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文春新書『英語学習の極意』著者サイト

美術館・画廊メモ 6

平成22年11月12日~平成22年12月31日の美術日誌。美との出会いを日付の新しい順に記録してあります。(画廊展は2~3件に1件の割合で、これはというもののみ記録しました。)
各項冒頭の6桁の数字は日付です
(例: 220108 = 平成22年1月8日)。 展覧会名にリンクが張ってあるものは、ぼくのブログ本篇の関連記事へ飛びます。
このひとつ前の 平成22年9月14日~11月11日の美術日誌 は、美術館・画廊メモ 5 にあります。

平成23年1月1日以降の美術日誌は、美術館・画廊メモ 7 にあります。


221228 山口晃展 東京旅ノ介 @ 銀座三越8階催物会場
(初日の夜に行って、大いに楽しんだ。日露戦戯画も面白かったし、路地にも入れる 「露電」 の実物大レプリカの遊び心もうれしい。)

221228 「大政奉還」 しりあがり寿(ことぶき) @ art space kimura ASK? (京橋三丁目)
(DM葉書がオトボケ漫画だったが、まさか個展そのものもオトボケ漫画だとは! インスタレーションだというから、てっきり大き目のフィギュア展示と想像していたが…。将軍と40人の大名それぞれが脈絡なく緩慢に応じあう漫画ビデオを、1台のテレビと40個のフォトフレームに映し出す。売るものが無いと困るでしょと聞いたら、フォトフレームひとつひとつに大名1人分の映像・音声情報が入っていて、しりあがり寿さんの署名つきで売り物にしていると教えられた。)

221225 エドワード・スタイケン写真展 @ ときの忘れもの (南青山三丁目)
(「ときの忘れもの」 さんは初めて。何とも居心地のいいスペース。きちんと整理された DM 葉書。ブログのプリントのファイルも。Edward Steichen のみごとな現代性。写真集 『植田正治作品展 砂丘劇場』 を 2,500円で購入。)

221225 「作家たちの聖時間」 @ ポスターハリスギャラリー (道玄坂二丁目)
(路地の奥、はじめて来た空間。寺山修司へのオーナーの愛が満ちている。寺山修司ドラマ 「山姥」 の CD を購入。11人企画展は、東逸子さんの美少女ボックスがよかった。四谷シモンさんのパステル画も興味深し。)

221225 更井真理(さらい・まり) NAKED @ Gallery Speak For (渋谷区猿楽町)
(写真集発行と連動した個展。上質の作品の数々。それぞれが、よりすぐりの1枚だと納得できる、心情の かすれ が見えるヌード。)

221225 岡村透子展 December's memory @ The Obsession Gallery (渋谷区猿楽町)
(岡村さんはロシアで2度、米国でも3度個展を開催。昭和47年生まれ。美少女とジャポネスク。濁りのない色彩。手作り感をとりわけ大事にしているのが感じられる。スケートボードの裏に描かれた Haunted Mansion の女性に魅せられた。12万円。買いたかったです、とても。ギャラリーの押野明子さんが親切なガイドをしてくださった。)

221224 所属作家17名のグループ展 クリスマス・ギフト&パーティー展2010 @ ギャラリー・トリニティ (赤坂九丁目)
(ラッキーなことに、下田ひかりさんの最新作 「祈り」 が昨日から展示されていた。下田さんのピュアできれいな部分が凝縮した小品。1万6千円で購入。美しいギャラリスト新井周子さんとのお喋りもとても楽しかった。)

221223 伊藤香奈のクリスマス展 ~カラフルな天使たち~ @ ギャラリーゴトウ 2nd Room (銀座一丁目)
(天使のかわいい小さな目。油画なのに、まるで草花や木から色をいただいたような彩色のやさしさ。)

221223 伊藤 宏 個展 @ Niche Gallery (銀座三丁目)
(ギャラリーの川瀬裕子さんが、気さくな伊藤さんに紹介してくださった。昭和9年生まれで本格的に絵を始めたのは4年前とのことですが。破天荒なところがプロを参らせるのだそうです。)

221223 高宮城都江(たかみやぎ・とえ)銅版画展 ~モルガナのクリスマス~ @ スパンアートギャラリー (銀座二丁目)
(ファンタジーの別世界が丁寧に編み上げられていて、登場キャラクターもほのぼの。文房具としてのペンとインクへのフェティッシュがつまったある作品は、購入をしばらく考えました。)

221223 瀬畑 亮 セロテープアート展 Vol.9 ~Cello-cube [セロキューブ] 初動~ @ Oギャラリー&UP・S (銀座一丁目)
(セロテープアートのことは、日経文化面の記事で読んだことがあった。実物を見るのが楽しみだった。瀬畑さんは、セロテープアート、「セロ版画」 という ジャンル を世に出すことでアーティストとしての位置を確保しようという発想をもっていて、的確なビジネス感覚だと思った。瀬畑さんに続くセロテープアーティストが誕生したらすばらしい!)

