈じゅん、鹿賀丈史、すみれ、田代万里生、吉野圭吾、玉置成美、小寺利光、照井裕隆
(観劇も “苦節” 7年、ついに報われる日が来た。帝劇のA列28番、つまり最前列ど真ん中。今回のミュージカルはオーケストラが舞台右手の高いところにいて、ピットがないので、瀬奈じゅんさんや すみれ さんを、ファンクラブイベントでも不可能だろうと思われるほど間近に見上げた。ダンスがすばらしく、パーフェクトな観劇だった。)

251005 音楽劇 それからのブンとフン @ 天王洲銀河劇場  作: 井上ひさし、演出: 栗山民也、出演: 市村正親、小池栄子、新妻聖子、山西 惇、久保酎吉、橋本じゅん
(象徴にまつわるアブナい台詞もあるけど、井上ひさしはギリギリのところに投げてきた。新妻聖子ちゃんはいつもながら完璧の演技だけど、ぼくはやはり小池栄子さんにひかれるね。久々の市村節を聴いた。)

251003 パニック×走れメロス @ 中板橋新生館スタジオ  脚本・演出: 佐川大輔、出演: 中原くれあ、廣瀬正仁、豊田可奈子、松浪淳平、桑原洋一
(2作を連歌のように暗転でつなげた。「パニック」 は安部公房作、第4回せんがわ劇場演劇コンクールでグランプリをとった、納得の凝縮度。「走れメロス」 は、2重3重に太宰治超え。友情というキーワードさえ捨てて、空っぽになっるメロス。クライマックスのすぐ後でセリフで冷水を浴びせてしまったところは改善の余地も。初日公演後の打ち上げで、11月のマカオ公演「幸福な王子」の段取り手伝いの打合せをしました。あ、それから、松浪淳平さんが松山出身、愛光学園出身でした。)

250921 彩の国シェイクスピア・シリーズ第28弾 ヴェニスの商人 @ さいたま藝術劇場 大ホール  演出: 蜷川幸雄、出演: 市川猿之助、高橋克美、中村倫也(ともや)、横田栄司、福田 潔、手塚秀彰、木村靖司
(市川猿之助さんのシャイロックが、歌舞伎の技を次々に繰り出す名演で、これを観なかったら一生の後悔もの。日経夕刊で河野 孝さんが ≪「澤瀉屋(おもだかや)」と大向こうをかけたくなる≫ と言われるのも道理。中村倫也さんのポーシャも自然なうつくしさ。苦労人の高橋克美さんは平成25年1~2月の NHK 「メイドインジャパン」 の迫田貴弘役がすばらしく、このアントーニオでついに二枚目俳優となった。)

250918 ジャンヌ @ 世田谷パブリックシアター  作: George Bernard Shaw  演出: 鵜山 仁、出演: 笹本玲奈、浅野雅博、村井國夫、中嶋しゅう、今井朋彦、伊礼彼方、今村俊一、金子由之、酒向 芳(さこう・よし)
(笹本玲奈さんがピチピチしていた。役者陣同士が枝を張り絡み合ってきた。アフタートークは演出助手の稲葉賀恵(かえ)さんの司会で、演出家・鵜山 仁さんと、笹本玲奈さん、伊礼彼方さん、馬場 徹さん。超ラッキーでした。)

250915 Opus/作品 @ 新国立劇場 小劇場  作: Michael Hollinger  演出: 小川絵梨子、出演: 段田安則、近藤芳正、伊勢佳世、相島一之、加藤虎ノ介
(弦楽四重奏楽団なのに、そこに集う5人の演奏家たち。適度にどんでん返しを交えた絶妙の台本。いかにも実際に演奏をしているように見えるところまで音楽と演技をシンクロさせた役者陣とスタッフを称賛したい。)

