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文春新書『英語学習の極意』著者サイト

美術館・画廊メモ 36

平成27年7月1日~8月21日の美術日誌。日付の新しい順に記録してあります。(画廊展はほぼ2件に1件の割合で、これは! というもののみ記録しました。)
各項冒頭の6桁の数字は日付です
(例: 220108 = 平成22年1月8日)。 展覧会名にリンクが張ってあるものは、ぼくのブログ本篇の関連記事へ飛びます。
このひとつ前の 平成27年5月1日~6月30日の美術日誌 は、美術館・画廊メモ 35 にあります。
このひとつ後の 平成27年8月22日からの美術日誌 は、美術館・画廊メモ 37 にあります。


270821 滝平(たきだいら)二郎 きりえの夏 (6/29~8/21) @ ノエビア銀座本社ビルギャラリー (銀座七丁目)
(昭和45年から朝日新聞日曜版を飾った「きりえ」のオリジナル。小中学生の頃は、きりえ上の男の子にだけ目がいっていたが、いまは静かに見守るお姉さんのほうに目がいく。)

270821 川越ゆりえ展 「それぞれの息遣い」 (8/17~22) @ Gallery Art Point (銀座八丁目)
(様々の想像上の昆虫を巨大な標本箱に並べた作品を作ってきた彼女だが、今回は「憧れ」と「渇望」の化身としての昆虫のドラマ5連作や、融合する蛹たちに飾り窓を設けてダリの世界を展開した作品など、新境地。)

270821 礎(いしずえ)展 佐賀大学文化教育学部美術・工藝過程学生、卒業生による (8/20~29) @ ギャラリーもりもと (銀座三丁目)
(小木曽誠先生と14名の教え子たち。鶴友那さんの人物画が群を抜いてよかった。)

270819 光のあしあと 駒井春樹個展 (8/18~23) @ The Artcomplex Center of Tokyo, ACT 4 (大京町)
(鉛筆画をベースに CG 加工を加える手法で、単なる CG イラストよりも深みのあるファンタジーを展開する。ぼくの長女が描こうとして描けないでいそうな「ティータイム」というプリント作品を購入。)

270819 まくあい、私をなぞる輪郭線。秦絵里子個展 (8/18~23) @ The Artcomplex Center of Tokyo, ACT 3 (大京町)
(女性ポートレート。イラストふうでもあるが、顔の部分は写実度を高めてある。ぐっとくる作品も何点か。昭和61年生まれ、武蔵美油絵卒。)

270819 Rediscovery of Collage ~コラージュの魅力の再発見~ (8/18~23) @ The Artcomplex Center of Tokyo, ACT 1 (大京町)
(11人展。野心的な企画だ。Q-TA さんのコラージュが、高品質にしてお手頃価格なので2点ほど購入へと心が動いたが我慢。)

270819 躍動と回帰 ― 桃山の美術 (8/8~10/12. 前期 ~9/6. 後期 9/8~) @ 出光美術館 (丸の内三丁目)
(歪み、割れ、染みを「味わい」ということばに吸収し評価し、一回性の痕跡美を重んじた、脱唐様の日本回帰を総覧する。)

270818 アール・ヌーヴォーのガラス展 デュッセルドルフ美術館 ゲルダ・ケプフ・コレクション (7/4~9/6) @ パナソニック汐留ミュージアム (東新橋一丁目)
(印象派のガラス工藝展をやったばかりじゃないかと、いまひとつ興味がわかなかったのだが、行ってみたら「必見」だった。コレクションのレベルが高く、見飽きたように思っていたエミール・ガレ作品も渋い名品がいろいろ。ドーム兄弟作品の一層の完成度の高さにも感服。美術史通観の展覧会は、やはり外せない。)

270817 長尾永遠(とわ)個展 ―少女変化(へんげ)― (8/8~23) @ 万画廊 (銀座一丁目)
(名古屋造形大の院に進学するまでは、わりとありそうな幽霊の絵など描いているが、院に入ってから作風を一変し、現代アート路線で自分だけのキャラクター少女を確立しようとあがいている感じ。いい色彩感覚だし、丁寧。伸びそうですね。平成元年生まれの女性。)

270817 大竹夏紀個展8 (8/17~29) @ Gallery b. Tokyo (京橋三丁目)
(虹色のぱっちり眼少女が帰ってきた。今回は買えるお値段・サイズの絵画作品やアクリル額装作品を多めに取り揃えて、コレクター側の需要に的確に応えておられます。)

270817 3人展 浦川大志/津々木祈子/岡部翔太 (8/17~22) @ アートスペース羅針盤 (京橋三丁目)
(九州産業大美術学科3年の浦川さんは昭和40年代の抽象画路線で丹念に塗り重ねと削りを繰り返す。津々木さんは、顕微鏡の向こうにあるような荒涼とした山風景。多摩美情報デザイン卒の岡部さんは、渋い色彩のレリーフ。)

