2005/12/02(金)22:11
「当事者意識」が旺盛すぎた「有識者会議」
昨日、日本人の旺盛な「当事者意識」について書いたが、
はたと気がついた。
例の、首相の名を借りた井戸端会議、
いわゆる皇位継承問題についての有識者会議なるものだが、
あの人たち、
当事者じゃないことに当事者意識をもちすぎちゃったのだよ。
皇室という、ひとさまの家族の当主をどう選ぶかなんて、
その一族がきめる専権事項だよ。
ロボット工学のおじさんも、三河の車屋も、
「当事者」じゃない。
小泉ちゃんの前で、みんな一斉に、
「お呼びじゃない、こりゃまッたシツレイ!」
と 植木 等 のまねをすれば、
やんややんやのバカ受けだったろうに。
ところが、あの人たち、頭がわるいものだから、
自分が当事者かどうか判断がつかなかったのですね。
それで、当事者でもないことに首つっこんで、
宮内省と内閣府の反皇室官僚の言うなりになって、
そろって晩節を汚(けが)しちゃったわけです。
井戸端会議は、どういう結論を出せばよかったか。
「皇位継承問題は、本会議が当事者として議論すべき問題ではない。
皇室にて議論ねがうのが先である。
本会議としては、いかなる形で皇位継承がなされようと、
憲法上に規定されている国事行為の内容を見直すべき特段の必要はないと考える。」
それにしても、
皇室側に当事者意識が欠落しているのは、困ったことである。
皇室の本質にかかわる問題であって、
昭和20年の敗戦時以上の、皇室存亡の危機だと思うが。
なりふりかまっている場合ではないのだが。