2006/11/19(日)21:25
トルコ語の勉強 ・ 実況中継
11月9日に、ひそかにトルコ語を勉強しはじめてちょうど1週間たった11月16日に、
勤務先の事務所で隣りのパーティションに坐っているトルコ人職員に、はじめてトルコ語で話しかけた。
「こんにちは。わたしはトルコ語を勉強しています。あなたも日本語を勉強していますか」
という内容をトルコ語で言った。
もっと驚いてくれるかと思ったら、わりと平然とトルコ語で何か言って返してくれた。
当然ながら何も分からない。
即、ふたりで英語に戻った。
Why are you learning Turkish? (なんでトルコ語を勉強してるの?)
と質問されたので、
I'll give my answer to you tomorrow in Turkish.(あしたトルコ語で答えるね)
と返事をした。
17日の昼休み、入門書をあちこちめくりつつ、彼女への宿題を作文する。
で、学習書の作文問題以外では初めてのトルコ語作文がこちら。
星の王子さまでいえば、あの「こわぁい蛇の絵」に相当する。
<楽天ブログではトルコ語特殊文字を表現できないので、特殊文字は泉式翻字法で別の文字に置き換えてあります。
わたしが考えた置き換え規則は、この文章の末尾をご覧ください。>
【作品 No.1】
≪Ben Tu~rkche okuyorum, chu~nku~ siz telefonle so~ylediqinizi dinleyip Tu~rkche telaffuzu chok gu~zel olduqu anladwm. Izumi
↑ Doqru mu? ≫
トルコ語は、語順をほぼそのまま維持しつつ和訳ができるのですね。
そこで訳せば、
≪ぼくはトルコ語を勉強しています。なぜなら、あなたが電話でしゃべっているのに耳をかたむけて、トルコ語の発音はとてもきれいだということがわかったからです。泉
↑ あってますか?≫
昼食に出る前に、これを紙に書いて彼女の机に置いておいた。
食事から戻ってきたら、彼女はぼくが宿題を書いた紙の余白にトルコ語でこう書いているところだった。
直訳すると
≪あなたがトルコ語を習っていることに、とてもうれしく思います。
望むときわたしに質問をしていいです。(=いつでも質問してね。)
あなたもわたしに日本語のことで助けてくれるとわたしは喜びます。
Issho ni ganbarimashoo...≫
やさしい単語で書いてくれていたので、彼女のトルコ語を見ると、学習歴1週間のぼくでも7割くらいわかりました。
ところで、ぼくの書いたトルコ語は正しかったの?
以下、英語の会話。
「よく書けてたわよ。びっくりしちゃった。telaffuz (発音)なんて難しい単語をどこで知ったの?」
「それはね、あなたの机に置いてある英語トルコ語辞書を引かせてもらったんだよ」
「トルコ語を“学んでいる”というのが okuyorum と書いてあるけど、それだと、まるで学校に通って勉強してるみたいだから、chalwshwyorum という別の動詞にしたほうがいいわね」
というわけで、みごとにトルコ語のデビューを果たしたのでした。
これからの学習プランとしては、ぼくなりにトルコ語作文をして、彼女に添削してもらうという形で、勉強を進めようかと思っています。
ちなみに話題のトルコ人職員は、18歳の息子がおられる堂々としたかたです。
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【トルコ語の特殊文字翻字ルール(泉式)】
c + セディーユ(ひげ) ⇒ ch
g + フック(短音記号) ⇒ q
i - 点 ⇒ w
o + ウムラウト(点々) ⇒ o~
s + セディーユ(ひげ) ⇒ sh
u + ウムラウト(点々) ⇒ u~