270815 靉嘔(Ay-O)版画展 (8/7~30) @ TS4312 (四谷三丁目)
(夏にピッタリの色彩美。小品はいろいろ遊んでるね。
以前に購入を決めていたポスター2枚を引き取る。12×12枚のドイツのモロ出し写真を構成した島州一さんの問題作ポスター "Ovid 72 Ars amatoria" (cent mil)と、ブリヂストン美術館の昭和50年「国吉康雄展」ポスター(昭和10年作品 "Daily News" 掲載)(dudek mil)。島州一作品は笹木繁男さんが所有していたもの。笹木さんによれば「昭和45年から版画収集を始めた。その初期に購入した。たぶん昭和50~55年の間。島州一さんが草野球に関わっていた時期に、優勝祝いで子供に配ったところ親から警察に通報され、全てが没収されたと作家本人の辯だった」と。)


270815 スサノヲの到来 ― いのち、いかり、いのり (8/8~9/21) @ 松濤美術館 (松濤二丁目)
(ロジカルな脈絡には乏しいが、キュレーターの感性のまま展開しておりユニーク。美術館のスペースの関係からか展示品は図録の半分くらい。佐々木誠作品を楽しみにしていたのだが、「八拳須(やつかひげ)」1点のみ。図録には9点あるのに。出口王仁三郎の書画や出口なおのお筆先、興味深い。)

270814 エリック・サティとその時代展 (7/8~8/30) @ Bunkamura ザ・ミュージアム (道玄坂二丁目)
(大正12年に Erik Satie のピアノ独奏曲+つぶやきの自筆楽譜20曲と Charles Martin の版画20葉を組み合せて出された "Sports et divertissements" が楽しい。最後のコーナーで実際の演奏も聞けて、満足だ。)

270814 北陸新幹線開業記念 交流するやきもの 九谷焼の系譜と展開 (8/1~9/6) @ 東京ステーションギャラリー (丸の内一丁目)
(古九谷から吉田屋伝右衛門による再興、初代と三代の徳田八十吉に至るまで、九谷焼のドラマを見る思い。全体像がわかってよかった。粟生屋(あおや)源右衛門の個性豊かな貴族趣味の名品が殊にすばらしい。)

270813 画鬼暁斎(きょうさい) 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル (6/27~9/6 後期は8/4~) @ 三菱一号館美術館 (丸の内二丁目)
(てっきり、もっと大幅な展示替えがあるものと勘違いしていたが、ほぼ前期のままで拍子抜け。「若衆物語」の絵が入れ替わっているのがよかったが、もっと見たけりゃ『藝術新潮』特集号を買えばいい、か……。)


270811 陶藝家8人展 岡崎裕子、川端健太郎、桑田卓郎、五味謙二、Adam Silverman 田淵太郎、新里明士(にいさと・あきお)、吉村昌也 (8/5~17) @ 8/Art Gallery/Tomio Koyama Gallery (渋谷二丁目)
(個性のかけ離れた8人だ。欲しいなと思ったのは川端健太郎さんの、形状も色も偶発混沌しつつ古典美にのっとった作品群だ。)


270811 白と黒の法悦 関一彦マイコレクション展 (ことし3回目) (8/11~16) @ 銀座かわうそ画廊 (銀座一丁目)
(二宮・盛本の画廊オーナーから鍵を預かって、にこやかな関さんが高水準のコレクションを披露。額装の妙も。東京藝大で博士号をとった北川麻衣子さんが、予備校講師の契約更新ならずアルバイトをしてるんだって。もったいない!)

270810 鳥居 禮 展 (8/5~11) @ 日本橋高島屋6階美術画廊 (日本橋二丁目)
(古式に則っているはずなのに、まぎれもなく平成の図として見える写実大作「伊勢山皇大神宮遷御の図」の部分展示が圧巻。昭和27年生まれ。)

270810 纜(ともづな) (8/5~11) @ 日本橋高島屋6階美術画廊 (日本橋二丁目)
(松谷千夏子さんをはじめ、加藤良造、北村さゆり、小松謙一、新恵美佐子、山田宴三の諸氏6人展)

270810 精霊・神佛奇譚 ― 金子富之展 (7/22~8/10) @ 日本橋高島屋6階美術画廊X (日本橋二丁目)
(冒頭展示 230×588cm の「三頭五眼(さんとうごげん)」は斧、立ち鎌、居合刀、仕込み杖、鎖や大福帳の表紙まで使った壮大な絵画コラージュ。わたしが美術館を経営していたら、展示品として即 購入、250万円くらいするけどね。加筆写真シリーズは価格も手ごろだった。昭和53年生まれ、東北藝工大博士後期課程修了。)

270809 幻獣神話展II 遥かなる憧憬との対峙 (8/6~16) @ Bunkamura Gallery (道玄坂二丁目)
(50名超の幻画祭だが、前の第1回のほうが粒ぞろいで熱気があったような気がする。)

270809 伊藤博敏&徳持耕一郎 Swing Days (8/6~13) @ Bunkamura Box Gallery (道玄坂二丁目)
(伊藤博敏さんの「コインパース」シリーズがすごい。河原にごろりとある普通の石を彫り込んで中を一国の硬貨で満たすと割れ目にファスナーの歯をとりつける。おとなの遊びだ。徳持耕一郎さんはジャズ演奏家を鉄筋で立体素描する。)

