テーマ:中国&台湾(3299)
カテゴリ:台湾の玉石混淆
きのう、台湾式の北京語へのシフトを宣言したけれど、
じつはそれが並大抵のことでないことを さっそく発見してしまった。 日本語の「と」、英語の and にあたる 中国語の“和”。 たとえば“日本和台湾”で「日本と台湾」。 この“和” ですがね、 わたし、35年前に中国語を習いはじめて以来、 ずーーーーーーっと 「ハー↑」と発音してきました。 これをなんと台湾の言語規範では 「ハン↓」と読むのだということに 10分ほど前に気がついたのですね。 小学生用の教材を見ていて、ふと気がつき、 「誤植にちがいない!」 と思って 辞書を引いたら、「ハン↓」と書いてある。 ま、 まさか! と思って 周囲の台湾人スタッフに聞くと、 「この意味では ハン↓ とよむ。ハー↑ なんて読まないよ」 と言われ、 これはもう大ショック。 使用頻度の少ないことばとか、 名詞・形容詞の読み方がちがうのなら、 まだ納得できるけど、 「と」や and にあたる機能語の漢字の読み方がちがうなんて! う~ん、これはやはり、 大陸式と台湾式とを器用に使い分けるしかない! 期間の「期」。 これ、ほんとに頻繁につかう漢字ですけど、 大陸では チー → 台湾では チー ↑ だから、「月曜日」という意味の基本単語「星期一」が、 大陸の北京語では シン→ チー → イー → 台湾の北京語では シン→ チー ↑ イー → 繰り返し言いますけど、 台湾方言の話をしてるのじゃありませんよ。 中華民国における漢字の北京語発音の規範と、 中華人民共和国における漢字の北京語発音の規範とが ここまで異なっているのだ! というのを、 中国語を習いはじめて35年経ってはじめて認識した! ということのショックなのでありますね。 それがどうした、と言われるかもしれませんが…… <7月26日追記:誤記の訂正をしました> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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