250912 Kind Project 公演 ぼくといた場所 @ 西荻窪 遊空間がざびぃ  脚本・作詞・作曲・演出: Kanami
(女性11人出演の音楽劇。「星の王子さま」 からつかず離れずの作。)

250907 ジャンヌ @ 世田谷パブリックシアター  作: George Bernard Shaw  演出: 鵜山 仁、出演: 笹本玲奈、浅野雅博、村井國夫、中嶋しゅう、今井朋彦、伊礼彼方、今村俊一、金子由之、酒向 芳(さこう・よし)
(笹本玲奈さんのすがすがしい笑顔があふれる舞台。火あぶりの刑に遭うジャンヌだが、彼女には恋の悩みも人間関係の矛盾をずるく抜け出そうという邪念もない。無邪気に、一直線であるがゆえに、笑顔が美しい。エピローグが圧巻で、ジャンヌの道義に屈服しジャンヌの正しさを全面的に認める男たちも、ジャンヌの再来は御免蒙りたいと言うのである。恥ずかしながら世田谷パブリックシアターは初めて。三軒茶屋がこんな便利な場所だという認識が欠けていた。これからは同劇場とシアタートラムにも通いたい。)

250828 二兎社公演 兄帰る @ 東京藝術劇場シアターウエスト  作・演出: 永井 愛、出演: 鶴見辰吾、草刈民代、二瓶鮫一(にへい・こういち)、藤 夏子、堀部圭亮(ほりべ・けいすけ)、伊東由美子
(芝居はたしかにすばらしかった。永井愛さんの脚本には118点 (最後の掛け軸の件が設定にムリがあったので2点減点)、役者陣には120点をつけたい。ところが、とくに第2幕、舞台背後でカッと照り続けるライトがあまりにまぶしくて、その役者さんたちの演技を直視しつづけられなかった。照明は、中川隆一氏の担当。彼の照明が舞台をぶち壊しにした。)

250817 ミュージカル 二都物語 @ 帝国劇場  作・音楽: Jill Santoriello, 追加音楽: Frank Wildhorn, 出演: 井上芳雄、浦井健治、すみれ、濱田めぐみ、橋本さとし、今井清隆、福井貴一(きいち)、宮川浩、岡 幸二郎、保泉沙耶(ほづみ・さや)
(濱田めぐみさんと岡幸二郎さんの歌が別格のうまさだが、ヒロイン役は数曲あるどれも音程を外す失態。清楚な美貌は強烈にぼく好みだが、ミュージカル出演はこの女優さんには合わないのではなかろうか。井上芳雄さんがみごとに務めて、一流の舞台となった。音楽はメロディーで惹きこもうとせず、あくまで伴奏的。筋立てがやや複雑なためか重要部分は台詞劇として演じられるので、ミュージカルというより音楽劇とカテゴリー分けしたくなる。客席からスマホでフラッシュ撮影をする客がいて、仰天した。)

250804 天才劇団バカバッカ vol. 11 タイム・アフター・タイム @ 中野 ザ・ポケット  演出: 主宰・桐野 翼、出演: 木村 昴、鈴樹志保、高木古都、志村玲那、池澤あやか、宮中はるか
(小劇場で30人の役者を登場させる、あるまじき無謀の芝居。若い女の子たちがキュートで、そのエネルギーは買うが、台本に難。31歳の首相が姥捨てを法制化し親衛隊に執行を監視させるという設定は一応ありだが、そこに至るプロセスを一切語らない唐突さゆえに、リアリティ欠如で気持ちが離れた。台本作家がラクしすぎ。前半の書き込みが足りず、後半のドタバタに時間をかけすぎ。)

250802 こまつ座 第100回記念公演 頭痛肩こり樋口一葉 @ 紀伊国屋サザンシアター  作: 井上ひさし、演出: 栗山民也、出演: 小泉今日子、若村麻由美、三田和代、熊谷真実、愛華みれ、深谷美歩
(若村麻由美さんが、軽やかに舞いつつ さわやかなまでにコミカルな遊女花螢の幽霊を演じる。恨む人に次々に憑りついてみるのだが、恨み相手の理不尽には必ず理由があって、理由となった人に憑りつくと又も理由があってと、因果の網が皇后陛下、やがて “世界情勢” へ拡散するというオチは、党派性のない台本でよろしい。玉の輿から女郎に転落した八重を演じる熊谷真実さんの演技の凄み。小泉今日子さんの夏子こと一葉の役は、台本そのものが平板。演技力より集客力のあるタレントの指定席か。)