270807 幽霊画廊II ―恨みのあやかし八丁目― (8/3~15) @ ヴァニラ画廊 (銀座八丁目)
(15人展+怨霊能面。幽霊を隙間で暗示するだけのボックスアートが、安っぽい作りながら ぼくにはウケた。)

270807 Yogyami (8/3~8) @ Gallery Art Point (銀座八丁目)
(イタリア、パリ、そして東京の夜景。色づかいの方針が明確なので、すっと入っていける。)

270807 「拝啓、生嶋先生」 東京造形大学 生嶋順理と教え子たち (8/1~9) @ 銀座かわうそ画廊 (銀座一丁目)
(12人展。森天飛さんはじめ、多彩多才。)

270807 【移転記念】 ギャラリーコレクション展 (8/3~12) @ K's Gallery (銀座一丁目)
(ずいぶん広々した感じになった。ミニ朗読劇集会もできそうだ。)

270806 echo-ann Summer Festa 2015 (8/3~10) @ Gallery 枝香庵 (銀座三丁目)
(70名超の出展。サハラの砂を熔かして作ったという飴色のガラスの巻貝がよかった。)

270806 少年愛の美学 ~君なくして何の薔薇~ (7/30~8/8) @ スパンアートギャラリー (銀座二丁目)
(18人展。成田朱希さんの鉛筆画「大島渚の少年」がいい。四谷シモンさんは少年愛とは関係ないパステルのポートレートを出していたが、これはお宝だな。)

270806 第2回 未来展 美大の競演 (7/31~8/11) @ 日動画廊 (銀座五丁目)
(25人展。松井靖果さんも選抜された。よかったね! ベッドの上でなまなましく肉片がつるみ、男女を寓意する作品は発想がおもしろい。得意の写真シートのテクニックをどこかに生かしてほしかったな。青木香保里さんは、赤い背景に白い花弁がたゆたう新境地。橋本大輔さん、廃墟ビルに差し込む光をうまくとらえた。飯田文香さん、アニメの場面のような画面だが、植物をじつに丁寧に描き込んでいて好感。)

270803 相場(あいば)るい児 陶展 『掌宇宙 ―Palm of microcosm―』 (7/29~8/4) @ 銀座三越8階アートスペース∞ (銀座四丁目)
(海外マーケットに売れやすい「根付」の出品多し。根付は高めの値付けで、酒器・陶人形は安めの値付けだ。いい売れ行き。「猛暑だから、デパートで涼む人が多いんですよ、きっと」と相場さん。目下は怪奇ものが主体ですが、立体春画ものにも挑戦していただきたい。)

270803 アートアワードトーキョー丸の内2015 (7/31~8/9) @ 丸ビル1階マルキューブ (丸の内一丁目)
(グランプリの西太志(たいし)さん「土の王、青い夜に」は黒と金のモワモワした世界を抽象画面と陶像でつくり、まぁ妥当な授賞か。額賀苑子さんの、一定方向に押しつぶした人物彫像がよくできている。見る角度によって自然に扁平化していくよう、緻密な計算だ。田島大介さんの、非現実に高層なビル群の鳥瞰鉛筆画も大いに評価したいが、描線・描法にメリハリをつけていかないと飽きられてしまうだろう。九鬼みずほ さん「TVの化石」は、石膏製の原始的テレビに手前から映像投射しているのだが、まるで内側から映像を映し出しているように錯覚させるところがミソ。Gallery Q で見た小林あずさ作品、漫画山水画の奥村彰一作品もあった。)

270801 Cy Twombly ― Fifty Years of Works on Paper サイ トゥオンブリー: 紙の作品、50年の軌跡 (5/23~8/30) @ 原美術館 (北品川四丁目)
(第5室の平成13年の無題三連作、文句なしに美しい。このひとの世界に入り込むには30分くらい助走が要るね。)

270731 Bordeaux: Port de la Lune ボルドー展 ―美と陶酔の都へ― (6/23~9/23) @ 国立西洋美術館 (上野公園)
(1万年以上前の世界最古の陶をもつ日本人だが、さてさて、ボルドー近辺、2万5千年前の岩に彫られた豊満な女性のレリーフには参った。Jean-Pierre Granger の1812年作 "Ganymede" のニューハーフっぽさには、ぞくっとさせられた。呼び物の Eugene Delacroix の "La Chasse aux lions" さすがの迫力。)

270731 没後180年 田能村竹田(たのむら・ちくでん) (6/20~8/2) @ 出光美術館 (丸の内三丁目)
(天保3年作「梅花書屋図」のジグザグにうねるダイナミックな構図と へたうま的軽さの合一。天保5年作「三津浜図」は、なつかしい興居島も描かれている。同年の六曲一双「書画貼交屏風」の軽妙な書の美。)