221222 谷本光隆展 @ ガレリア・グラフィカ bis (銀座六丁目)
(コラージュ。適度にロジカルで、描き加えたデッサンの線もいい。画廊中央の長テーブルには、こってりとコラージュ帳に仕上げられた洋書が10冊ほど。全ページ繰って、贅沢を味わった。大竹伸朗(しんろう)さんのコラージュ帳を思い出したが、谷本光隆さんのは繊細だ。)

221222 2010年展 @ ミレージャギャラリー (銀座二丁目)
(好感度の高い11人展。写真から絵を起こす超絶技をもつ柴田和彦さんに、笹本玲奈画をお願いしてみようと思っている。若林やすとさんは、SFファンタジー画がうまい。小田原市民会館を跨ぎ壊す怪獣の絵葉書を購入。)

221221 オランダのアート&デザイン 新・言語 @ 東京都現代美術館
(Maarten Baas さんの、ゆがんだ表面から構成された家具、長針・短針を擦硝子の向こう側から手書きするビデオが文字盤に投影されつづける大時計。ミニ煉瓦を糊付けセメントで積み上げてゆく現在進行形の作品に参加できるよう、展覧会入り口でミニ煉瓦を渡された。)

221221 東京アートミーティング トランスフォーメーション @ 東京都現代美術館
(レベルの高い現代アート展だった。必見。映像作品が多いのも特徴。ベルギーの Jan Fabre さんの角人間の彫像群を圧巻として、ロシアの AES+F の鮮明なる異次元の実写+アニメ作品がいちばん気に入った。パキスタン生まれの Shahzia Sikander さんの描画は東西文明を自在に行き来する興奮あり。Matthew Barney 氏の映像作品は強烈なハプニングが淡々とそこにある不思議の体験。)

221221 福沢一郎絵画研究所 展 進め! 日本のシュルレアリスム @ 板橋区立美術館
(昭和10年代の日本のシュルレアリスムには、かねて関心があるので、ぜひとも観たかった展覧会。今日の目から見れば作品の過半は美大生の秀作並みだけど、過去の時空を共有する興奮を味わった。山下菊二 「日本の敵米国の崩壊」 (昭和18年)、堀田 操 「断章」(昭和28年)は、今日から見ても一級の作品だ。)

221220 アキバタマビ21 コンパンチタ @ 3331 Arts Chiyoda 201-202号室 (外神田六丁目)
(もと練成中学校がアート拠点になっていると報道で見て、一度行ってみたいと思っていた。多摩美の平成18年卒 OG/OB を中心にした8人展。河野未彩(かわの・みどり)さんと徳倉沙季さんの 「古今東西」 というインスタレーションは、音楽と映像つきの藝術小基地だ。これはおもしろかったな。あとは、ちょっとね…。3331 Arts Chiyoda のイベントは、ときどき思い出したときにやる、みたいな頻度だ。1階に、こじゃれたカフェがあったから、赤ワインと炒め烏賊サラダを食べて帰った。)

221217 土田圭介展 @ 小野画廊II (銀座一丁目)
(内面の疾風をキャラクターに封じ込めようとして封じきれずに溢れ流れるファンタジー。鉛筆画。細かい縦線によって木目のような質感も。丁寧な仕事で思いが伝わる。)

221217 長澤星(ながさわ・せい)個展 こころの森 @ Gallery 銀座一丁目 (銀座一丁目)
(今週の画廊めぐりの本塁打。うつくしい色彩、丁寧につむがれた幻想のやさしさ。単なるほのぼのメルヘン画展ではない。想像のつばさの軽やかさは天性のものだ。宮沢賢治の 「星めぐりの歌」 の あかいめだまのさそり たちを描いた入り口付近の作品で先ず釘付けになった。書斎に鎮座して、机に並べられた紺色の小物たちを眺める漆黒の鴉は 「青の収集家」。池のほとりの2匹のバク、うち1匹が水を飲み波紋が広がる。なんと癒される光景だろう。作品をよほど買いたかったけど、きょうのところは絵葉書3枚で我慢した: 「青い森」 「眠りの森」 「ながい夢」。作家は、作品のイメージのままの可憐なひとだった。)

221217 金子朋樹展 Axis ―世界軸― @ Gallery Q (銀座一丁目)
(日本画にして、杜若(かきつばた)に軍用ヘリの機影を配す。あるいは人工衛星のシルエットを。この新感覚に脳がびりびり快く震えた。)

221216 ミズテツオ展 ブルーボーイ @ 四季彩舎 (京橋二丁目)
(一作一作しずかに向き合いたくなるのは、軽妙な筆致と淡い藍色の絶妙さゆえだろうか。小川英晴さんの万年筆書きの詩稿もあわせて展示。詩人にはこんなコラボもできるのだ。)