250801 新国立劇場ドラマスタジオ公演 朗読劇 少年口伝隊一九四五 @ 新国立劇場 小劇場  作: 井上ひさし、演出: 栗山民也、ギター演奏: 宮下祥子(さちこ)、出演: 演劇研修所 第7期生 12名
(朗読劇というジャンルのひとつの到達点を見た思いだ。被爆の悲惨と、その後の長い日々、米軍の進駐に先立つ “性的慰安施設” 設営をめぐるやりとりなど。玉音放送のことを 「甲高い声の放送」 とあっさり流した台本もよい。党派性に満ちた作であることを危惧したが杞憂だった。英語版の上演も待たれる。)

250724 百枚めの写真 一銭五厘たちの横丁 @ 笹塚ファクトリー  作: ふたくちつよし、出演: 田中壮太郎、大西多摩恵、鳥山昌克、冨樫 真、森川由樹、向井康起(やすき)
(役者陣は絶品。構成もいい。しかるに、台本にまぶされた安易で浅薄な歴史観は、ぼくの許容範囲を逸脱している。安易な左翼演劇。クオリティが高いだけに悪質だ。詳しくはブログ本篇で。これをプロデュースしてきたトム・プロジェクトとは距離を置くことにした。それにしても、森川由樹さんが演じた役が、もともと岸田茜さんの役だったとはね。)


イベント:

251005 片倉佳史のもっと台湾トークライブ Vol.5 馬祖列島の旅 @ 文京区民ホール 
(中華民国成立後、今に至るまで中華民国であり続けたのは金門島と馬祖列島のみとは、なるほど! 飛行機便も船便もたいそう不確かな場所という。)

250927 奥泉光×いとうせいこう 文藝漫談 シーズン4 第9回 夏目漱石 『こころ』 @ 成城ホール 
(漱石小説の登場人物を解くキーワードが 「コミュニケーション下手」 にあるというのは卓見。談話でひとをこんなに楽しませる才能がうらやましい。)

250915 マンスリー・プロジェクト トークセッション Try・Angle ―三人の演出家の視点― @ 新国立劇場 小劇場 
(宮田慶子さんの司会で、小川絵梨子、森 新太郎、上村聡史の3人の30代の演出家たちが、すがすがしくも、揺れる日常と確固たる信念を語ってくれた。)

250829 フクヘン流 「アメリカン・ポップ・アート」 の見かた @ 朝日カルチャーセンター新宿 
(55歳の美術ジャーナリスト・鈴木芳雄さんの分かりやすい講義だった。いろいろ推薦書もあったので、読んでみたいが……。)

250811 第1回 京劇交流会 京劇三国志 「趙雲と関羽」 演出・主演の趙永偉氏と日本公演を振り返る @ 東京藝術劇場5階シンフォニースペース 
(京劇の日本語版の可能性について質問しようと思っていたが、講演のあと 「子龍!」 「主公!」 という劉備と趙雲の掛け合いを趙永偉さんの後について言ってみるコーナーで、京劇が台詞ひとつ言うにも大変な蓄積を要する一大藝術であることを知らされた。趙永偉さんのアル化もうつくしい北京語を聞きつつ、中国語ができてよかったと思った。)

250810 生きている 「ジャンヌ」 を 小田島雄志×笹本玲奈×鵜山 仁 @ 朝日カルチャーセンター 新宿教室 
(2列目の席で、ずっと笹本玲奈さんをながめていました。質問もできて、しあわせでした。)


観 映:

251112 Renoir (ルノワール 陽だまりの裸婦) @ TOHO シネマズシャンテ3  Michel Bouquet, Christa Theret, Vincent Rottiers
(リューマチに冒され視力も朦朧としたルノワール晩年の5年間。モデルのアンドレが野の花のように美しい。映像の一コマひとこまが、ルノワールの絵に負けない情感をたたえている。ぼくはルノワールが晩年に描いた、ぶくぶくの裸婦の絵が嫌いだったが、これから見方が変わりそうだ。)

251106 MET Live Viewing 2013-14 Tchaikovsky: Eugene Onegin @ 東劇  指揮: Valery Gergiev  演出: Deborah Warner  出演: Anna Netrebko, Mariusz Kwiecien, Piotr Beczala, Oksana Volkova
(平成25年10月5日 昼の部の収録。ロシア語公演。わがままな主人公のエフゲニー・オネーギンにようやく最後になって感情移入できた。第1場はやや間延びしたが、第2場と第3場は息もつかせず、上質のミュージカルのごとく聞かせどころに富んだ名曲目の数々。)