270730 小尾 修 展 ―描くということ― (7/24~8/8) @ Gallery Suchi (日本橋茅場町二丁目)
(写実を極めつつ、写真にはない筆致の躍動や絵具の質感をだいじにされていることが、ひしひしとわかる。)

270730 稲葉友宏 きみにみえる物語 (7/20~8/1) @ Fuma Contemporary Tokyo (入船一丁目)
(動物の体の一部分をワーッとほぐして鉄線にしてしまったように見えるのが魅力。鉄線で一筆書きの星々をつくり、それを使って造形しているのだと。昭和59年生まれ、文星藝大博士課程後期終了。)

270729 ephemeral 少女たちの領域 (7/25~8/16) @ みうらじろうギャラリー (日本橋大伝馬町)
(レベルの高い23人展。平野実穂さんが3点とも売れていた。小川香織さんは『美術の窓』平成27年7月号の表紙を飾った色鉛筆画を出展していた。)

270729 3人のアトリエ 川邊りえ・傍嶋崇(そばじま・たかし)・藤田チャコス(Chacos) (7/29~8/8) @ Reijinsha Gallery (銀座六丁目)
(午後3時からライブペインティングということで、パーティー前に見ようと思って5時過ぎに訪問。川邊さんの人形たちは、飼っていらっしゃる猫ちゃんが乗り移っているみたいだ。鋏のモチーフの絵を長らく描いていて、人形はほんのここ数年だそうだ。)

270729 H氏コレクション展 ―幻想とエロス― (7/29~8/5) @ Gallery Tsubaki (京橋三丁目)
(版画作品が多く、じっくり拝見した。H氏とは、画家・林武のご子息と聞く。)

270729 伊東幸久展「ひとのするしごと」 (7/20~8/1) @ ギャラリー川船 (京橋三丁目)
(去年 LIXIL で牛乳を飲む女性像を見た作家だ。陶と化粧土による人物像。石膏でつくったような感じがある。昭和56年生まれ、金沢美工大彫刻、博士(藝術)学位取得し、いま同大 非常勤講師。)

270728 フィラデルフィア美術館 浮世絵名品展 春信一番! 写楽二番! 特別展 錦絵誕生250年 (6/20~8/16) @ 三井記念美術館 (日本橋室町二丁目)
(痛恨! 前期展示が7月20日で終わり、館蔵の工藝品以外の全展示が総取替えで7月22日から後期展示開始。当然といえば当然だが、日本美術の展覧会は長期のものでも早めに出向き、展示替え後に再訪すべきか自分で判断する一瞬をもちたい。浮世絵版画展はさんざん観たし、という思いがあったのは否めないが、さすが浮世絵の世界は深く、そして企画者もバカではなく、ちゃんと、ここ数年東京で展覧されていない作品を繰り出してきている。本展は、その名のとおり、春信と寫樂にしっかり力を入れ、いい刷りのものをまとめて見せる。他は北斎・廣重などの定番ものは最小限とし、むしろ多くのマイナー作家を1人1点方式で見せて、浮世絵版画の歴史が鳥瞰できるように仕立ててある。千社札の貼込帳という貴重品を、本展ではじめて見た。合羽刷(かっぱずり)というステンシル技法が上方で流行していたというのも初めて知った。手軽な分、価格が安く、だいじにされず、ほとんど残っていないのだと。)

270727 第9回 夏の会展 (7/16~29) @ 日動画廊 (銀座五丁目)
(小木曽誠さん、柏本龍太さんらの19人展。渡邊榮一さん「少年王國・夢を翻訳すれば」の女性があどけなくかわいい。)

270727 武藤邦弘個展 ―感情の微積I― (7/24~8/2) @ 万画廊 (銀座一丁目)
(発想と構図はいい。前回の個展に出ていた小品に再会して、あぁ、とこの作家を思い出した。)

270725 塩田千春 「家のかたち」 (7/14~8/22、休廊 8/9~17) @ Kenji Taki Gallery (西新宿三丁目)
(ドローイングがおもしろい。赤い糸を家型の枠にからめにからめた作品が、だいたい300万円台。作品を感じるというより、値段 上がるだろうなぁと、その想念が脳に来る。)

270725 城戸 保(きど・たもつ) 「色空間」 (7/14~8/22、休廊 8/9~17) @ Hagiwara Projects (西新宿三丁目)
(じつに絵画的な見立てと切り取りで、夏に照らされた鉄板のある光景を再発見。昭和49年生まれ、愛知県立藝大油画 院修了。この画廊、ようやく、初めて来た。)

270725 収蔵品展052 水につながる|寺田コレクションの水彩画 (7/18~9/23) @ 東京オペラシティアートギャラリー (西新宿三丁目)
(垂らし込みと にじみ。)

270725 鈴木理策(りさく)写真展 意識の流れ (7/18~9/23) @ 東京オペラシティアートギャラリー (西新宿三丁目)
(純粋風景のすがすがしさ。)

270725 幻獣展 (7/19~28) @ Zaroff Gallery  (初台一丁目)
(8人展。ポオ エ ヤヨ さんから案内があり、久々に来てみた。)