221216 冬の汐博 2010 クリエーターズ・マーケット @ 汐留シオサイト汐留公共地下歩道
(Oギャラリーで油画「そよ風にふかれて」を買い、その後、女優笹本玲奈の着せ替え画も注文画として描いていただいた佐野明子さんから 「ブースを出します」 と案内があって、参上。3千円のかわいい油画を購入。題をつけてないというので、後から連絡をもらいました。「赤い綿毛と住人」。)

221216 山下孝治日本画展 vol. 1 @ 西邑(にしむら)画廊 (八重洲二丁目)
(赤と紫のあざやかさ。ショーウィンドーに 「うつり行く」「咲くころに」「蜻蛉とまる」「赤い実のなる」 の4連作が前から飾られていて、個展がとても楽しみだった。補色どうしの混色も自在にうつくしくやりとげる技。女性の思いを写し取るモダンなセンス。かなうことならコレクションしたくなる日本画家。昭和49年生まれ。院友。)

221216 小浦 昇 展 @ ギャラリー椿 (京橋三丁目)
(いい色づかい。新作は、古典的ロボット君たちをざっくりポップに描いて、過去の細かな仕事からトレンドを変えた。ふたつのトレンドがともに楽しめる個展。)

221216 2011年版 長野順子カレンダー原画展 @ T-BOX (八重洲二丁目)
(長野順子さんの銅版画 「夢遊庭園」 はリビングの壁に掛けてある。カレンダーは、「時空旅行代理店的珍事件」シリーズに手彩色を施したもので、「欲しくなるだろうなぁ。でも高いだろうなぁ」 と戦々兢々として行ってみたら、シートが 1.3万円。額つきで 1.52万円だった。お手ごろ価格だったので、「12月: 一件落着」を額つきで、「5月: 時間が無い!?」 をシートのみ、買った。「一件落着」 は人気があって、ぼくが6人目の買い手だ。)

221214 武田晶子展 @ ギャラリー日比谷 (有楽町一丁目)
(DM葉書の絵がぴんとこなかったのだが、画廊に来てみたら、心の奥のデリケートなミステリーを表出した佳品に出会えた。)

221214 マルク・シャガールの版画展 @ 東京會舘ギャラリー (丸の内三丁目)
(シャガールの石版画22点。聖書に取材した作品が興味深い。「聖書のためのデッサン」 (昭和35年) より 「モーゼ」 「アブラハムとサラ」。「エルサレムウィンドウ」 (昭和37年) より 「ユダ族」 「シメオン族」 「シザシェール族」 「レビ族」 の4作。)

221214 『701 ― 703』 展 @ 銀座西欧ギャラリー (銀座二丁目)
(東藤良子さんの内臓画、池上紘子さんのメルヘン日本画、阿野浩明さんのギフトボックス群とフィギュア。池上さんがとてもチャーミングなかたでした。)

221214 阿野浩明展 『ありふれた日常』 @ ギャラリー零∞ (銀座二丁目)
(食卓風景、椅子に箱、洋服掛けにジャケット。たしかにありふれた日常で、意図が分からなかったが、在廊のダンディな作家が 「すべて鉄でつくってあります」 と解説してくれて、な、なるほど! たいへんな苦労をしてつくった作品だったのだ。風雨にさらして錆びさせてあるが、もっと錆びさせたほうが作品として面白くなると思う。多摩美・彫刻。)

221214 タマリ展 玉利樹貴 @ スパンアートギャラリー (銀座二丁目)
(「さっかくくん」 という天狗鼻の超ゆるキャラが神出鬼没の水彩画。演劇ポスターふうのが目をひいた。画廊奥にあったアルフォンス・イノウエさんの exlibris 「女友達 I」 が趣味のいいレスビアンの小品で、値段を聞いたら 15,750円だというので購入。)

221213 Unknown possibility 05 @ 新宿眼科画廊 (新宿五丁目)
(眼科クリニックの待合室を利用した小さな画廊かと思っていたら、「眼科」 は 「目の保養にどうぞ」 という意味だそうで、3室もある大きな画廊だった。12人展。うち、吉川早苗さんは昭和49年生まれ。平成20年に34歳で新天地を NY に求めてアート留学。なんとなくメキシカンな色彩。そらみずほ さんは昭和59年生まれの切り絵アーティスト。軽やかな夢幻は、彩色も心にすっと入ってくる。)

221210 特別展 光明皇后1250年御遠忌記念 東大寺大仏 天平の至宝 @ 東京国立博物館 平成館
(国宝の金銅八角燈籠を拝見しに参りました。ほかの展示品は、ぼくには豚に真珠で…。
本館展示で心惹かれたのは、1階では前田青邨の絵巻 「朝鮮之巻」 (大正4年)、2階では室町時代の雪村周継「蝦蟇鉄拐図(がまてっかいず)」 だ。)