251021 おしん @ 丸の内東映  監督: 冨樫 森(しん)  出演: 濱田ここね、上戸 彩、泉ピン子、満島真之介、稲垣吾郎、ガッツ石松、岸本加世子、小林綾子、井頭愛海(まなみ)
(上戸 彩さんが出ているので観に行った。ここねちゃんがひたむきに駆けるシーンが、スタジオジブリのアニメの一シーンのように (これを褒め言葉にしてすみません) 純粋。泉ピン子さんが絶品。稲垣吾郎さんはミスキャストだ。)

251018 そして父になる @ 丸の内ピカデリー1  監督・脚本: 是枝裕和  出演: リリー・フランキー、真木よう子、福山雅治、尾野真千子、二宮慶多 (子役)、黄升玄 (子役、「玄」 は火へん)、樹木希林、風吹ジュン、夏八木勲、國村 隼
(リリー・フランキーさんの役作りが、ぎらつかず、適度な抑え方で絶品。福山雅治さんは好感度の低い役どころだった。尾野真千子さんが子供が生めない体だと告白し、真木よう子さんがいたわるシーンがいちばんじんと来た。)

251001 Miss ZOMBIE @ ヒューマントラストシネマ渋谷  監督・脚本: SABU  出演: 小松彩夏、冨樫 真
(冨樫 真さんが出るので夜9時30分からの上映、観に行った。映画の後半の冨樫さんの鉈のようなキレがさすが。映画は、いわば ふたりの山姥の話だな。母子の愛とは、やがて哀しき。)

250911 Il villaggio di cartone (楽園からの旅人) @ 岩波ホール  Ermanno Olmi 監督、Michael Ronsdale 主演
(小さな教会堂の取り壊し準備に始まる。ぼくなら邦題は 「聖堂瓦解」 とつける。全てが屋内セットで撮られたこともあり、演劇的、写真的。ひとりひとりの人種が際立つ。)

250904 On the Road (オン・ザ・ロード) @ TOHO シネマズシャンテ  Sam Riley, Garrett Hedlund, Kirsten Dunst
(前から見たかったロード・ムービー。昭和22~25年あたりの米国・メキシコを漂泊する。あぁ、この人たちは歴史の断絶ということを知らないですんだ国民なんだなと思う。セックスや麻薬はいいけど、万引きシーンが多すぎるぜ。)

250902 Populaire (タイピスト!) @ ヒューマントラストシネマ有楽町  Romain Duris, Deborah Francois, Berenice Bejo
(心にきゅっと来るフランスのラブコメ。デボラ・フランソワさん演じるローズ・パンフィルが、ひたむきで、かわいくて、ホンネで生きる姿に共感する。うちの彼女にとっても似てるんだ。もう一度観たい映画。原題 Populaire は、フランスのタイプライターのブランド名。)

250813 Emperor (終戦のエンペラー) @ 丸の内ピカデリー  Peter Webber 監督、Tommy Lee Jones, Matthew Fox, 初音映画莉子、西田敏行、片岡孝太郎、中村雅俊
(白人が作ったにしては、まずまずの出来だった。予備知識のない人が見ても、天皇の役割が理解できる作りになっている。歴史観も常識的。ぎりぎりの及第点をあげよう。ニュージーランドでセットを組んで撮影したらしく、不自然な日本が散見したのが残念。第一生命館が貧相なセットで、片側2車線の道路を挟んでいきなり皇居の松があるのには唖然。東京から夜に車を3時間走らせると静岡に着くという設定もおかしいし、昭和20年9月の時点にしては空襲の焼け跡に復興の動きが乏しい。)

250807 Une Estonienne a Paris (クロワッサンで朝食を) @ 銀座シネスイッチ1  Jeanne Moreau, Laine Magi, Patrick Pineau
(エストニア語とフランス語の映画。エストニア語が、発音にあまり特徴のない言語なので拍子抜け。人間の意地と寛容のシーソーゲーム。地味な映画だった。クロワッサンには確かに意味があるが、邦題はオシャレすぎだね。)


読 書:

<図書館から借りて読了>

251110 夢売るふたり 西川美和の世界  (文藝春秋、平成24年刊)  文藝春秋 編
(阿部サダヲさんと松たか子さんの映画は、公開当時 「サダヲさん、おいしい役してる」 くらいの認識だったけど、鈴木砂羽さんも出演していて、これは観なきゃ! …という認識をさらにドスッと深めてくれた、西川美和特集本。なんと多才でおもしろい女性でしょう。「蛇イチゴ」 「ゆれる」 「ディア・ドクター」 も、観なきゃいけませんね。)

