ドイツ映画 Kirschblueten - Hanami が、1月16日から Cherry Blossoms と題してニューヨークで上映されている。
ニューヨーク・タイムズの映画評 を読んだら、映画の後半は日本でロケをしていて、Aya Irizuki という女優が儚
(はかな)げな舞踏家を演じ、主人公の老人ルディと心の交流をする役回りなのだと。
(ドイツで上映時のポスター)
予告篇も見られる
。(どちらのサイトも、すぐ音が出るので注意!)
ニューヨーク・タイムズのサイト(英語字幕つき)
ドイツの映画作品サイト(下のほうにある “Trailer” をクリックすると予告篇画面が出る)
ところで、出演している Aya Irizuki さんって?
調べたら、この映画はごく短期間、日本でも上映されていた。
昨年10月31日~11月3日開催の
ドイツ映画祭2008 のサイトを見ると、入月 絢
(いりづき・あや)という人だとわかった。
≪(映画の)後半部に登場する入月は場をさらうほどの存在感を見せる≫
と ほめていた。
富士山の見える民宿でのロケは、山梨県富士河口湖町の
丸弥荘 で。
(サイトには、ロケ時に夕食でくつろぐキャストの写真も掲載されていますよ。分かりやすいあらすじも。)
この映画をドイツで観た日本人の感想記を2つ発見した。
東京の音楽大学を卒業後、エッセンとケルンで修行を積み、演奏家としてドイツ在住の
Yuko さんのブログ。ドイツ人の絶賛を横目に、冷めた批評をしておられます。
そして、同じくドイツ在住の
mamapanda_mimi さんのブログ。
映画そのものは好きになれなかった、と。
「日本」 がいかにもドイツ人の都合で 「使われて」 いる感じが納得できなかったようです。
外国人が撮る映像というのは、本国人が見るとなにかとそういう違和感に満ちているものなのかもしれません。
それが発見を生むこともあれば、嫌悪を生むこともあるのでしょう。