221210 Adam Parker Smith "Over the Hills and Far Away" @ ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート (日本橋三丁目)
(何十人ものワイルドなスーパーマンの乱闘コラージュ。癒し系と安易な形容をしては申し訳ない中年男女のぷくぷくぬいぐるみとその写真構成作品。疾走する赤い車の写真に赤い絵具を疾走させた絵。ギャラリースタッフの森晃子・野見山佳恵のおふたりのキュレーションになる、NY在住の作家の本邦初個展。DM葉書に写っている女性モデルは、じつはキュレーターのおふたりでした。)

221209 レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士 @ 三菱一号館美術館 (丸の内二丁目)
(一般に「カンディンスキー作品」 として連想されるのは、1930年代以降の作品だが、今回の展覧会は1901年から第一次世界大戦前夜までのカンディンスキーと彼の周囲の才能に焦点をしぼった。レンバッハハウス美術館が目下改築中で、その期間を利用して作品をもってきた。美術史を考える上で意義ある展覧会だが、1930年代以降のカンディンスキー作品も数枚ほしかったなァ。華麗な作品群は、欧米巡回中なのだろう。カンディンスキー作品よりフランツ・マルクの鹿の絵に、ぼくのたましいまで揺すぶられた。)

221209 鷲森秀樹展 @ 金井画廊・ドゥ画廊 (京橋二丁目)
(昭和37年長野県生まれ、多摩美中退ののち渡仏という経歴。大学を中退してまで、という経歴から想像される図に反して、作品はオーソドックス。図録には街路風景画が多く収められているが、ぼくが好きなのは、やや田舎めいた少女の肖像画だ。)

221209 岩坪賢展 @ 柴田悦子画廊 (銀座一丁目)
(魅力的な女性画を描く作家で、人気が高いというのもうなずける。作家はそれに飽き足らず、岩肌マチエールの体得にのめりこんでいる最中だ。)

221208 池田 学 展 「焦点(しょうてん)」 @ ミヅマ・アートギャラリー (市谷田町三丁目)
(neoteny 展で細密大作 「興亡史」 を長時間にわたり鑑賞して魅せられた作家だ。今回はタロットカードのようにミラクルワールドが色ペンでつむがれている。ミズマ・アートギャラリーは初めて。有楽町線で来ると、案外便利だった。)

221208 幕末の探検家松浦武四郎と一畳敷展 @ INAXギャラリー1 (京橋三丁目)
(松浦武四郎は、蝦夷地から樺太・千島を綿密に探検し、詳細な地誌図会を残したひと。アイヌを不当に遇することに反対して周囲から疎まれた人道家で、伎倆と人間性を兼備したひとだが不遇だった。この痛快な人士を日本史にしっかり位置づけたい。)

221208 ―陶 楽園の実― 杉本ひとみ展 @ INAXガレリアセラミカ (京橋三丁目)
(ラフレシア化するバナナニンゲンベビー。あ、花瓣は笑うヒトの顔でいっぱいだ。つねに、かわいいヒップがチャームポイントなのですね。昭和61年大阪生まれ、大阪藝大修士修了。)

221208 IMPLOSION POINT 下平千夏(しもだいら・ちなつ)展 @ INAXギャラリー (京橋三丁目)
(ギャラリーに、これ一点のインスタレーション。部屋の入り口側に据付枠を設けて、そこから無数の茶色い毛糸を部屋の中空の一点へ向けて張る。それが implosion point なのだ。そこから部屋の奥に向けて、束ねられた毛糸が太い棒になって中空に横たわる…。と、下平千夏さんが言う: 「これ、触ってもいいですよ」。え!? 滅相もありません。「これ、何でできてるか、わかりますか?」 なんと、毛糸と思ったのは、輪ゴムをつないだものだったのです。輪ゴムのタイムトンネルだネ! 下平千夏さんは、トロピカルな美女でした。昭和58年長野県生まれ、武蔵野美大建築卒、東京藝大 院 先端藝術表現修了。)

221207 眼差しと好奇心 Vol.6 @ ミヅマ・アクション5階 (上目黒一丁目)
(加藤 愛さんが会場で大作の制作中。女性のケンタウルスが不思議な水を浴びて次々にニンゲンへとメタモルフォーシス。美少女コミックスふうのキャラたちが神話曼荼羅に迷い込んだ。
幸田千依さんの水泳シリーズは、縦4枚・横10枚で合計40枚の大連作。1枚1枚が独立した作品として既に十分に楽しい。それが40枚集うのだから、じつに贅沢だ。)


221207 岡本瑛里(えり)展 「謡にまみえに」 To See the Voices of the Spirits @ ミヅマ・アクション2階 (上目黒一丁目)
(行ってよかったぁ! 遠野物語とハイパーリアルなポケモンのドッキングの世界ですが、濁りのない油絵具でじつに丁寧な仕事。ファイルを見ると、いまのスタイルのひとつ前の世界も完成度が高い。高水準を極めながら脱皮を繰り返す、高い才能を感じました。この岡本さんが、なんとわたしの娘ふたりと同じ普連土学園出身なのです。いまは東京藝大の院生。個展は25日までですが制作途中の絵があり、「たぶん個展が終わるまでここで描きつづけます」 と明るい微笑が。)