270724 ハリガネワンダーランド 林雄三の神羅万象 (7/23~8/3) @ Bunkamura Box Gallery (道玄坂二丁目)
(シンプルな針金構造の動物たち、かならず芯にビー玉があるのがミソ。)

270724 絵画・彫刻『たからものをさがしに』展 (7/17~26) @ ポスターハリスギャラリー (道玄坂二丁目)
(4人展。ねがみくみこさんの彫刻が、ひとつひとつ、人を食った仕掛けを込めていて、いいね。越智健仁さんのペン画の宝船もいい。)

270724 上里 洋(うえざと・ひろし)展 (7/20~8/1) @ ギャラリー58 (銀座四丁目)
(この作家は、応援したい! 濡れ水着の女性と錆びた化学プラント、プールと巨大七面鳥など、確かな腕前の写実+二物衝撃の技がある。)

270724 ShinPA 10th Anniversary ~中島千波と45人の作家たち~ 展 (7/23~8/1) @ ギャラリー アートもりもと (銀座三丁目)
(サムホール判の作品展。安岡亜蘭さんと押元一敏さんから案内をいただいた。平良志季さんの一つ目龍もいい。)

270724 畔蒜(あびる)克則展 (7/20~8/1) @ Gallery Natsuka (京橋三丁目)
(かぶと虫と沖縄のモチーフ。オリーブ色を基調としたパノラマ。)

270723 長井朋子「真夏の毛むくじゃらハウス The Hairy House in Midsummer」 (7/15~8/3) @ 8/Art Gallery/Tomio Koyama Gallery (渋谷二丁目)
(少女の部屋からの視点を展開。何人か、このスタイルの女性作家の名が浮かびますが、長井さんは複数の筆法を繰り出し、ちょいとダークなところもあり、残る作家でしょう。昭和57年生まれ、愛知県立藝大卒。)

270723 山脇ヒロミ写真展 depart Hung hom 07:25 ―紅勘駅発07:25― (7/20~26) @ Place M (新宿一丁目)
(うん、これはよく撮った。場末感たっぷりの香港人の顔を、よくもまぁいろいろ正面から撮ったね。ぼくならためらってしまいそう。)

270723 佐藤圭司写真展「バンコク街景色」 (7/20~26) @ TokyoLightroom (新宿一丁目)
(バンコクは、どこを撮っても絵になるね。もうひと踏ん張りできるはず。)

270722 八反田友則(はったんだ・とものり)展 (7/20~25) @ K's Gallery (京橋三丁目)
(抽象油画。紅梅白梅図がよい。昭和54年生まれ、早稲田大 商卒。京橋三丁目の K's 締めの展覧会。)

270722 神山 豊 海洋彫刻展 Oceans (7/20~25) @ K392 Gallery (京橋三丁目)
(鯨やマンボウの木彫の下部に、これまた木製の歯車とピストンの駆動装置を取り付けて、遊泳の動きを画廊で再現。海の生物本体よりも、動きを作り込む作業が10倍の時間を要するのだと。K392 Gallery 締めの展覧会。)

270722 今実佐子展 KON Misako 「浮かんでは消えていく」 (7/20~25) @ ギャルリー東京ユマニテ bis (京橋二丁目)
(来年 VOCA 展に出展するそうだ。絵具でなく化粧品で朦朧画を描きつづけている。ファイルを見ると、昔からこのスタイルだ。う~ん。女子美大中・高から、女子美には上がらず筑波大に行き、いまは筑波大の院在籍。かわいいひとです。)

270722 藤川さき展 (7/20~8/1) @ ギャルリー東京ユマニテ (京橋二丁目)
(油画とドローイング。単なる美少女画にとどまらない、ダークな藤川ワールドを見てしまった。ドローイングのなかに2枚、買いたいのがあった。)

270722 納涼 肉筆浮世絵展 (7/13~8/8) @ 羽黒洞 (湯島四丁目)
(レベルの高い、飽きない作品揃い。中でも、歌麿の弟子の作という、鮑とりの海女の乳房を わらわが わしづかみする図は、腋毛のもじゃもじゃがじつに細かく描きこまれていて、そそる。)

270721 朝倉 摂 Setsu Asakura, the 1950s (7/8~25) @ Galerie Paris ギャルリーパリ (横浜市中区日本大通)
(彫刻家・朝倉文夫の娘にして舞台美術家として著名な朝倉摂の個展。具象をフォルムでとらえる50年代の油画と、数十枚の人物デッサンが主だが、何より心ひかれたのが昭和18年、21歳のとき第6回新文展に出品した日本画「歓び」。色鮮やかな薩摩芋を収穫してたたずむ3人の若い農婦たち。紅潮した顔の健康美、それぞれに異なる装いの農作業服、じつに美しい。軸装・額装されず、原画が平台に置かれガラスで覆ってあった。軸装して昭和回顧展に出展するに値する作だ。昭和22年の油画の「自画像」も良い。)

270721 服部新一郎展 Angel, Creacher & Mermaid (7/20~25) @ Stage-1 ギャラリー ステージワン (銀座一丁目)
(ぼくが欲しくなるど真ん中を衝く、女性のセンシュアルなところを増幅させた下着姿の天使の絵やヌードのパステルドローイングなど。昭和37年生まれ、玉川大デザイン卒。"Angel-6" を購入(tridek sep mil okcent)。個展名の creacher は綴り誤り?)

