2007/06/09(土)07:55
二酸化炭素100グラムに占める炭素の重量
二酸化炭素100グラムに占める炭素の重量は何グラムでしょう。
直感で、何グラムくらいでしょう。
わたし、炭素が70グラムくらいあるかなと思いました。
炭素は固体で重いだろう; 酸素は気体で軽いだろう ―― という単純発想で。
隣の席の同僚に聞いたら、
「え? 炭素が50グラムくらいですかね。いや、もっとあるかな……」
なんでこんなことを急に書くかというと、
5月初めから社内の隣の部に移ったら、
会計学の本を読んだり「炭素税」について調べたりと、読み物も変化しましてね、
で、きょうは「炭素税」の基礎を勉強していて、うなってしまったのです。
さぁて、正解は?
……なんと、100グラムの二酸化炭素に占める炭素の重量は
27.29グラム、つまり
27グラムちょい
しかないのですよ。
のこりの72.71グラムは酸素の重さです。
いやぁ、意外でしたね。ちょっとした「トリビア」じゃないですか。
それでね、
それを逆に計算すると、
100グラムの炭素を燃やしたら、366.4グラムの二酸化炭素ができてしまうのですよ。
炭素の原子量(原子1個の質量)が 12.0107
酸素の原子量が 15.9994
ですから、
CO2のなかのCの割合は
12.0107 ÷ (12.0107 + 2 × 15.9994) = 27.29 %
と計算できるのですねぇ。
そしてその逆数が 3.6643
あ、これって、難関校の中学入試の問題に使えませんかね。
ないしは、高校入試の楽勝問題として……。