221207 阪本トクロウ けだるき一日生きるだけ Living a Lazy Day @ アートフロントギャラリー (渋谷区猿楽町)
(都会の一角や水辺や森のシルエットを端正に切り取って、心やすらぐ色彩で丁寧に仕上げる。昭和50年山梨県塩山市生まれ。東京藝大日本画卒。)

221207 角田(つのだ)修一 THE Parodist @ Gallery Speak For (渋谷区猿楽町)
(初めて行ったギャラリー。広くてきれい。写真集出版記念展。森村泰昌ばりのセルフポートレートによるパロディ群だ。みごとな労作。角田さん本人がおられましたが、さわやかでカッコいいんですねぇ。女性なら放っておけませんね。写真集にサインをもらいました。)

221207 ドガ展 @ 横浜美術館
(見どころはパステル画 「エトワール」、「浴盤」 と彫塑の小品群。もちろん満足はしたものの、じつはもっといい素描が沢山見られると期待していたのだが…。)

221207 プライマリー・フィールドII 絵画の現在 ― 七つの <場> との対話 @ 神奈川県立近代美術館 葉山
(会社を休んで遠出です。現代作家7人展。作家ごとにゆったりとスペースをとってあり、一流のギャラリーを7ヶ所歩いて回ったような充実感。
高橋信行さん。シルエットが色彩と飄々と遊びだす。「温泉 (赤)」 は、黒と赤のくっきりコントラスト作品なのに、なぜか安らぐ。女性の頭部のシルエットがあるせいか。
小西真奈さん。岩と人の風景。離れてみると写真かと思うほどリアルなのに、近づくと油画の筆づかいは大づかみ、色彩も日に焼けたようなくすみ。これが、白昼夢のような効果を与えている。
保坂毅(たけし)さん。木材に、中間色のストライプをさまざまにあしらう。
三輪美津子さん。陰影礼讃! 「山」 の白黒コントラストの快感。あるいは、赤い革ばりソファの質感の妙。
東島毅(つよし)さん。7人のなかで、いちばんよかった。インスタレーションふうの平面作品。見る角度を変えて、光の当て方を違えてみながら、作品の魅力の極みを発見するのが楽しい。「冬南(ふゆみなみ)」 は、貼りついた大量のガラス破片が薄赤い背景色へ雪のように溶けてゆく不思議。「月曜日の地表」 も、いい角度を発見すると、ぞくっとする美が見えてくる。
伊藤 存(ぞん)さん。ソーイング。制約の多い手段だと、かえって心は自由なのかも。
児玉靖枝さん。風景画。長谷川等伯の 「松林図」 が好きだという図録内のインタビュー発言に納得。)


221206 松本慎吾日本画作品展 @ 銀座煉瓦画廊 (銀座四丁目)
(平成22年8月31日にアートスペース羅針盤の6人展で作品が気に入り、今回の個展はとても楽しみだった。松本さんは、そのときのぼくのブログも読んでくれていた。)

221203 二十世紀肖像 ― 全ての写真は、ポートレイトである (Human Images of 20th Century ― All Photographs Are Portraits) @ 東京都写真美術館3階
(昭和8年撮影の中山岩太 「長い髪の女」 の艶と新しさ。昭和元年撮影の Edward Weston "Nude" の、裸身を押し包んだ斬新の美しさ。昭和21年撮影の Arnold Newman "Igor Stravinsky" の絵画的構成美。)

221203 ラヴズ・ボディ ― 生と愛を巡る表現 (love's body ― art in the age of AIDS) @ 東京都写真美術館2階
(展覧会名は、英文のほうが直截だ。広報に使われた、崖から身を投げるバッファローらの写真が、テーマと関係なさそうに思えるが、撮影家 David Wojnarowicz さんが平成4年にエイズで亡くなったひとなのである。)

221203 吉川かおり Clay Animal 展 @ 日本橋高島屋美術画廊
(神様がここに導いてくれたような気がする。"Are You Going Out?" という平成16年作の作品に涙がでるほど、じんときた。天真爛漫で何のてらいもない小鳥が自然な希望いっぱいに鳥籠の戸を自ら開いて、外に出ようとしているところ。石粉を混ぜた粘土でつくったフィギュア。吉川かおりさんの作品は、舟越桂作品のような静謐にユーモア (=人間愛) がプラスされていて、どの動物フィギュアも心やすらぎ、あたたまる。籠を飛び出す小鳥にとりわけ惹かれたのは、今のぼくを心理テストしたようなものだ。11月15日に絵を買ったばかりで、12万円のフィギュアを買うのが ためらわれたが、いまだに心残り。いつも身近に置きたいが、自宅だとすぐ埃(ほこ)ってしまうので、ストーレッジルームに保管するしかないだろう。迷うなぁ。 ハードカバーのすてきなミニ図録 (2千円) に小鳥フィギュアも出ていたので、思いのよすがに購入。折よく作家が到着したので、署名をいただいた。)