270719 後藤友香 第一部「祝祭」 (7/1~19) @ hiromart gallery (関口一丁目)
(お面やチューリップや犬の形の造形に、うきうきモチーフをおもいっきり展開。てっきり紙粘土細工と思っていたら、カンバス地を縫い合わせて作ってあるから発色もいい。)

270719 ≪写真≫ 見えるもの/見えないもの #02 (7/13~8/1) @ 東京藝術大学 陳列館 (上野公園)
(13人展。榮榮&映里の「妻有物語」シリーズがよかった。)

270719 ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし Helene Schjerfbeck: Reflections (6/2~7/26) @ 東京藝術大学大学美術館 (上野公園)
(18歳の作「雪の中の負傷兵」が既に高い完成度。有名な「快復期」は少女の目が泣きぬれそうな不安定さだが、絵全体としてすがすがしい。心の渦が筆致にあらわれている。50代以降の作品は、面と陰影で構成するようになり、ひとつひとつの人物像が直截に描かれる。一生涯を見渡せる、すぐれた回顧展。)

270719 キュッパのびじゅつかん みつめて、あつめて、しらべて、ならべて (7/18~10/4) @ 東京都美術館ギャラリーA・B・C (上野公園)
(Ashild Kanstad Johnsen の絵本に触発された企画。コレクションする心の原点を思い出させてくれた。住民の押入れから借りてきたものを天井から吊るして懐中電灯で見てまわる、最後の部屋がおもしろかった。子供と来たら、「あなたの標本箱をつくろう」コーナーがとても楽しめるね。)

270719 伝説の洋画家たち 二科100年展 (7/18~9/6) @ 東京都美術館 企画展示室 (上野公園)
(絵画と彫塑、計131点。どれもみごとだが、里見勝蔵の「女」がインパクトのあるヌード。昭和3年の「大倉なな」だな。長谷川利行の「酒売場」と「女」。国吉康雄の「サーカスの女玉乗り」。東郷青児が戦後に二科会を率いて、お祭り騒ぎまで企画していたとは、隔世の感。)

270717 『秋山祐徳太子の母』出版記念展 (7/1~18) @ ギャラリー58 (銀座四丁目)
(写真展でした。本とブリキ細工のしおりもどきのセットを1万円で購入。祐徳太子本人が画廊の奥で雑談していたので、出て来られたらどうしようと ちょっと気が重かったけど、出て来られなかったら拍子抜けしてしまった。この人、濃すぎて、ぼくは苦手だな。)

270717 猫庭・うさぎ庭展 (7/11~21) @ ギャラリー日比谷 (有楽町一丁目)
(9人展。垣生潔志さんのサムホール判「エージェントうさぎ」を購入(dek du mil)。ミュージカル「プロデューサーズ」の噴水の場面を思い出して。ほかに、中村あや子さんの江戸風情シリーズ。もとよしちひろさんは、宇野亞喜良ばりだけど、色づかいがギラッとしてるところが亞喜良さんとの違いだな。)

270716 アートホーリーメン「Baraman チル篇 1/Animi-Zoom」 (7/15~26) @ Bambinart Gallery (外神田六丁目)
(昭和48年熊本県生まれの arthorymen さんのマンガ様式のドローイング。魔界戦を描いているのだけど、ヌードをもっと増やせばウケるのではないかな。)

270716 藝術のならず者 Banditi dell'Arte イタリアと日本の作家たちの対話 (6/26~7/20) @ アーツ千代田3331 1階 3331ギャラリー (外神田六丁目)
(イタリア人3名、日本人3名の交流展。放浪者 Melina Riccio さん(昭和26年生)のカラフルなコラージュ。Manuela Sagona さん(昭和52年生)の太ぶとしいドローイング。素材や色、使われたイタリア語の文字などで、イタリアのにおいがプンプンする。玉浦航太さん(平成2年生)の商業レタリングのコラージュ作品。)

270716 ポコラート全国公募展 vol.5 (6/26~7/20) @ アーツ千代田3331 1階 メインギャラリー (外神田六丁目)
(全203点。フランスの Michel Batlle さんの Psychophysiographies 精神生理解剖図シリーズのアクリル画コラージュとレントゲンフィルムシートへのドローイングが、いい。田中七星さんの黒墨と朱墨のドローイング。佐竹真紀子さんの蛇目作品ばりのシャツとドレスのインスタレーション。)

270716 没後30年 鴨居玲展 踊り候え (5/30~7/20) @ 東京ステーションギャラリー (丸の内一丁目)
(6月9日に引続き2度目の鑑賞。ドローイング群が、つくづくいい。)

270715 ACTアート大賞展 優秀賞 グループ展 「巡 -meguru-」 (7/14~19) @ The Artcomplex Center of Tokyo, ACT 5 (大京町)
(4人展。大画面に昆虫をペン画で展開する南花奈さんのコーナーで、どうすれば南さんの努力は報われるのだろうかと自問。昆虫の肉体模様にそれなりの仕掛けはあるのだけど、なにか遊び足りないような。それと、背景が白紙のままというのが、いまひとつ未完成感をかもすのかも。テーマに合わせた色の紙を使うと、雰囲気が変わるのでは?)