251103 共喰い  (集英社、平成24年刊)  田中慎弥(しんや)
(土俗のタッチで性の世界に踏み込む。宮本輝作品を思い出す。なるほど芥川賞向きの作品だ。「第三紀層の魚」 を併載。)

251101 私を知らないで  (集英社文庫、平成24年刊)  白河三兎(みと)
(平成24年末の日経で北上次郎さんが小説ベスト1に推していたが、読んでみると文体がアラスジ本で、不満が残った。青春小説として、それなりにユニークだが。)

251030 句会で遊ぼう 世にも自由な俳句入門  (幻冬舎新書、平成24年刊)  小高 賢(こだか・けん)
(かの小泉武夫先生が醸児の俳号で参加する 「醸句会」 の記。プロが師匠目線で語る俳句入門があふれる中、この本は同時進行のことばのドラマがあり、異色。)

251024 快楽(けらく)II 熟年性愛の対価  (中央公論新社、平成23年刊)  工藤美代子 著
(『婦人公論』 に連載のルポ。小説ネタになりそうな聞き書きを、あえて小説にはせず淡々と綴っている。)

251019 文明が衰亡するとき  (新潮選書、昭和56年刊)  高坂正尭(まさたか)
(ローマ帝国、ヴェネツィア、米国を切り口にして、国家と民族の経営を語る古典的名著。今もまったく古びていない。)

251019 日本興国論 この国を愛する者の正しい見識  (致知出版社、平成24年刊)  渡部昇一 著
(論点を簡潔に網羅した好著。99%同感だが、唯一の不同意点は、現憲法は無効宣言してしまえばよいという箇所。スジの通った渡部昇一先生にして、それを言うか !?)

251009 a b さんご  (文藝春秋、平成25年刊)  黒田夏子 著
(「a b さんご」 は、何度か丹念に読めばいいんだろうけど、不親切だし、感動の予感がしない。一方、昭和38年の 「毬」、昭和43年の 「タミエの花」 は、抱きしめたくなるような佳品。昭和43年の 「虹」 は、思いつきをナマで書いちゃったな。)

251006 ラテン語図解辞典 ―古代ローマの文化と風俗―  (研究社、平成25年刊)  水谷智洋 著
(図版約700点の来源は、1870年代の2つの著書。パピルス紙の巻物が volumenで、書字板 (tabella, tabula) は木の板に蝋引きし、これに尖筆 (stilus) で文字を書いた。筆記板を何枚か綴じた codex は、書籍ふう。パン (panis) は直径20センチで8本の切れ込み入り。)

251006 家紋の話 ―上絵師(うわえし)が語る紋章の美―  (新潮選書、平成9年刊)  泡坂妻夫 著
(日本人が常識とすべきことが数多く書かれた名著。蝶や菱形を基調にした紋も多いな。伊予鉄の社章は 「イの字菱」。角字(かくじ)の紋は800もある。家紋は長男が継承し、次男・三男の分家は姓は同じでも紋は変えるものだそうだ。石持(こくもち)がじつは黒餅とは、ことばの遊戯のまほろば。)

250927 續 明暗  (筑摩書房、平成2年刊)  水村美苗(みずむら・みなえ)
(漱石の 『明暗』 を読めば、なるほど続篇が読みたくなる。この 『續 明暗』、23年前に書店に平積みになったときから気になっていたのだが、なにせ 『明暗』 読了が平成25年8月だから、こんなに遅くなってしまった。)

250817 戦後雑誌の周辺  (筑摩書房、昭和62年刊)  福島鑄郎(じゅうろう)
(「性の防波堤 R・A・A」をはじめ、GHQ 占領下の日本をおおった検閲のことなど、すでに まとめて書いてくれた人がいたのだ。さてその後、歴史学界で研究は進んでいるのだろうか。もっとも大事な歴史の側面ほど、B級扱いで等閑視されているのでは?)