221203 成田朱希(なりた・あき) 個展 “母のない子のように” @ 不忍(しのばず)画廊 (八重洲一丁目)
(蠱惑。これは行かねば! と思った。彩色画よりも鉛筆のドローイングに魅力を感じた。昭和41年青森県生まれ。不忍画廊は、はじめて。)

221202 ツバキアンナ展 【Thank you, Japan】 @ サテライツ・アート・ラボ (神田神保町一丁目)
(作家のツバキさんは、江戸めいたイラストをひっさげて放送業界では認知された存在だ。今回のは、本格日本画で江戸エロスを。この画廊は、アート・ラボ秋葉原で知った。想像より広め。)

221202 ラウル・デュフィ展 @ ギャルリーためなが (銀座六丁目)
(快活な筆致と色彩。音楽をテーマにした作品がとりわけ好きだ。)

221202 木田安彦 ガラス絵の風景 @ ノエビア銀座本店1階ギャラリー(銀座六丁目)
(金・銀の箔がひときわ効果をあげるガラス絵。日本の四季の美の絵より、ヴェネツィアやニューヨークの活気を描いたものが好き。)

221202 小山哲生追悼展 天国の青い蝶 @ ヴァニラ画廊 (銀座六丁目)
(アンディ・ウォーホルとはまた別の、マリリン・モンロー変化(へんげ)など。小山哲生さんは、今年9月に67歳で亡くなった。)

221201 日本画モダンスタイル3人展 ― 山下まゆみ、松谷千夏子、山田りえ @ 東京會舘ギャラリー (丸の内三丁目)
(多摩美日本画の3人。松谷千夏子さんの描く女性は、目元ですぐわかる。柴田悦子画廊と日本橋高島屋でも作品を拝見したことがある。山下まゆみさんはしばしば、キャンバス生地に下塗りをせず布の肌合いをそのまま生かして、民藝ふうの仕立てをしてみせる。山田りえさんは赤色の下塗りを効果的につかって美しい植物画を描く。)

221129 織田 梓 展 ― 経(ふ)る時 II @ 柴田悦子画廊 (銀座一丁目)
(花鳥画だが、小鳥のお弔いも…。織田さんは和服を粋に着こなす端正な美人で、長野県にお住まい。多摩美日本画 院修了。)

221126 歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう) @ サントリー美術館
(偉大な出版人であり浮世絵のプロデューサーであった蔦重(つたじゅう)を燈台にして、進取の気風で開いた時代先端の文化を眺める。日本文化史にしっかり位置づけるべき人だ。展覧会は、前半が主に黄表紙などの本、後半が浮世絵。蔦重なくして、浮世絵の爆発的進化は無かったのかもしれない。)

221126 下田ひかり個展 獣の皮をかぶったヒトちゃん @ ギャラリー・トリニティ (赤坂九丁目)
(DM葉書の 「キャラクターのお葬式」 の軽快な虚無感と色彩グラデーションのみごとさに惹かれて、はじめて G トリニティに来た。この小さな画廊のファンになった。展示作品を美しく印刷した目録と、著者メッセージの小冊子がある。画廊が育てようとする作家ひとりひとりの作品ファイルを作って、閲覧できるよう棚に並べてあるのも模範的。係の女性も魅力的な目のひとでした。)

221126 “マッカーサーの子供たち” 小倉涌(おぐら・よう)展 @ GALLERY b.TOKYO (京橋三丁目)
(昭和20年代をちりばめた知的コラージュ。「畏(おそ)れ、ラジオ」 は、脱線落下する国鉄車輌、鳩が群がり糞を散らした巨大拡声器、葬送の集団と、想像の糸口でいっぱいの絵巻のような大作。近代史を読むのが好きと聞き、拙著をお送りすることにした。京都精華大デザイン卒。)

221125 川合朋郎(かわい・ともろう)個展 @ NICHE GALLERY (銀座三丁目)
(ギャラリースタッフの川瀬裕子さんが、洋画家・川合朋郎さんの若いときの入賞作にまつわる物語を聞かせてくださった。DM葉書の 「空を切る」 は、すがすがしく明るいが、丹念な技がみごとな奥行きをつくっている。多様な作風と技を併せ持つ幻視者。川瀬さんが川合朋郎作品の2年前の図録をくださった。(帰宅してあらためて眺めるうち、「とても贅沢なミニマルアート」 を見ているようなつもりで向き合うと心に刺さってきた。) 画廊には、元気いっぱいの画家の今井 麗(うらら)さんも来られて、川瀬さんが紹介してくださった。11月上旬に行われた個展の DM葉書を見せていただくと、一見 メルヘン調だが、よく見ると怖い絵だ。ブログを拝見するうち、ぼくの好きな Maira Kalman 作品を思い出した。)