270715 リキテックス アートプライズ 2014 準グランプリ展 (7/14~19) @ The Artcomplex Center of Tokyo, ACT 2 (大京町)
(2人展。パンダ絵師あごぱんさんが、壁面を100連作シリーズで埋めていてビックリ。流鏑馬をモチーフにした「激流遊園地」、売れてなければ買ったのだけどね。窓の向こうのシルエットがおもしろい作品あり、今後のモチーフに加えてほしい。谷口永里子さんは、白髪一雄の5倍くらい絵具を使ってるな。)

270715 久住昌之ふらっと絵画展 MasayukiQusumi's Flat Art Exhibition (7/7~19) @ The Artcomplex Center of Tokyo, ACT 1 (大京町)
(「孤独のグルメ」の作家そのひとの、ほんわか漫画から雑誌表紙向け似顔アート作品まで。)

270714 是是非非 ―ZeZeHiHi― [be impartial] (7/14~26) @ Spiral Garden (南青山五丁目)
(3人展。Roid Works Gallery で個展を見た木原千春さんが、鮮やか筆致の浮世絵シリーズ、銀と墨のシリーズ、ガラス絵シリーズを展開。小柄な作家本人にもご挨拶できた。)

270714 高木まどか展 (7/11~25) @ Gallery Tsubaki (京橋三丁目)
(カラフル。心をウルトラ怪獣世界へ誘うオブジェシリーズと、カンバスの一部に刺繍も入れ込んだ油画。高木さんは会場でも次の作品のために蝶々の刺繍をしていた。)

270714 渡邊のり子展 (7/13~18) @ Gallery Tsubaki/GT2 (京橋三丁目)
(5センチ角のボックスアートをひとまわり大きいボックスに収めて壁面いっぱいに。多作だが、もうちょっと絞り込んで一作一作の企画を練ったほうがよい。蓄音機から銀河の紙がするすると伸びる作品は、よかった。)

270713 “お天気でなにより” 伊藤亜矢美展 (7/10~8/1) @ 不忍画廊 (日本橋三丁目)
(素朴な木版画と、木版画を貼って手彩色したオブジェ。小柄な版画を3点セットで買えば素敵だなと心が動く。)

270713 藤田典子展 “quickening room/胎動する部屋” (7/10~8/1) @ 不忍画廊 (日本橋三丁目)
(点描の銅版画やリトグラフで、少女の胎内幻想を描く。愛知藝大博士課程在籍中。小図録を購入。)

270710 semimal exhibition 2015 蝉丸源氏物語/全帖 (7/10~18) @ スパンアートギャラリー (銀座二丁目)
(絵画的な装いの陶の猫人形で源氏物語の全帖それぞれの心を表す。作品写真集の出版記念。全作揃いは非売品として巡回展示し、注文があれば同じものを新たに作るそうだ。)

270710 佐藤 温 展 (7/10~17) @ ギャラリー枝香庵 (銀座三丁目)
(Gallery Tsubaki で初見の作家。浮遊とサイボーグがモチーフ。実在感のある浮遊都市空間を淡い色で描く作風はユニークだが、ちょっと前までの あごぱん さん同様、絵画空間に文字が入り込みノイズになっている。たぶん、絵画上でノイズになる文字って、描き手自身がそこだけ書き手となり、模様ではなく言語表記を刻んでいるからだろう。)

270709 A V 女優 川上ゆう×沢渡朔(さわたり・はじめ) (7/6~12) @ Place M (新宿一丁目)
(前から気になっていた Place M に初めて来た。女のきらめきと哀歓がつまった写真展。川上ゆうさんは昭和57年生まれ。沢渡朔さんは昭和15年生まれ、著名なヌード写真家。)

270708 藤森詔子|Wear The Beautiful Skin (7/4~8/1) @ Gallery MoMo Ryogoku (亀沢一丁目)
(禿頭人による救急救護を描いた絵が印象的で、東京藝大修了展の後、どうしているかなと ずっと気になっていた作家。今回、幻想画は重層構造を取り入れて、パーツとしての細密写実も腕を上げ、面目を一新している。修了展でも展示されていた禿頭女性の頭部オブジェ、とてもよくて、後ろ髪を引かれる。)

270707 Yokai Tour II 展 古今東西 妖怪 -Yokai- 大集合! (6/29~8/30) @ Park Hotel Tokyo 25F Art Lounge (東新橋一丁目)
(13人展。成田朱希(あき)さん、福田浩子さんらの正統派幻想画、武本大志(ひろし)さんの乾漆による大型フィギュア、作田富幸(さくた・とみゆき)さんのモンスター屏風など。馬籠伸郎(まごめ・もぶお)さんが31階でも展示。フロアで Yokai プロフィットロールと dirty martini をいただく。)