250811 真珠湾への道 ― 開戦・避戦 9つの選択肢  (講談社、平成15年刊)  大杉一雄 著
(日米戦争を避けるための政策転換は、満洲事変まで遡らずとも幾多の選択肢があったこと、納得させられる。帝国憲法のもと、天皇には輔弼に対してこれを拒否する veto 権があったとの論も正当と思われるし、そこからの立論も党派性を排した文調であるがゆえに受け入れることができる。王兆銘についての評価も、平成15年時点としては思い切ったものだ。やはり歴史は、このくらいミクロで見ないとダメである。
本書が「結論」として書いた3行を筆記しておこう: ≪あの戦争は、その失敗が明らかになった日本の中国支配体制を維持・継続するために、南方地域に侵攻した戦争であった。日本は日中戦争の現実的解決を目指したが、原理原則に固執する米国の反対に遭い、勝算の乏しいことを知りながら戦争に突入した。しかしそれは避けることができた戦争であり、開戦の責任は日米双方にある。≫ わたしもこの視座に位置するものである。この本、いまは 『日米開戦への道』 と改題して講談社学術文庫に入っている。)


250808 日中十五年戦争史 ― なぜ戦争は長期化したか  (中公新書、平成8年刊)  大杉一雄 著
(「十五年戦争」の用語を使えば左派の証となるが、本書冒頭でまず「十五年戦争」がいくつかの重要な停戦を無視した用語であることを (自己)批判している。石原莞爾、広田弘毅らへの評価が辛いが、納得感あり。妥当な視座、逃げない姿勢、ぶれない筆致、このかたを保守論壇はもっと高く評価すべきだ。文中で 「南京大虐殺」 に疑義を差し挟んでいないのは平成8年という時代の制約か。日中戦争が、冀東・冀察の傀儡政権化を争点として泥沼化していったことが、よく理解できた。ミクロとマクロのバランスのいい、良書である。)


<積ん読(つんどく)本、ようやく読了>

251016 藝術原論  (岩波書店 同時代ライブラリー、平成3年刊)  赤瀬川原平 著
(学生のころ朝日新聞でしばしば 「トマソン」 についての記事を読んだ。そう、それそれ!)

250728 中国の威信 日本の矜持 東アジアの国際関係再構築に向けて  (中央公論新社、平成13年刊)  小倉和夫 著
(題名を見て時事評論の本とばかり思っていたら、「東アジア国際関係史試論」 とでも題すべき本だった。)


<平成250724 以降に購入・受領/読了>

251102 遊子館歴史選書 絵で見て納得! 時代劇のウソ・ホント  (遊子館、平成16年刊)  笹間良彦 著
(書名が軽いが、著者は大正5年生まれの文学博士、日本甲冑武具歴史研究会の会長もなさったひと。江戸東京博物館で購入。)

251031 トリウム原子炉の道 世界の現況と開発秘史 (朝日選書、平成25年刊)  Richard Martin 著、野島佳子 訳
(トリウム原子炉はガンマ線がきついからロボット技術の飛躍的向上が必要だが、その辺りが書かれてないように見える。)

251030 こんな風に過ぎて行くのなら  (石風社、平成15年刊)  浅川マキ 著
(以下4冊はギャラリー枝香庵で購入。浅川マキさんって、知らなかった。寺山修司の舞台を彩る歌手だった。平成22年の死亡記事切り抜きが挟まっていた。)

251030 野戦看護婦  (富士書房、昭和28年刊)  安斉貞子 著
(武漢戦をはじめ、貴重なナマの記録。著者は、元呂武集団1639部隊 日赤甲種救護看護婦とある。)

251030 純愛三十年 齋藤茂吉の手紙  (折口書店、昭和29年刊)  杉浦翠子 編著
(かの齋藤茂吉が結婚後も思いを寄せ続けた弟子・杉浦翠子さんが残してくれた貴重な記録。Wikipedia の斎藤茂吉の項に杉浦翠子さんのことは書かれていない。妻・輝子とは不仲だったようだ。)

251030 俳句の天才 久保田万太郎  (彌生書房、平成9年刊)  小島政二郎 著
(万太郎の俳句。好きである。)

251025 超藝術トマソン  (白夜書房、昭和60年刊)  赤瀬川原平 著
(伝説の本にスパンアートギャラリーで遭った。いまはもう写真でしか残っていない不思議なモノの数々。)

251019 中国に学ぶ  (中公文庫、昭和61年刊)  宮崎市定 著
(教養エッセー集。辛口を期待して。)

