文春新書『英語学習の極意』著者サイト

2007/12/08(土)12:59

エスカレーター考

エスカレーターの段に2人並んでちょこんと立って右側をふさぐのは、たいていが空気を読む能力を失った「おば(ぁ)さん」である。 動く歩道で横並びに立って通路をふさぐのも、かなりの確率で「おば(ぁ)さん」だ。 その姿を見るたびに「老いて、ああはなりたくないものだ」と思う。 そういう心理が共有されるせいか、けっこうこの「左側に立つ」ルールは徹底している。 ところが、ときによったら下には待ち人があふれているのに、長ぁいエスカレーターの左側だけに列ができ、ほんらいそのエスカレーターのもっている運搬能力の半分しか使えていないこともある。 みんながエスカレーターの段にじっと立つのであれば、1段に2人立ってエスカレーターの運搬能力を最大限に利用したほうが心地いい。 しかし、その臨機応変がいちばん難しい。 ちなみにぼくは、右側がすーーっと空いているエスカレーターをみると、そこをすいすい歩いて上がる口である。 せっかくみんなが気をつかって作ったスペースは、有効活用しないともったいないからね。 (注) エスカレーターで「じっと立つ位置」。東京は左側、大阪では左側、台北でも左側。(だれがどう決めたの?)

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