221125 吉村成子(せいこ)展 @ ギャラリー枝香庵(えこうあん) (銀座三丁目)
(取っ組みあうふたり。動きにエネルギーがある。見慣れると急速にひかれる、大づかみがうまい油画。)

221125 夢隠蛇丸 佐伯俊男作品控 出版記念展 @ スパンアートギャラリー (銀座二丁目)
(画集のほか、文庫本装丁に使われた絵の原画など。イラストとはデザイン化 (工藝化) された絵画と呼ぶべきか。)

221125 三好まあや展 ―私と紙の来歴― @ OギャラリーUP・S (銀座一丁目)
(ベテランの版画展。「無口な友達 紙と金魚」 の3匹の金魚には1匹1匹に名前がついている。ふふふ。武蔵野美大卒。)

221125 小泉幸夫展 @ Oギャラリー (銀座一丁目)
(離れて見ると天体、近寄ると網の目を行き交う小魚の群れ。マクロとミクロの境を行きつ戻りつ楽しんでみた。昭和19年東京都生まれ。)

221123 戸泉恵徳展 @ Art Lab AKIBA (浅草橋四丁目)
(寓意に満ちた現実コラージュ。石田徹也作品を思い出した。赤海老へ変態したゼロ戦が振りまくエビセン福袋の空襲。田んぼに浮かぶ巡洋艦の船腹にマックのロゴをペンキ塗りするドナルド…。昭和54年大阪府生まれ、東京造形大卒。画廊は、トラック車庫を改造新装したスペースだ。)

221123 北城貴子(ほうじょう・たかこ)展 Spiral Light Sprinkle @ アートフロントギャラリー (渋谷区猿楽町)
(生命感にあふれる野の花々。白い絵具を散らして生んだ光の感じは、印象派のひとつのかたちと言えるかも。昭和50年大阪府出身、京都市立藝大 博士。)

221123 世界のスーパーモデルを描く マーク・デンステッダー (Mark Demsteader) 絵画展 @ The Obsession Gallery (渋谷区猿楽町)
(Bunkamura ロビー展示で数点見たことのある作家。ぼくの好みのストライクゾーンど真ん中を衝く、モノクロのパステル画。画廊オーナーの方と、シェル賞展の入賞・入選作について語り合って、とても楽しかった。ぜひ頻繁に来たくなる、気持ちのいいスペースだ。)

221123 シェル美術賞展2010 @ 代官山ヒルサイドフォーラム (渋谷区猿楽町)
(入選した上浦 舞さんと森 洋史さんから案内状をいただいた。Gallery MoMo の杉田夫人からも 「うちの作家がグランプリと審査員賞を受賞しました」 と言われていた。1,410点の応募作品から37点を厳選しての展覧会。狭き門だ。)

221121 +PLUS Tokyo Contemporary Art Fair @ 東美アートフォーラム (新橋六丁目、東京美術倶楽部ビル3~4階)
(東京の40の現代アート画廊が結集。旧知の方々、新しく出会う人々。くわしくはブログ本篇で書くつもりです。)

221119 第42回 日展 @ 国立新美術館
(「今年は日本画と洋画、どっちが勝ちかな?」 まるで紅白歌合戦で紅白のどちらの勝ち? てなノリで見るようになってきた。満足が約束された、毎年の楽しみ。今年は全体として洋画の勝ちかな。買った絵葉書・写真は以下のとおり:
<日本画> 武田修二郎 「静刻」: 神聖が漂い出すラマ。白い毛が くすんだ泥色の背景に溶け入るあわいの絶妙 (特選)。 
岩田壮平 「すべての花が開くまで」: 闇の空間とからだ。白い浴槽。夢を暗示する右下の赤い薔薇の花々が深い印象を与える (特選)
福本達雄 「刻々」: 瀬戸内のような淡海(あわうみ)に、こんもり木の茂る無人の小島が無造作に。向こうは朝焼け。俳味が大画面に展開される。
川崎春彦 「アクアマリンのような富士」: 青の美しさに理屈はない。
田島奈須美 「夢想」: いかにも現代作家、なのだが、昭和18年生まれと知って驚く。
<洋画> 福井欧夏 「優しい時間」: 素足やレースの透かしにぞくっとする。右下、無造作に脱がれたサンダルもポイントだ (特選)
佐藤哲 「風韻」: ずっと見ていたくなる色づかい。油画ならではの女性肖像画。
北本雅己 「LIVE」: 女性ヴォーカルと男性ギター。青い照明を感じさせる、色のリアリティ。
吉田民尚 「西伊豆追想」: 絵具づかいの迫力。寄せる大波と寒村、そして向こうに岬の絶壁 ― と言ったら酷薄に聞こえるが、動と静のバランスが不思議な安らぎを与えてくれる。)