251019 新編大言海  (冨山房、原著 昭和7年刊、新編版 昭和57年刊)  大槻文彦 著
(教養のABCとして愛読すべき辞書。神保町で購入。この本を棚に収めるために6冊の本を倉庫送りにした。)

251015/260721 夏の水の半魚人  (新潮文庫、平成25年刊)  前田司郎 著
(カバーの装画が池田実穂さんのすてきな木版画。T-BOX での彼女の個展で買った。)

251011 サロメ/ウィンダミア卿夫人の扇 (新潮文庫、昭和28年刊、平成17年改版)  Oscar Wilde 著、西村孝次 訳
(「モローとルオー」 展のショップで購入。「じゃ」 を 「だ」 に変え、「ぬ」 を 「ん」 に変えるなどして、翻訳の古臭さを取ってほしいな。)

251009/260414 硝子戸の中(うち) (新潮文庫、平成23年改版)  夏目漱石 著
(漱石48歳、最晩年の連載随筆。心構えに共感する。)

251009/15 三四郎 (新潮文庫、平成23年改版)  夏目漱石 著
(この作も朗読劇に仕立てようかと思ったが、盛り上がりのとぼしい小説だ。気分は 「吾輩は猫である」 に近い。)

251005 「クローズアップ工藝」 展 図録 (東京国立近代美術館、平成25年刊)  藤田湘子 著、鷹俳句会 編
(単に写真を並べたのではない、ドラマチックな編集もすてきな図録。)

251004 「レオナール・フジタ」 展 図録  (TBS テレビ、平成25年刊)
(ぼくの次女は、嗣治の描く女の子に似ている。嗣治の日常をとらえた土門拳と阿部徹雄の写真が貴重。)

251004 青眉抄 (三彩新社、昭和47年初版、昭和61年新装版) 上村松園 著
(プランタン前の出店で古本購入。やはり湘子先生は、いい。わたしにとって必携の書だ。)

251004 藤田湘子全句集 本巻 全11句集(6,270句、詳細年譜)・別巻 季語索引・初句索引  (角川書店、平成21年刊)  藤田湘子 著、鷹俳句会 編
(プランタン前の出店で古本購入。やはり湘子先生は、いい。わたしにとって必携の書だ。)

251002 Holy Bible (Mack Books and the Archive of Modern Conflict, London 平成25年刊)  Adam Broomberg/Oliver Chanarin 編
(意表をついた編集の傑作。革装の聖書の本文頁に512点の事件写真を貼り込み、本文中のキーワードに赤い下線を引く。9,450円だったが、価値あり。ノリのいい受付の女性が、自分も買うつもりでお奨めの写真集だと喜んでくれた。)

251001 續 明暗  (筑摩書房、平成2年刊)  水村美苗(みずむら・みなえ)
(文庫版では単行本の風格 (=正字・平安仮名づかい) が失われていようと、Amazon で購入。帯つきで 1円+送料だった。)

250918/1008 こころ (新潮文庫、平成16年改版)  夏目漱石 著
(間延びしすぎ! それから、行人、明暗のほうがぼく好み。)

250918 SPT (Setagaya Public Theatre) 09 特集 本棚のなかの劇場 ― 「劇的なる本」 235冊 (工作舎、平成17年3月)  野村萬斎 監修
(こ、これは、自分にとって最高の読書案内だ! お宝本。)

250907 サド侯爵夫人・朱雀家の滅亡 (河出文庫、平成17年文庫刊)  三島由紀夫 著
(「朱雀家の滅亡」 は観劇したが、「サド侯爵夫人」 は、まだ。)

250907/260404 近代能楽集 (新潮文庫、平成16年改版)  三島由紀夫 著
(文字が随分読みやすくなってるので。)

250907/1028 戦後詩 ユリシーズの不在 (講談社文藝文庫、平成25年刊)  寺山修司 著
(観念論と一線を劃した詩論であり、寺山流のミニ・アンソロジーにもなっている。読後、詩作を再開したくなった。再開できたなら、それこそぼくの生を変えてくれた本のひとつとなる。)

250829 エロティックス (新潮文庫、平成21年刊)  杉本 彩 編
(「四畳半襖の下張」から江國香織まで12人集。「小説新潮スペシャル」として平成18年に刊行されたものの文庫化。いいね。)