270706 清水智裕 サマーユラメキウィーク (7/3~8) @ Flew Gallery フリュー・ギャラリー (千駄木一丁目)
(この画廊、初めて来た。新作16点の展示。トートバッグ2点、買いました。)

270706 Field of Now (7/3~10) @ 飯田美術 (銀座七丁目)
(7人展。森天飛さん、岡靖知さんの写実画など、しっかり売れていた。写実美人画の勝負の半分は、やはりモデルでしょ。それにしても飯田美術は相変わらず客あしらいが悪く、画廊スペースにいるだけで嘲笑・蔑視されているような気分にさせられる。主人のメンタルなところが如実に出る。絵を見るのに邪魔なところに机が置いてあったり。)

270706 ニコンサロン特別展 大島 洋 写真展 幸運の町・三閉伊(さんへい) (7/1~14) @ 銀座 Nikon Salon (銀座七丁目)
(岩手県三閉伊の昭和30年代からを記録した写真の数々。新宿 Nikon Salon の同時開催展では「そして三閉伊」と題して3・11後の村を。)

270706 Tokyo Art Directors Club Exhibition 2015 (7/2~27) @ ギンザ・グラフィック・ギャラリー (銀座八丁目)
(ポスター、新聞・雑誌広告から、キューピーのテレビ CM やパッケージングまで。)

270705 美樂舎 第24回 マイ・コレクション展 (7/6~11) @ K392ギャラリー (京橋三丁目)
(わたしもコレクションから3点、出展しました。Trevor Brown “cosmic kitty”, 義村京子 “Star Children”, アルフォンス井上「女友達I」。丹伸巨さんが池田俊彦銅版画の大作2点を出展。)

270703 現代女性アーティスト クレパス画展 (6/27~7/5) @ Galerie La Ruche ギャラリー・ラ・ルーシュ (麻布十番二丁目)
(クレパスを濃厚に使った作品群を期待して行ったのだが、薄塗りで小学生並みに終わったものも……。そんな中、入江明日香さんは群を抜き、クレパスを混色させることなく(おそらくパレットナイフで)練り盛り上げて油絵具の厚塗りのような高度な彩色に成功していた。たちまち美術館買上げになったという。真条彩華さんの金と黒の女性と草木の絵、彼女の作風のヴァリエーションとしてコレクションに加えようかとよほど迷ったが、今回は断念。それにしても、画廊は場所が分かりにくいし、画廊主人が立て板に水のように話しかけて来て不愉快だった。)

270703 これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会 (6/16~9/13) @ 東京国立近代美術館 (北の丸公園)
(思いつきはいいのだが、So what? な手抜き感がただよってしまう。作品密度が薄いせいか、場内閑散。でもAnton Henning 平成17年作の裸婦画(国立国際美術館所蔵)が見られてよかった。今回はとくに常設展が見ごたえあり、ハイライトコーナーのピカソ昭和30年作「ラ・ガループの海水浴場」もいいし、古沢岩美(いわみ)昭和27年作「餓鬼」にも注目。常設展は、見きれなかったので、また来るつもり。)

270702 第7回 澤田文一展 「浄夜(じょうや)」 (6/29~7/11) @ Gallery 銀座フォレスト (銀座一丁目)
(キリスト教のモチーフがやや後退したか。替わって、寄り添う男女や怪奇モチーフ。)

270702 日影 眩(ひかげ・げん)新作展 Gen Hikage 2015: Pedestrians in New York (6/22~7/4) @ Galerie Vivant ギャルリーヴィヴァン (銀座二丁目)
(前回、銀座四丁目 Steps Gallery でも拝見した画家。街角風景写実画がどんどん消されている。背景も消え、人物はジャコメッティの彫像のように細く削がれて笑っているが、ストイックになりすぎた。やりすぎだと思います。前回くらいが丁度よかったのに。)

270702 内田望(のぞむ)展 (6/29~7/11) @ Gallery Q (銀座一丁目)
(鯨の大物が2点、しっかり売れていた。細工の細やかさが後退して、大ぶりな制作へと作風を変えつつあるようだ。)

270702 中長小西(なかちょうこにし)2015 (6/26~7/18) @ 中長小西 (銀座一丁目)
(高価な絵やオブジェが7割がた売れていて、さすが。今村紫紅の風神が、いかつい白人を漫画化したような態で、彩色も淡くモダン。)

270702 画鬼暁斎(きょうさい) 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル (6/27~9/6 前期は ~8/2) @ 三菱一号館美術館 (丸の内二丁目)
(暁斎のことをてっきり、コミカルな浮世絵絵師とばかり思っていたら、さにあらず。正統派ど真ん中の狩野派絵画から、若冲ばりの華麗な屏風、いっぽう若者ひとりが三人をいかせる春画まで、じつに多様な絵画世界を展開する天才だ。技の振幅は北斎以上かもしれない。)


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