221119 駒井哲郎作品展 福原コレクション 生誕90周年 ― 闇と光のあわいに @ 資生堂ギャラリー (銀座七丁目)
(ひとつひとつの小ぶりな作品が、じつは大画面の絵の豊かさを内包している。単眼鏡で鑑賞するとさらに魅力が湧きあがるように見えてくる。)

221119 天野大吉展 「Human Nature」 @ ヴァニラ画廊 (銀座六丁目)
(蛸と絡み合い頬ばる。白いベールに二十数匹の蚕を這わせる。創作撮影の過酷さにもかかわらず、モデル志願の女性が絶えないのだとか。これらの写真群も藝術だが 「ここまでやるか!?」 の fact の力に負っているところがある。ぼくが気に入ったのは、それとはまた別の味わいの絵画的写真。分解風化するマネキンのひとつとなり、顔だけ生身をのぞかせた女性。御所人形たちが並ぶ部屋の真ん中に、人形と同じ赤い装束で垂れ下がる女性、など。写真集が待たれる。)

221118 浅田ちか展 ものかたち @ T-BOX (八重洲二丁目)
(青カビが吹いたような (形容がきたなくて失敬!) 椰子の実の連鎖、を思わせる陶器のオブジェ。釉薬を土に練りこんで表面に塗ることで、パステルのような色感がある。置き方を自由に変えて遊べる楽しさも気に入った。)

221116 第15回 21世紀の目展 それぞれのかたち @ 日本橋高島屋画廊 
(てっきり DOMANI 展のような若手作家の展覧会かと思ったら、実力あるベテランの展覧会で、見ごたえがあった。)

221115 阿部清子個展 滑稽上等 @ 柴田悦子画廊 (銀座一丁目)
(DM葉書の「威嚇」の女性の顔がぼく好みで、楽しみにしていた個展。同じく女性の肖像画 「残響」 の眼に魅惑されて12万円で買った。ぼくがこれまで買った絵のなかで2番目に高価。描く途中で紙にシミが浮き出てきたため未完にしたのが、今回の個展開催にあたってご夫君から「残響は良い作品だから展示してはどうか」と言われて出したのだと。初日の昼に行きこの作品に会えて、ほんとによかった! 夕方に作家とお会いしたら、これら魅惑の女性像はじつは作家の自画像かしらと思えるひとだった。帰宅後、阿部清子さんのブログ (11月15日) を見たら、じつはモデルは女優・伊澤恵美子さんだった。阿部清子作品は、コレクションしてみたくなる魅力がある。)

221115 竹内淳子展 「走馬灯のような」 @ GALLERY b. TOKYO (京橋三丁目)
(DM葉書にも使われた「走馬灯のような」は、昭和30年代ふうの路面電車内にいる現代の親子3人を描く。玄関にしばらく飾っていた。個展に来てみると、作品の色調はずっと明るく、じつは公園に設置された廃車の午後の風景だった。作家に意外感を伝えると、「DM葉書が刷り上ってみると、それもよかったかなとか思ったり」 と。新宿御苑の休日の人々にバクやキリンを配した "One Place" も、ゆったりした開放感がいい。「さやえんどうと空豆のあるテーブル」に始まる小円卓俯瞰のシリーズも、次作も見たくなる良さがある。昭和57年静岡県生まれ、多摩美油画、博士前期卒。)

221113 デザインの時代、アートの息吹 桑沢デザイン研究所 + 東京造形大学 SO+ZO 展 「未来をひらく造形の過去と現在1960s →」 @ Bunkamura ザ・ミュージアム
(社会をデザインで豊かにすることが、こんなに大きな変革力だったとは! 桑澤洋子さんの取組みをたどった映像資料も興味深かった。倉俣史朗さんの Miss Blanche は、赤薔薇の造花を埋めた8cm厚の透明アクリル板でつくった椅子。山村浩二さんの頭頂から芽がでるおじさんのアニメ。青葉益輝さんのアイディア勝負の社会派ポスター。舟越桂さんの「ピノッキオ」(平成19年)は、荒削りの胴体にバネで取り付けた首が、へにゃ。意表をつかれた。)

221113 CODE: EROTICA ―背徳者たちが誘う、聖なる禁断の世界へ― @ Bunkamura Gallery (道玄坂二丁目)
(スパンアートギャラリーとヴァニラ画廊の共同企画、みたいな。とりわけ親しく思える作品の数々だ。絶品は、森口裕二さんの「蛸曼荼羅」。美少女が美しいままに、いなげ。沢渡朔(さわたり・はじめ)さんの Alice の写真たちも昼下がりの味わい。お会いしたことのある作家では、真条彩華さん、甲秀樹さん、トレヴァー・ブラウンさんの作品も。大友ヨーコさんのファンタジー作品が面白く、個展があればぜひ行ってみたい。)


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