250829/0918 行人 (新潮文庫、平成23年改版)  夏目漱石 著
(地味な存在だけに、内容への好奇心ひときわ高し。)

250829/1113 門 (新潮文庫、平成14年改版)  夏目漱石 著
(会話文が少ないので、朗読劇のネタ本には向かないか……。)

250829/1114 英文法の楽園 日本人の知らない105の秘密  (中公新書、平成25年刊)  里中哲彦 著
(帯の I'm into English! Ditto!! に引き寄せられた。読みやすい、こういう本を書きたいものだ。著者はぼくと同い年、河合塾講師。)

250822 戯曲集 マッチ売りの少女/象 (三一書房、昭和44年刊)  別役 実 著
(昔の本なので字が小さいのが難。拡大コピーしないと読めないよ。ヴァニラ画廊で購入。)

250817 一銭五厘たちの横丁 (岩波現代文庫、平成12年刊)  児玉隆也 著、桑原甲子雄(くわばら・きねお)写真
(トムプロジェクト制作、ふたくちつよし作の演劇 「百枚めの写真」 の原作本。問題の台詞 「天皇? あいつは戦犯だよ!」 は26頁にあった。こういう単細胞な人こそ、じつは意識過剰に自ら天皇にすり寄っているわけであるが。)

250808/21 草 枕 (新潮文庫、平成17年改版)  夏目漱石 著
(「草枕」 は美術の話だから、来年の ACT 朗読劇画の素材として必須だね。)

250808/28 それから (新潮文庫、平成22年改版)  夏目漱石 著
(漱石の三部作から会話を抜き出して、来年の朗読劇を作ろうと思っているのである。線を引き引き読める本を手許に置きたくなった。岩波文庫の文字は小さいね。新潮文庫は改版のおかげで人間が肉眼で読める本になっている。)

250808/0912 明 暗 (新潮文庫、平成22年改版)  夏目漱石 著
(痔の話ではじまる小説だったとは! 高校のとき、国語の和田隆一先生が細かい心理描写を絶賛して最高峰の小説だから読むようにとおっしゃっていたが、40年近く経ってようやくかなった。)

250808 安部公房とわたし (講談社、平成25年刊)  山口果林 著
(すてきな本だ。安部公房さんが一気に近くなったような気がした。)

250726 現代美術場外乱闘 (洋泉社、平成21年刊)  都築響一(きょういち)
(アートの境界線をなぞり歩く。秘宝館とか イメ クラとかに始まり…、こういうのが、時代の記録物として輝いていくのさ。この著者、IQ 高いな。)

250726 マドゥモァゼル・ルウルウ (河出書房新社、平成21年刊)  Gyp(ジィップ)著、森茉莉 訳、宇野亞喜良 画
(原著 Mademoiselle Loulou は大正12年の作。その訳本を森茉莉さんが出したのが昭和8年。)

250726 名作超訳エロチカ おとなの国語 桜の森の満開の下・他  (無双舎、平成22年刊)  山口 椿(つばき)
(ドラマリーディングに適した作品があればと思い、買ってみた。)

250724 NTC's Dictionary of Phrasal Verbs and Other Idiomatic Verbal Phrases  (National Textbook Company 平成5年刊) Richard A. Spears 著
(例文は豊富だがひとつひとつが短すぎて味も素っ気もない。読む楽しみをくれない辞書だが、純粋に学習効果の観点からすると短い例文のほうが分かりやすいのは確かのようだ。句動詞辞典の嚆矢と謳う。)


CD:

250427 Magnifique * 笹本玲奈  (ホリプロ 平成25年)
(笹本玲奈さんのミュージカルナンバーCD+写真小冊子。出来不出来があるけれど、「私だけに」 「100万のキャンドル」 「オン・マイ・オウン」 「あんな人が」 は、いい。英語の歌、発音をごまかしているのが残念。指導してあげたいな。)


DVD:

250809 乱歩地獄  (ジェネオンエンタテインメント 平成17年作品)
(「火星の運河」 「鏡地獄」 「芋虫」 「蟲」 の4本からなるオムニバス映画。「蟲」 に緒川たまきさんが出てくるので昔買ったもの。「鏡地獄」 は実相寺昭雄監督作品だ。18禁だが、15禁でよかったんじゃないの?)


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